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お盆に行う「棚経」とは?お布施の相場や封筒表書きもご紹介

2019.1.14

日本の伝統的行事であるお盆ですが、近年では大型連休と捉える方も多くなってきました。

本来、お盆に行うことや込められた意味などを知らない方もたくさんいらっしゃるでしょう。

しかし、結婚後や引っ越し先などが、お盆の行事が盛んに行われている家族や地域であると戸惑いも覚えることもあります。

今回は「お盆のしきたり」をご紹介します。

「棚経とは?」「僧侶にお布施って必要?封筒表書きの書き方は?」と悩まれている方は参考にしてください。

お盆とは?込められた意味や歴史をご紹介

お盆は、亡くなった先祖の魂を供養する期間です。

この時期、先祖の魂があの世と呼ばれる浄土から、この世と呼ばれる現世へ帰ってくるとされています。

仏教の教えに基づき、この期間、先祖を家に迎え一緒に過ごし、再びあの世へ送ります。

飛鳥時代に天皇が行ったのが始まりとされ、徐々に上流階級に広まり、江戸時代に庶民にも定着しました。

先祖に向けて僧侶にお経をあげてもらう「棚経(たなぎょう)」も、江戸時代に盛んになったといわれています。

お盆の期間は、旧暦で7月13日から16日とされていましたが、明治時代に暦が変わった時に、新暦の7月が農業の繁忙期だったためあらゆる行事を避けるようになりました。

そのためお盆も1ヵ月遅れの8月13日から16日が定着しました。

しかし現代でも東京の一部地域では7月に行います。

また、故人が初めて迎えるお盆を、新盆(にいぼん、しんぼん)や初盆(はつぼん)といいます。

この時はいつもより丁寧に先祖の魂を迎えるしきたりです。

家族だけでなく、親戚や知人などが集まり、法事を行うことも多くあります。

馴染みがないしきたりが多いと、準備するものや僧侶に対するお布施、封筒表書きの書き方など気になることが出てきますね。

お盆に準備するものは?宗派や地域の違いにも気を付けて

お盆には先祖をお迎えし供養するため、盆棚(ぼんだな)と呼ばれる祭壇を作ります。

別名を精霊棚(せいれいだな)といい、ここにお供えをします。

庭先や座敷に、「まこも」と呼ばれるイネ科の植物でできた大型のゴザを引き、その上に机を置いて盆棚を作り、季節の野菜や食べ物をお供えします。

ゴザの上には位牌やろうそく立て、花立て、香炉(線香立て)を置きます。

最後にゴザの四隅に青竹を立てて結界を張るのが基本的な形です。

しかし最近では住宅事情からこれらを組み立てるのが難しく、仏壇の横に小さな机を出して盆棚を作る方法が一般的になってきました。

お盆の有名なお供えは、ナスやキュウリに爪楊枝や割り箸を挿して、馬や牛に見立てたものです。

馬や牛に乗って先祖が浄土と現世を行き来する、という意味が込められています。

加えて、先祖が家を迷わないように盆提灯(ぼんちょうちん)を玄関先に灯します。

昔は庭先でお盆の初日と最終日に焚火をし、「迎え火」「送り火」としてその役目を果たしていました。

しかし、近年の住宅事情から焚火をすることが難しくなり、盆提灯が盛んになりました。

なお、地域で大規模に、迎え火や送り火をする伝統が残っている場合もあります。

京都の「五山の送り火」や長崎の「精霊流し」が代表的です。

その他の供え物の内容は、地域や宗派によって違いがあり、ほおずきや蓮の葉、団子など様々です。

また、宗派によってもお盆に行うことの内容に若干の違いがあります。

代表的な例では、浄土真宗では親鸞聖人の教えに基づいて、お盆に特別なことはしない風習になっています。

引っ越した先の地域や、親戚の宗派などで気になることがある方は、近隣の方に問い合わせると良いでしょう。

さて、盆棚などの準備が整ったら、次は僧侶をお迎えする準備です。

滞りのないように、お布施や封筒表書きについても知っておきたいですね。

次項は棚経についてご説明します。

お盆に行う「棚経」とは?僧侶に対して配慮すること

お盆に行われる棚経とは、僧侶が檀家の家を1軒ずつ回り、先祖に向けてお経をあげる慣わしのことです。

盆棚に向けてお経をあげることから、棚経と呼ばれるようになりました。

棚経は江戸時代に盛んになったといわれています。

きっかけは、隠れキリシタンの捜査でした。

江戸時代にキリスト教を信仰することが廃止され、キリスト教徒は厳しい弾圧を受けましたが、それでもキリスト教信仰者は後を絶ちませんでした。

そのため、役人が家に上がって、キリスト教徒はいないか捜査もされましたが、その際他人が容易に開けられない各家の仏壇に、十字架などを隠されることが多くありました。

そこで地域の僧侶が、お経をあげるという名目で仏壇の中を確認するという役目を言い渡されました。

僧侶であれば各家の仏壇を開けることが許されるためです。

しかし現代では、現世に一時的に戻った先祖への供養と感謝の意味が込められています。

次に、僧侶に対して配慮することについてご紹介します。

まず、棚経の予約はお寺に早めにしましょう。

少なくとも1か月前には予約しておくのが理想です。

当日は盆棚のある部屋に冷房を入れ、冷茶やおしぼりを用意しておきましょう。

僧侶は気温の高い時期に、檀家の家を1軒ずつ回っているので、少しでも快適に過ごしてもらうように環境を整えます。

