ビジネスでブーツはマナー違反?女性・男性それぞれのマナー

2020年01月23日

ビジネスシーンでは、ブーツは基本的にマナー違反と考えられていることが多いです。

ブーツにはカジュアルなイメージがあり、仕事中に履く靴としてはふさわしくないでしょう。

特に女性は、制服やスカートだとブーツの足元が目立つことがあります。

しかし、男性の場合はスーツを着ていればズボンが裾まであるため、ブーツを履いていたとしてもあまり目立たないかもしれません。

ビジネスでブーツを履くことができるのか、男女別で考えてみましょう。

ビジネスシーンで女性のブーツはマナー違反に!そもそもブーツとは?

寒い季節には、ブーツを履いてファッションを楽しむ方も多いですよね。

特に女性ならロングブーツを履いていることもあるでしょう。

「冬ならではの楽しみ」であるブーツの着用ですが、それはプライベートの場面に限ることかもしれません。

ビジネスシーンにおいてブーツはカジュアルすぎる傾向があり、制服やスカートなどでは合わないこともあるからです。

このような理由から、ビジネスシーンではブーツは基本的にマナー違反と見られるようです。

そんなブーツですが、元々は乗馬の際に足を保護するために作られました。

また、軍服に合わせる靴としても多く使われていたようです。

あとは、寒さから足を守るための防寒用としてです。

こういった使われ方を経て、ブーツは履きやすく薄い皮素材に変化してきました。

そして、今ではファッションに取り入れるアイテムのひとつとしても定着し、素材も本革だけでなく合皮で扱いやすいタイプも増えています。

ブーツの長さも、ショートからロングまで色々と選ぶことができます。

ビジネスでのブーツは女性ならNG!通勤中ならマナーとしてOK?

ビジネスシーンでは、ブーツは基本的にマナー違反と捉えられることが多いため、女性なら仕事中履くのは避けるべきでしょう。

それでは通勤に使う場合はどうでしょうか。

ブーツは、通勤中なら問題ないと言えるでしょう。

ただし、会社に着いたら履き替える必要があります。

基本的に着用が許されるのは通勤時のみで、仕事の場合には制服などの仕事着にふさわしい靴に替えることが大切なのです。

履き替えるのは、ヒールの低い黒いパンプスが一般的です。

ヒールが細いタイプは、仕事中バランスを崩しやすいことがありますので避けたほうが良いでしょう。

会社に着いて履き替えるのであれば、ロングブーツなどでも問題ありません。

ただし、会社から客先へ直行するような場合は、ブーツを履いていくことはNGです。

外歩きをするような仕事の場合は、足が疲れにくいパンプスを選ぶことが大切でしょう。

ロッカーにブーツを置けない!ビジネスでは周りへの影響を考えるのがマナー

ブーツで通勤する場合、困るのがブーツの置き場所ではないでしょうか。

個人のロッカーがあるような会社なら、ロッカーの中に入れておけば良いでしょう。

しかし、中には個人のロッカーがない会社もありますよね。

そのような場合には、自分の机の下に置くようにしましょう。

ただ、社内にブーツを保管する場合は、ビジネスで関係する周りの人への配慮を考えることは大切です。

ブーツは他の人から見えないような位置に置き、臭いがしないよう消臭剤を入れたり、消臭スプレーを活用したりするとマナーとして良いでしょう。

机の下に置いておくとブーツが目立ってしまう場合は、ブーツがすっぽり隠れるようなケースを用意することもおすすめです。

ロングブーツなら、形が崩れないようにブーツスタンドなどを活用しましょう。

なお、会社にブーツを置いておくスペースがない場合、ブーツでの通勤は諦めたほうが良いかもしれません。

どうしてもプライベートの関係などで仕事終わりに履きたいのであれば、駅のコインロッカーなどを利用する方法もあります。

男性はブーツをビジネスでも使える!その理由は?

