結婚式で知っておきたいマナー!場面ごとに異なる挨拶とは?

2019年07月01日

結婚式には色々なマナーがあります。

数あるマナーの中でも、結婚式で必ず行われる「挨拶」のマナーを守ることは、特に重要です。

結婚式を挙げる新郎新婦やその親、参列する招待客というように、立場が異なる人物それぞれに、挨拶のマナーがあります。

今回は、結婚式の色々な場面で行われる「挨拶」について詳しくご紹介していきます。

ぜひ参考になさってください。

結婚式が行われる前からマナーがある!結婚式に招待された時の挨拶のマナー

結婚式のマナーは、当日より前から始まっているということはご存知ですか?

結婚式に招待された時点でマナーが問われていきますが、どのように対応するのが良いのでしょうか。

まず結婚式に招待された方は、招待した側が「来てもらいたい」と思ったゲストであるため、招待されたからには可能な限り出席することが望ましいでしょう。

招待状が届いたら、基本的には3日以内に挨拶という意味もこめて返信するのがマナーです。

事前に電話などで回答している場合でも、招待状が正式な物になりますので必ず返信しましょう。

もしも、招待状の返信が遅いと相手に迷惑をかける場合があります。

席次や料理といった人数調整が必要になってきますので、遅くても1週間以内と覚えておいてください。

しかし、どうしても仕事の都合などで日程が合わない場合は断らなければなりませんよね。

そのような時は、招待状の返信のみではなくて、電話でお祝いの言葉と同時に欠席理由を伝えましょう。

あくまで出席するのがマナーであり、欠席は失礼にあたるということを覚えておきましょう。

もし欠席する場合の返信や返事は、前述の3日以内ではなく、1週間くらい経った頃に連絡と返信をするようにします。

即答してしまうことは、「都合をつけよう」という意思が全くない態度に見られてしまうためです。

結婚式当日の最初のマナー!受付時には挨拶を忘れずに!

結婚式当日に最初に通る場所が受付です。

受付には細かなマナーがあり意外に知らない方が多いです。

まず、招待状には「何時までに受付を済ませて下さい」といった内容が書いてあることがほとんどです。

そのため、必ず時間を守り、受付を早く済ませることは結婚式では大事なマナーです。

続いて、大事な「挨拶」をします。

受付に着いたら「本日はおめでとうどざいます」とお祝いの言葉を伝えます。

この言葉を言えない方や知らない方は意外に多いものです。

見知った友人が係を行なっている場合だと尚更その傾向にあります。

そのため、名前とご祝儀を渡して終わりというのは避けましょう。

ご祝儀を渡す時には「お祝いの気持ちです」など一言添えるとなお良いですね。

一通り記帳まで終わると、披露宴の挨拶や乾杯の音頭をとられる方にはお車代が渡される場合があります。

もし渡された場合は、頼まれている受付係も困ってしまうので断らずに受け取るようにして下さい。

その場合は後日、新郎新婦にお礼を必ず伝えましょう。

披露宴の乾杯の挨拶をする場合に気を付けたいマナー!

結婚式での乾杯の挨拶は、通常一人の代表者がするものです。

そのような乾杯の挨拶を依頼された方は、どのような点に気をつけたら良いのでしょうか。

乾杯の挨拶にもマナーがありますのでご紹介します。

まず結婚式での乾杯は、披露宴の始まりを意味します。

そのため、乾杯の前には一言スピーチを入れるのが一般的です。

そのスピーチですが気を付けたいことがあります。

それは、スピーチの長さです。

あまりにも長いスピーチは、自己満足のみで周りの参列者が退屈してしまいます。

乾杯の挨拶は短いスピーチを心掛けるようにすることがマナーです。

一言スピーチを入れた後には、いよいよ乾杯です。

乾杯は、スピーチの延長線上で行うとタイミングが分からない場合がありますので注意しましょう。

きっかけ作りが大事なため、声を大きくして「それではご唱和ください」と必ず入れましょう。

そして、「乾杯」と発声し開宴します。

新郎新婦の親は挨拶をする場面がたくさんある!

