長寿のお祝いに素敵なプレゼントを!人生の節目に心を込めて

2020年02月21日

長寿祝いと言えば「還暦」もその一つですが、実は還暦を過ぎると数年ごとにたくさんのお祝いが続きます。

そんな人生を長く歩んできた長寿のお祝いには、心に残るような素敵なプレゼントを贈りたいですよね。

そこでこの記事では、長寿祝いの種類からプレゼントの相場、選び方まで詳しくお話ししていきます。

人生の節目に心を込めた贈り物をしましょう。

長寿祝いのプレゼントはどう決める?お祝いの意味からテーマを絞る

おじいちゃん、おばあちゃんの長寿のお祝いには、これからの健康への願いを込めた、喜んでもらえるプレゼントを選びたいですよね。

しかし、冒頭でも述べたように、長寿のお祝いは還暦から数年ごとに続くこともあり、その都度贈るプレゼント選びにはなおさら悩んでしまうでしょう。

そんなとき、プレゼントを決める際の材料として、それぞれの長寿祝いの意味や象徴とされる色を知っておくことをおすすめします。

例えば、60歳の還暦祝いには、赤いちゃんちゃんこや頭巾を身に着ける風習がありますが、これは「赤」という色が縁起が良く、かつ魔除けの意味があることから、還暦祝いのシンボルカラーとして根付いています。

近年では、そのような由来から、「赤」をモチーフとするプレゼントが還暦祝いで選ばれ贈られるようになりました。

このように、長寿祝いのカラーに因んだプレゼント選びをすることで、テーマも絞りやすくなるはずです。

長寿祝いの種類や意味合いは?シンボルカラーをプレゼントに

では、還暦を含めた長寿祝いの種類や意味、シンボルカラーをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

なお、以下はいずれも数え年で記載しています。

【60歳:還暦】

●カラー:赤

●由来:数え歳で61歳、満60歳を祝う節目で、60年生きて干支が生まれた年(暦)に戻る(還る)ことから

干支がひとめぐりし、生まれ戻って新たな暦を迎えることから、赤ちゃんに因んだちゃんちゃんこや頭巾が還暦の象徴となっています。

【70歳:古希(こき)】

●カラー:紫

●由来:唐の詩人が歌った「人生七十古来稀なり(人生七十年生きる人は古くから稀だ)」という一節から

【77歳:喜寿(きじゅ)】

●カラー:紫

●由来:「喜」という字の草書体が「七十七」と分解できることから

【80歳:傘寿(さんじゅ)】

●カラー:金茶

●由来:「傘」の略字が八と十を重ねた形になることから

また、金茶は長寿を象徴する色とされています。

【88歳:米寿(べいじゅ)】

●カラー:金茶

●由来:「米」の字が「八十八」と読めることから

【90歳:卒寿(そつじゅ)】

●カラー:白

●「卒」の略字である「卆」が、九と十で成っていることから

【99歳:白寿(はくじゅ)】

●カラー:白

●由来:「百」から「一」をとると「白」になることから

【100歳:百寿(はくじゅ)、紀寿(きじゅ)】

●由来:100歳、一世紀ということから

以上のように、長寿祝いはたくさんの種類がありますが、元々は中国の儒教思想に因んで日本に伝わりました。

それぞれ特に決まった祝い方はありませんが、物を贈る場合はシンボルカラーを参考にプレゼント選びをすると良いでしょう。

長寿祝いのプレゼント相場はどのくらい?

長寿祝いには様々な種類があることが分かりましたが、プレゼント選びでまず悩むのが予算です。

お祝いの種類によって予算相場が変わるわけではありませんが、関係性によっては相場が上下します。

また、長寿祝いは必ずしも家族内、親族内に限らず、職場や取引先でも行う場合があるため、社交マナーとして知っておくことが大切です。

では、具体的な長寿祝の予算相場を見ていきましょう。

・子ども:20,000~30,000円
・孫:10,000~30,000円
・親戚:5,000~10,000円
・職場、取引先:3,000~10,000円
・多人数の連名:1人3,000~5,000円