男性は女性の場合と違い、ビジネスシーンでもブーツを使えるようです。

女性はスカートだったり、パンツスタイルだったり、足が見える割合が服装によって変わってきますよね。

特に女性のブーツは形・色など多岐に渡っていますので、仕事として使うことが難しいと言えるでしょう。

しかし、男性は基本的にビジネスではスーツを着ている方が多いです。

スーツは上下セットで、パンツは長ズボンです。

服装はシンプルで、スーツにブーツを履いてもブーツの長さはパンツに隠れてしまいますので、それほど目立つことはありません。

このことから、男性の場合はブーツを合わせてもマナーとしてOKなことが多いのです。

但し、ブーツの長さには注意が必要です。

スーツに合わせるのは、基本的にくるぶしが隠れる程度のショートブーツに限ります。

ショートブーツなら、パンツの裾からブーツが見えたとしても違和感がないことが多いからです。

色は、黒がビジネスシーンでは合わせやすいでしょう。

茶色の場合はダーク系にすることで、目立ち過ぎを防ぎましょう。

男性がビジネスで履くショートブーツ!どんな種類がある?

男性は女性と違いスーツでのパンツスタイルが多く、服装もシンプルです。

マナーのことを考えても、ショートブーツならビジネスシーンで履くことができる場合があります。

こちらでは、男性が履くブーツはどのような種類がおすすめなのかご紹介します。

まずおすすめしたいのが、チャッカブーツです。

チャッカブーツは、甲よりも高い位置に紐がついているようなブーツのことです。

紐がついていることによってフォーマルさを出すことができます。

つま先のデザインによってもブーツの雰囲気を変化させることができますので、スーツに合わせて色々試してみることをおすすめします。

もう少しカジュアルでも良ければ、サイドゴアブーツもいいかもしれません。

サイドゴアブーツは、くるぶし側のサイドがゴムのように伸びる生地になっています。

そのため、着脱がしやすいです。

高さがそれほどありませんので、スーツとの相性も良いと言えます。

なお、ブーツを購入される場合は、自分がビジネスで着るスーツに合うかどうか、必ず確認してからにしましょう。

本来ビジネスに合わせたい男性の靴とは?

ビジネスシーンでの服装のマナーは、昔よりも緩くなっているのかもしれません。

昔なら、ビジネスにブーツという考えはなかったからです。

こちらでは、本来、ビジネスに合わせたい男性の靴についてお話していきます。

スーツはヨーロッパで生まれましたが、スーツには紐の革靴を合わせるのが決まりだったようです。

靴先のデザインは、横一線が入っているストレートチップや何もデザインされていないプレーントゥがフォーマルなシーンで使われます。

少しカジュアルになると、Wの形がデザインされているウイングチップ、元々は修道士が履いていたモンクストラップというタイプがあります。

また、色は黒か茶色がビジネスファッションでは許されているとのことです。

まずは、何にでも合わせられる黒を持ち、雰囲気を変えたいのであれば、もう1足は茶色を揃えるようにしましょう。

なお、ローファーなどのスリップオンタイプの革靴は、ビジネスシーンに合わせるスーツに合わせるのはNGのようです。

着脱のしやすさがポイントですが、スリップオンタイプではワーキングシューズと見られてしまうでしょう。

もちろん、ブーツなどはカジュアルなものであることから、本来ならNGです。

ビジネスでのブーツ!女性はNG・男性はショートブーツならOK

ビジネスでのブーツですが、女性の場合は基本的にNGです。

ただし、通勤には問題ありませんので、会社に着いたらパンプスなどに履き替えてください。

ブーツの保管はロッカーにするか、自分の机の下に置きましょう。

男性は女性とは違い、スーツでのパンツスタイルが多く服装もシンプルですので、ショートブーツであればビジネスで使うことも可能です。

ただし、職種や職場によっては基準が変わってくることもあるので注意しましょう。