結婚式での主役はもちろん新郎新婦ですが、両家の親も第二の主役といえます。

当日は新郎新婦同様に忙しいのが新郎新婦の親で、やるべきことはたくさんあるものです。

当日戸惑ったり、慌てたりしないためにも事前に把握することが大事です。

結婚式当日は、まずはヘアメイク担当、介添人、担当責任者などスタッフに挨拶するのがマナーです。

次に、身支度を整えたら、相手の親が到着しているか確認し挨拶を必ず行いましょう。

そのような挨拶が終わる頃には受付が始まります。

受付担当の方は、新郎新婦のために時間を削り、他の参列者の方よりも早く会場入りしています。

ここでも、受付の方への挨拶はきちんと行いましょう。

主賓の方や遠方ゲストの方にはお車代を払う場合があるかと思います。

そういった場合は、受付係の方に渡しておいてもらうようにお願いしておきます。

受付係の方にお車代を渡す場合は、結婚式が終わってから披露宴が始まる前に渡すようにしましょう。

また、主賓や乾杯の音頭をとられる方が到着したら、速やかに挨拶ができるようにしておくことが大切です。

さらには、親族が集まり始めたら控え室に顔を出して、挨拶するのも礼儀でありマナーです。

披露宴に移ったら、歓談時間があるのでその時に上座から順番に挨拶回りを行います。

なお、挨拶回りには大事な順番があります。

上座、自分側列席者、相手側列席者、そして自分側の親族、相手側の親族の順がマナーですので必ず覚えておきましょう。

もしも、挨拶回り中にスピーチや余興が始まったら、その都度席に戻ります。

披露宴が終わり会場を後にする際には、スタッフが基本的にはしますが、列席者の荷物の忘れ物がないか確認する心配りも大切です。

お世話になった会場スタッフにも挨拶し披露宴がお開きになります。

新郎新婦の親の役割は挨拶がたくさんあり大変ですが、マナーに気を付けて当日を迎えましょう。

披露宴での新郎の挨拶は感謝の気持ちを込めて!

披露宴では新郎が代表して参列者に挨拶します。

近頃では、披露宴終盤の謝辞のみではなくて、ウェルカムスピーチも一般的に行われてきています。

ウェルカムスピーチは参列者に対して、本日お越しいただいたことに対しての感謝の気持ちを言葉で表現するものです。

また、やや堅苦しさのある結婚式から、披露宴会場の雰囲気を和ませるために、一つの手段として始まったともされています。

新郎新婦のために出席している参列者は時間を空けて出席してくれています。

堅苦しさはいりませんが、その方々のためへの大事なスピーチです。

そのため、マナーは保ちつつ和やかにスピーチをすることをおすすめします。

注意点は、スピーチが長いのも良くないので1分以内を目安にしそれより短い30秒程度でも全く問題はありません。

そして、披露宴最後の新郎の挨拶についてです。

ここでも本日のお礼と感謝の気持ちを伝え、それと同時に今後もパートナーと支え合っていきますということを伝えましょう。

結婚式と合わせると長時間経ち、参列者もお疲れの場合が多いので、最後の謝辞は2分くらいを目処にすると、参列者を気遣うことになるでしょう。

結婚式のお開き時は感謝の気持ちをもう一度伝えよう!

結婚式での披露宴がお開きになる際には、参列者それぞれにもう一度感謝の気持ちを伝えましょう。

披露宴ではお開きになると新郎新婦が先に会場を後にし、新郎新婦とその親が並んで参列者を会場からお見送りします。

まずは、参列者のマナーからご紹介します。

参列者はお開きになったら、忘れ物がないか確認して会場を後にします。

なお、メッセージカードや席次表、席札、お花などは必ず持ち帰りましょう。

結婚式で用意されたアイテムを置いて帰るのはマナー違反になりますので注意が必要です。

そして、意外に多いのがいつまでも会話をしていて会場から出てこない方です。

新郎新婦が待っているのと、送迎バスが出ている場合は他の参列者にも迷惑がかかってしまいます。

そのため、速やかに退場するように心掛けましょう。

また、会場を後にする際は、同じテーブルの席だった方々に挨拶をし、通りすがる会場のスタッフにも挨拶します。

そして、会場の外に居る両家の親には「本日はお招き頂きありがとうございました」と伝えます。

新郎新婦には「末永くお幸せに」などと祝福の言葉を最後にもう一度伝えましょう。

次に、新郎新婦側です。

忙しい中時間を空けてくれた参列者に、お見送りの際には「本日はありがとうございました」と必ず全員に伝えましょう。

新郎新婦はこの挨拶がお開きの時は一番大事であるといえます。

感謝とお祝いの気持ちとともに挨拶のマナーを守って結婚式へ!

結婚式での挨拶のマナーについてご紹介してきました。

結婚式では、色々な方に挨拶をする場面が多いことに加え、立場によっても挨拶の言葉は異なります。

ご祝儀を受付に渡す際は、「おめでとうございます」と一言添えましょう。

披露宴での乾杯の音頭や謝辞など、一言の挨拶ではなく、スピーチとして、感謝やお祝いの気持ちを伝える場面もあります。

結婚式に招待した側も、招待された側も、感謝とお祝いの気持ちとともに結婚式に参列しましょう。