手土産の正しい渡し方とは?紙袋・風呂敷の基本マナー

普段の生活やビジネスシーンで、相手とのお付き合いを円滑にするために「手土産」を渡すことがあります。

この手土産には正しい渡し方があり、マナーを守ってスマートに渡すことが大事です。

そこで今回は、基本マナーを踏まえた手土産の正しい渡し方をご紹介します。

手土産を運ぶための紙袋や風呂敷についてのマナーも、一緒に見ていきましょう。

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【基本マナー】手土産の渡し方「いつ渡すのが正しい?」

手土産を持って相手を訪ねた際、マナーの観点から見てどのような渡し方が正しいのでしょうか。

まずは、基本の手土産の渡し方を見ていきましょう。

・どこで渡すのか?

相手の自宅や会社などに到着して、すぐに手土産を渡すのはマナー違反です。

訪問した時は相手もこちらもバタつくことが多く、焦った中で渡すのはスマートとはいえません。

挨拶が終わり、客間や応接室などに通された後に渡すようにしましょう。

・渡すタイミングは?

客間や応接室などに通されたら、再び挨拶をしてから腰掛けることが多いのではないでしょうか。

一息ついたこのタイミングで手土産を渡せるとスムーズです。

もし、レストランなどで食事をする場合は、この序盤のタイミングで手土産を渡すと、相手がずっと手土産を持たなければないことが考えられます。

この場合のみ、食事が終わったタイミングで手土産を渡すようにすると、相手に負担がかからずにすみますね。

・誰に渡すのが正しい?

先方が複数人いる場合、手土産を渡す相手は誰が良いか悩みますよね。

基本マナーの観点では、「立場が上の人に渡す」のが正しいとされています。

ビジネスシーンなどでこちらも複数人いる場合は、立場が上の人が相手の上司などに渡すようにしてください。

手土産の渡し方のマナーには例外もある?

