フランス料理で気をつけたい!パンの食べ方のマナーを知ろう

フランス料理では、必ずと言っていいほどパンが提供されます。

食事の際に、「パンをどこに置けばいいのか」、「パンをどのように食べれば綺麗に見えるのか」などパンの食べ方で悩んだ経験はありませんか?

今回は、フランス料理を食べるときに役立つ、パンの食べ方の基本的なマナーをご紹介します。

また、パンにはバターがついてくるのが定番です。

バターの塗り方についてもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

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食べ方のマナーの前に!パンの種類を知っておこう

フランス料理では、コースを注文するとパンが提供されます。

パンは最初からお皿に置かれている場合と、途中でウエイターが運んでくる場合があります。

まず、こちらでは、フランス料理で提供されるパンの種類をいくつかご紹介していきます。

●バゲット

数あるフランスパンの種類の中で、多く提供されているパンです。

表面は硬く、中はもちもちとした生地です。

素朴な味なので、どんな料理にも合わせやすいです。

斜めにカットされ、食べやすい厚さで提供されます。

●パン・ド・カンパーニュ

バゲットよりも表面は硬いものが多く、中の生地はさっぱりとしています。

特にスープとの相性が抜群です。

こちらも、食べやすい厚さにスライスされて提供されます。

●ブリオッシュ

フランスパンとは違い、甘く柔らかいパンです。

●クロワッサン

表面はサクっとした食感で、中はしっとりとしているものが多いです。

パイ生地に似ているので、ポロポロこぼれやすく、食べ方には注意が必要です。

次項では、パンの置き方のマナーをご紹介していきます。

手に取ったパンはどうしたら良い?置き方のマナー

食べるパンを選んだら、次はパンの置き方を知っておきましょう。

お皿が用意されている場合といない場合には、それぞれのマナーがあります。

お皿が用意されている場合は、メインディッシュのお皿の左側か左上にパンのお皿が置かれています。

ただし、店舗のテーブルのサイズや提供されるメニューによって、場所が変わる場合もあります。

そのような場合でも、基本的にはパンのお皿を勝手に移動させることは避けましょう。

お皿が用意されていない場合は、テーブルクロスの上に直接置きましょう。

なお、お皿が用意されていないのは、店側が忘れてしまったからではありません。

17世紀のフランスでは、お皿の代用として真っ白なテーブルクロスを使用していた歴史があります。

そのため、用意されていないことを指摘するのは避けたほうが良いでしょう。

フランス料理でパンを食べるときは食べ方だけではなく、置き方のマナーも守りましょう。

パンは食べ方だけじゃない?食べるタイミングも重要!

パンを出されたからといって、勢いよくパンに噛り付く食べ方はマナーとして避けたいことです。

フランス料理店で提供されるパンは、箸休めや口の中を綺麗にすることが目的のため、主食ではありません。

コースで次から次へと出てくる料理を食べていると、口の中に色々な味が残ってしまいます。

パンは、口の中の味覚をリセットさせる役目もあります。

一般的には、スープが出されてから、スープがない場合には前菜を食べ終えてから、パンを食べ始めるのが基本的な順番です。

その後も、パンを食べるタイミングは料理と料理の間が良いとされています。

パンのおかわりは自由であることが多いですが、何度も何度もおかわりをすることは、控えましょう。

また、パンはデザートが出される前に片付けられてしまうので、メインが食べ終わると同時ぐらいに食べきっておいたほうが良いでしょう。

例外として、お店によってはコース料理に合わせて、料理との相性を考え、最適なタイミングでパンが提供される場合があります。

この場合には、パンが出された時点で、食べても良いとされています。

しかし、前菜よりも先に提供された場合には、前菜が提供されるのを待ちましょう。

パンの食べ方とバターの塗り方のマナー!

ここでは、パンの食べ方とバターの塗り方のマナーをご紹介していきます。

正しいパンの食べ方は、まずパンを、お皿の上で手で一口サイズにちぎって食べます。

ナイフが用意されていたとしても、パンには使用しないでください。

手でちぎるときは、パンを思いきりちぎるのは避け、ゆっくり丁寧にちぎりましょう。

また、パンにはバターがついてきます。

バターを塗るときに注意したいポイントがあります。

特に、注意すべきシチュエーションは、バターが複数名分まとめてお皿に入っていた場合です。

バターが複数名分まとめてお皿に入っていた場合は、バターナイフを使ってあらかじめ自分が使う分を、自分のパンのお皿に取っておきましょう。

取ったバターの置き場所は、お皿のくぼみに置いてください。

また、バターの塗り方は、ちぎったパンに少しずつ塗って食べましょう。

ちぎる前のパンに、バターをまんべんなく塗ることは行儀が悪くマナー違反です。

バターを塗るときは、左手にパン、右手にバターナイフを持ちます。

バターナイフは、バターを塗り終えたら、その都度、パンのお皿の上に置きます。

正しい置き方は、ナイフの刃を自分に向けて置くのがマナーとされています。

そして、ちぎってある部分が、一緒に食事をしている相手に見えないよう、むきに配慮して自分のパンのお皿へ置きます。

くれぐれも両手にパンを持った状態で食べることは避けましょう。

こぼしてしまったパンくずに対するマナーは?

フランス料理で提供されるパンは、一般的にハード系のパンが多いとされています。

表面が硬いと、ちぎったときにパンくずがボロボロとこぼれ落ちてしまいます。

これは食べ方の問題ではなく、自然なことですので、恥じることではありません。

パンのお皿が用意されていない場合、綺麗なテーブルクロスの上にパンくずが落ちていると気になりますよね。

しかし、自分でパンくずを一か所にまとめたり、手で払ったりすることはマナー違反です。

デザートが運ばれてくる前にウェイターが掃除をしてくれるのが一般的です。

そのため、自分で対処しようとせず、ウェイターが来てくれるのを待つほうが良いでしょう。

どうしても気になってしまう場合は、ウェイターに声をかけても問題ありません。

マナー違反?パンにソースをつけても良いの?

フランス料理のメインディッシュとパンを食べる際に、パンにメインのソースをつけて食べてしまっていませんか。

正しくは、高級なフランス料理店や、正式なコース料理が提供される場面では、パンにソースをつけて食べることは、所作が美しくない等の理由から、好ましくありません。

しかし、カジュアルなレストランや、親しい仲間同士で食事を楽しむ場面では、パンにソースをつけて食べても問題ありません。

また、お皿が綺麗な状態で厨房に戻ってくることは、「料理がとてもおいしかった」という気持ちの表れでもあり、作り手である料理人にとっては非常に嬉しいことです。

しかし、絶対にやってはいけないことがあります。

それは、スープにパンをつけて食べてしまうことです。

スープは、スープ自体を味わう料理なので、パンをつけて食べてしまうのはマナー違反です。

ソースとスープは別物ですので、注意してください。

パンにソースをつける食べ方も、ケースバイケースであることを覚えておきましょう。

フランス料理でのパンの食べ方は基本的には同じ!

日頃から食することの多いパンですが、フランス料理の中で提供されたときのパンの食べ方のマナーをご紹介しました。

基本的にはこの記事で紹介したような、パンの「置く場所」「食べ方」などを覚えておけば、フランス料理を食べるときに悩む心配はないでしょう。

相手に不快感を与えないようにマナーを守って、フランス料理を楽しみましょう。