以上のように、一般的にプレゼントの予算相場は、関係性が近いほど高くなると考えてください。

予算を少し高めに考えている場合は、家族や兄弟間などでお金を出し合って購入するとそれぞれの負担も少なくなるでしょう。

長寿のお祝いはいつする?プレゼントでお祝いするタイミング

では次に、長寿祝いでプレゼントを贈るタイミングについて見ていきましょう。

一般的に、プレゼントで長寿をお祝いする時期は、日本古来の数え年(2週間前~前日)が多いです。

しかし近年では、満年齢で長寿のお祝いをするケースも増えてきています。

そもそも「数え年」とは、生まれた年を1歳とし、その後は新年を迎えるたびに年を重ねて数えていく方法で、厄年や長寿祝いなどの特定のシーンで使われています。

一方、現代に馴染み深い「満年齢」では、生まれた年を0歳とし、その後は誕生日を迎えるたびに歳をとっていく数え方です。

こような数え年と満年齢では、1~2年の差が生じるため、長寿祝いを数え年か満年齢でやるかによってプレゼントを贈るタイミングも左右されるわけです。

したがって、伝統的な風習を大事にしたい場合は、数え年でお祝いし、そうでなければ分かりやすい満年齢に長寿のお祝いをすることがおすすめです。

ただし、必ずしも数え年や満年齢にこだわる必要もありませんから、家族や親戚が集まりやすいタイミングを調整してお祝いをすることが望ましいでしょう。

長寿祝いにたくさんの思い出を!近年人気のフォトブック

ここからは、長寿祝いにおすすめしたい人気のプレゼントについてご紹介していきましょう。

まず、近年人気のプレゼントとしては、「フォトブック」が挙げられます。

フォトブックとは、デジカメやスマホで撮影した写真をテーマごとに本にまとめた写真集で、アルバムの一種です。

一般的なアルバムでは、撮影した写真を現像し、1枚1枚をアルバムにまとめて保存していましたが、フォトブックの場合は、撮影したデータを選んで一つの本として編集・印刷します。

文字の入力を始め、写真のサイズや配置を自由に変えることができるため、手作業のアルバムよりも簡単につくれます。

写真の収納力もあるので、子供や孫、親戚、友人など、たくさんの人をテーマにフォトブックをつくるのも良いですし、おじいちゃんおばあちゃんを主人公にしてみるのもおすすめです。

また、中にはスマホやパソコンの機能が苦手という方もいると思いますが、自動レイアウト機能があるサービスを利用すれば、写真データを選ぶだけで簡単にフォトブックをつくることも可能です。

家族や孫との思い出を振り返り、いつまでも大切にしたいおじいちゃんおばあちゃんにとって、フォトブックは長寿祝いにぴったりのプレゼントと言えます。

ぜひ、思い出を一つの本にまとめてプレゼントしましょう。

お祝いの定番はフラワーギフト!ストレートに気持ちを伝える

次に長寿祝いとしておすすめするプレゼントは、定番の「フラワーギフト」です。

お祝いの席を彩り鮮やかに演出し、感謝の気持ちを華やかに、ストレートに伝えることができる人気のプレゼントです。

前述したように、長寿祝いにはそれぞれにシンボルカラーがあるため、例えば還暦には赤い花、古希には紫色の花をテーマに、フラワーギフトをつくると縁起が良いでしょう。

また、フラワーギフトの中では、長寿祝いの色をテーマに注文できるフラワーアレンジメントに加え、お祝いに相応しいとされる胡蝶蘭のギフトも人気です。

と言うのも、胡蝶蘭は華々しい豪華な見た目に加え、「幸せが飛んでくる」という縁起の良い花言葉があるからです。

さらに、すぐに枯れてしまう普通の花とは違い、水やりなどのお世話がなくても2~3か月も花を楽しむことができます。

また、白色の花が主流な胡蝶蘭ですが、古希や喜寿にぴったりな紫系の胡蝶蘭もありますし、長寿祝いのカラーに合わせたラッピングであしらうのも良いでしょう。

人生の節目を祝福する長寿祝いには、気持ちを込めて鮮やかな花を贈りましょう。

人生の節目のお祝いに

長寿祝いに贈りたいおすすめのプレゼントをご紹介してきました。

これら以外にも、長寿のシンボルカラーに合わせた湯飲みなどの日用品など、喜ばれるプレゼントはたくさんあります。

相手の好みや趣味に合ったプレゼントを贈るのも良いですし、特別な記念品を贈るのも良いでしょう。

これまでの感謝やこれからの健康を願う気持ちを込めたプレゼントを贈れるように、よく検討して選んでみてくださいね。