手土産のマナーでは、相手を訪問した際、客間や応接室に通されてから手土産を渡すことが正しいとされています。

ただ、先ほど少しお話ししたように、レストランなどで会食した際は、食事を終えた最後に渡したほうが良いなどの例外もあります。

ここでは手土産の渡し方の、例外を見ていきましょう。

・生鮮食品

冷蔵品や冷凍品など、少し痛みやすいものを手土産に選ぶこともあるでしょう。

その場合、訪問して挨拶をした後に、すぐ玄関で渡すことをおすすめします。

「すぐ冷蔵庫へ入れてくださいね」と、一言添えることを忘れないようにしてください。

・生花

生花は客間まで持ち運ばずに、玄関先で渡します。

これが生花のスマートな渡し方で、相手の好感度も上がるでしょう。

・部屋に上がらない場合

部屋に上がらずに、玄関で挨拶だけして帰ることもあるでしょう。

その場合は、挨拶を終えたタイミングで手土産を渡します。

・ホームパーティーの場合

ホームパーティーのように厳粛な場でない場合、ほかの訪問客は手土産なしで来ることが予想できます。

その人たちに合わせて、手土産は玄関先で渡してしまいましょう。

空気を壊さないための気配りが大事ですよ。

手土産を入れる紙袋・風呂敷のマナー

手土産の渡し方には例外があることが分かったところで、ここでは紙袋・風呂敷のマナーについて考えていきましょう。

相手を訪問する際、手土産は紙袋や風呂敷に入れて持ち運ぶのが一般的ですよね。

フォーマルな場では風呂敷で包むことが望ましいですが、昨今では紙袋でもあまり問題はありません。

そして紙袋や風呂敷には、基本的なマナーがあります。

それは、手土産は「紙袋や風呂敷から出して相手に渡さなければならない」ことです。

基本的に、紙袋や風呂敷は手土産を運ぶ際にほこりや汚れがつかないように使うものです。

そのため、そのままの状態で相手に渡すのは失礼にあたり、マナー違反です。

紙袋や風呂敷は手土産を出した後に素早くたたみ、バッグなどにしまいましょう。

ただ、ここでも例外があります。

それはビジネスシーンの場合で、手土産を受け取る場所が必ずしも自社だとは限りません。

出先であったりこちらの会社だったりした場合、手土産を紙袋から出してしまうと、相手は持ち運びが大変になってしまうでしょう。

この場合に限り、紙袋に入ったまま手土産を渡すことが良いと考えられています。

注意!手土産を渡す向きにもマナーがある

手土産のマナーから見た正しい渡し方は、「客間や応接室に上がってから」、「紙袋・風呂敷から出して渡す」などをお話ししました。

ここでは、実際に渡す時の手土産の向きなどを見ていきます。

紙袋や風呂敷から手土産を取り出したら、いったん自分のほうに正面を向けて、手土産に汚れや破れなどがないか最終チェックをしてください。

問題なければ、手土産を時計回りに90度回し、さらに90度回して、相手から見て正面になるようにします。

熨斗や絵柄が印刷されている場合は、どちらが上か分かりやすいでしょう。

相手にきちんと正面が向いているか確認してから、手土産を渡してください。

包装紙だけで包んでいる手土産の場合、上下が分かりにくい場合があるので注意してくださいね。

次項では、手土産を渡す際に「添える言葉」について、ふさわしいものを考えていきましょう。

手土産の正しい渡し方!「添える言葉」に注意しよう

相手に手土産を渡す際、無言で渡す人はいないですよね。

何かしら言葉を添えて渡すものですが、手土産の渡し方のマナーでは、添える言葉にも注意が必要です。

以下で、手土産を渡す際のふさわしい言葉をご紹介します。

・「つまらないものですが」

少し前までよく耳したこの言葉は、謙遜の意味を含んでいます。

昨今では「つまらない」という言葉が、謙遜しすぎているイメージが強いという理由で、あまり使われなくなってきました。

比較的年齢が高い世代が使うことが多いようです。

使うことは決して間違いではありませんが、一部の人のみが使う言葉に留まる形となっていると覚えておきましょう。

・「ありきたりのものですが」

昨今ではこちらの言葉が主流となっています。

手土産の品は同じようなパターンが多いため、「ありきたりなもの」という表現が合っています。

また、「つまらないもの」よりも表現が明るい意味を持つため、使いやすいという声も耳にします。

ほかにも「お口に合うと良いですが」など、謙遜なしで相手を着配る言葉も多く使われているようです。

手土産に向いている品物とは?

手土産のマナーでは「渡し方」も大事ですが、「何を手土産に選ぶか」も重要です。

ここでは手土産に向いている品物をご紹介していきましょう。

・菓子折り

一般的な手土産と聞いたら、菓子折りを思い浮かべる人は多いでしょう。

クッキーなどの焼き菓子は日持ちするものが多いため、賞味期限の短い半生菓子などよりおすすめです。

また、個包装になっているものなら、湿気ってしまう心配がないため、なお喜ばれるでしょう。

ブランドのお菓子や、人気の菓子折りなどを事前にリサーチして贈ると、センスが良いと好印象を与えるでしょう。

・お茶

相手がお菓子などの甘いものが好きだとは限りません。

お茶であれば、日持ちもするうえに、口にする機会は多いでしょう。

また、お茶には緑茶やほうじ茶、紅茶などの種類がたくさんあるため、相手の好みに合わせて購入するのもおすすめです。

・縁起が良いもの

おめでたい場合の手土産なら、縁起の良いものを選ぶのがおすすめです。

バームクーヘンやどら焼き、まんじゅうなどは縁起物の定番だと言われています。

それらは半生菓子が多いため、最低でも3日くらい日持ちするものを選ぶようにしましょう。

手土産はマナーを守って正しい渡し方をしよう

手土産には正しい渡し方があり、マナーを守って渡す必要があります。

渡すタイミングは客間や応接室に通されてからにして、手土産は紙袋や風呂敷から出して渡しましょう。

しかしこれには場合により例外があるため、渡すタイミングを事前に頭に入れておくことが大事です。

また、手土産は比較的日持ちするものを選び、添える言葉に注意して渡しましょう。

基本のマナーを守り、正しく手土産を渡してくださいね。