また、昼食や夕食にかかる時間であれば、食事や仕出しの折り詰め弁当を用意しておくと安心です。

加えてお布施も準備しておきます。

次項はお布施の相場と封筒の表書きについてご説明します。

棚経を行ってくれた際のお布施相場は?封筒表書きの書き方も

棚経のため1軒ずつ檀家を訪ねる僧侶に、失礼なことがあってはならないと不安に思う方も多いでしょう。

この項では、お布施の相場と封筒の表書きについてご説明します。

まず、お盆のお布施の相場は5,000円~20,000円です。

ただし手厚くお経をあげてもらう初盆の際は、30,000円~50,000円が目安とされています。

また、お寺から車やバイクで来られた際には、お車代として5,000円~10,000円を渡します。

加えて、僧侶が忙しく、食事を断られそうであれば、折り詰め弁当もしくは御膳料として5,000円~10,000円を渡すと良いでしょう。

お布施を入れる封筒は、基本的には白い無地の封筒です。

郵便番号などのついていないものを用意し、封筒の中身が2重になっているものはなるべく避けます。

なお、地域によっては、熨斗(のし)が印刷された封筒を使用します。

関東では双銀や白黒、関西では黄色と白の水引が使用されることが多いようです。

ただしお布施自体は棚経への謝礼であり、不祝儀ではないため、「不幸があったわけではない」と水引を使うことを失礼に思うお寺もあります。

気になる方は事前に近隣の方に問い合わせることをおすすめします。

また、封筒の表書きは何も書かなくても失礼には当たりません。

記入する場合は、封筒の上半分に「御布施」もしくは「御経料」と書き、下半分に「○○家」と自らの名字を書きます。

この際、薄墨ではなく、黒墨を使いましょう。

裏には名前と住所、金額を書きます。

金額は旧字体の漢数字を使い記入しましょう。

例えば10,000円なら、「壱萬円」と記入します。

お札は表(肖像がある側)を表書き側にして、お札の金額が書いてあるほうから入れます。

封筒の蓋側にお札の肖像がくるのが正しい入れ方です。

香典などとは反対の入れ方ですので、注意してください。

棚経に対するお布施の渡し方!僧侶に表書き正面を向けて

この項は、お盆に行う棚経に対して準備したお布施の渡し方をご説明します。

お布施を僧侶に渡す際は、封筒を切手盆のような小さなお盆に乗せて渡すのがマナーです。

もしくは袱紗(ふくさ)の上に封筒を乗せ渡します。

もし、お弁当や菓子折りなどほかに渡すものがあれば、その上に封筒を乗せてもかまいません。

手渡しは失礼にあたりますのでやめましょう。

渡す時は、封筒を表書きが僧侶から読める方向に向けます。

そして一言「些少ではありますがお礼でございます、どうぞお納めください」、「本日は○○家のためありがとうございます」などの言葉を添え、渡します。

渡すタイミングは、棚経が終わり僧侶が帰る前が基本です。

しかし時間の都合等でタイミングが合わない予測がされるなら、最初に渡しても良いとされています。

新盆に参加する親族の香典相場は?お布施表書きの書き方も

新盆は、故人が初めて迎えるお盆なので、手厚く魂を迎えるとされています。

そのため、親戚や個人と親しかった人々で法要を行い、食事をすることも多いです。

その際に、家に尋ねる側として気を付けることをご紹介していきます。

服装は、略喪服が基本です。

黒や紺、グレーなどの色のスーツです。

しかし暑い時期なので、スラックスにワイシャツ、半そでワンピースなど、暗い色の平服を着用することも可能です。

なお、昔は初盆の訪問の際、盆提灯や線香、ろうそくなどを持っていくしきたりがありましたが、最近では減りつつあります。

代わりに御提灯代や香典として現金を持っていきます。

香典の金額に決まりはありませんが、3,000円、5000円、10,000円が一般的です。

香典は不祝儀なので、割り切れる偶数は避けます。

なぜなら、「故人との縁を切る」という意味を連想させるといわれるためです。

もしも、食事などを皆で取ることが予定されている場合、それも金額に考慮すると良いでしょう。

また、封筒は双銀や白黒、または黄白の水引を使います。

お札の向きは、お札の表が封筒の裏側、肖像が封筒の下にくるように入れます。

表書きはどの宗派でも対応できる「御供物料」と書くと間違いがありません。

この際も薄墨ではなく、黒墨を使い記入します。

訪問したら家の方に挨拶をし、「心ばかりですがご仏前にお供えください」と香典を渡し、お線香をあげさせてもらいます。

以降は家の方の指示に従いましょう。

なお、棚経に同席し、食事を一緒に取るパターンが多いようです。

お盆や棚経のしきたりを知って先祖を偲びましょう

今回は「お盆のしきたり」についてご紹介しました。

現代では薄れてきたお盆の本来の意味ですが、地域で盛んに行われている場合、しきたりを知っておくと戸惑いがありませんね。

棚経を行ってもらう際は、僧侶に対し失礼のないよう準備しましょう。

初盆の際は、故人の家に招かれることも多いので、服装や持ち物に気を付けてください。

知識を持って、親戚や地域の方と、先祖に感謝し供養したいですね。

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