公共の場で気になる悪いマナーの例!やらないように注意!

2020年06月19日

みなさんは、公共の場でのマナーについて考えたことがあるでしょうか。

公共の場でも家の中と同じようにふるまっていると、実は自分の気づかないうちに、周りの人に迷惑をかけているかもしれません。

この記事では、公共の場で気になりやすい、マナーの悪い行動の例をご紹介します。

ついこのようなことをしてしまっていないか、一度振り返って考えてみてくださいね。

公共の場でのマナーとは?

自分の家の中では自由にふるまうことができても、家から一歩外へ出れば、そういうわけにはいきません。

公共の場では、周りの見知らぬ人とお互いに気持ち良く過ごすために、配慮を持ってふるまわなくてはいけないでしょう。

この配慮や思いやりを、公共の場でのマナーといいます。

多くのマナーは明確にルール化されているわけではなく、違反することで必ずしもペナルティなどが科されるわけではありません。

そのため、ときにはついマナーの悪い行動をとってしまうこともあると思います。

また、人によってマナー違反の基準が違うことも大いにありえます。

「これくらいは平気だろう」と思っていることや、もしくは気にもかけていなかったことが、周りの人にとっては不快に感じるマナーの悪い行動かもしれません。

公共の場では、できるだけ周りの人に対する思いやりを持った行動をとりたいものですよね。

次項から、マナーの悪い行動の例をご紹介していきますので、このようなことをしていないかぜひチェックしてみてください。

気になる悪いマナーの例をご紹介!

まずは、公共の場で周りの人が特に気にしやすい、マナーの悪い行動の例をご紹介します。

●大声で話す

電車の中、エレベーターの中など、閉じた空間の中で特に気になりやすいのが、話し声のボリュームです。

聞き耳を立てているわけでもないのに、話す内容が聞こえてしまうと、周りの人たちもなんとなく居心地の悪さを感じてしまいます。

話し相手に聞こえるくらいの最低限のボリュームに落とす、また、エレベーターに乗っている間など短時間であれば話すのを我慢するなどの配慮が必要でしょう。

●くしゃみ・咳をするとき押さえない

くしゃみや咳をしてしまうのは生理現象や体調不良で仕方ないことですが、鼻や口を押さえないと周りの人にかかってしまい、不快感を与えてしまいます。

マスクをするのが一番ですが、していないときはハンカチで押さえたり、上着の肘の内側あたりで押さえたりするのが良いでしょう。

手で押さえた場合、その後に同じ手で電車のつり革など公共のものを触ったときに菌を付けてしまうことがあるため、あまり好ましいとはいえません。

電車内で注意!マナーの悪い行動の例

続いては、電車内で特に注意すべき、マナーの悪い行動の例をご紹介しましょう。

●満員電車で周りに配慮しない

朝の込み合う電車の中では、なんとなくイライラしている人も多く、ちょっとしたことがトラブルになりかねません。

狭い中で荷物を足元に置いたり、無理やりスマホや本を広げたり、降りたい人がいるのに扉の前を譲らなかったりするなど、周りに配慮しない行動をとっているとマナーが悪いと思われてしまうでしょう。

リュックも背負ったままだと気づかないうちに後ろの人の迷惑になってしまうことがあるので、前に持つようにすると良いですね。

●座席の使い方

電車の座席は、できるだけ詰めて多くの人が座れるようにする必要があります。

足を広げて座ったり、隣の人との距離を少し開けたりして、一人分以上のスペースを確保して座るのはマナー違反です。

座席に荷物を置くのも、電車が込み合ってきたときにはやめたほうが良いでしょう。

また、座席に座れないからといって電車内の床に直接座り込むのは、行儀が悪いと思われてしまいます。

他の人の邪魔になりますし、衛生的にも良くないのでやらないようにしましょう。

街中でこんなマナーの悪いことをやっていない?

次に、街中を歩いている際に気になるマナーの悪い行動の例をご紹介します。

●歩きスマホ

近年では歩きながらスマホを操作し、人にぶつかったり交通事故にあったりする例も増えています。

人や車の多いところでは特に危険なので、スマホの画面を注視して歩くことのないようにしましょう。

事故が起きてしまってからでは取り返しがつきません。

●狭い道で広がって歩く

歩道が狭いときは、二人以上で横に広がって歩いていると、後ろの人が急いでいても抜かしていくことができません。

話しながら歩いているとつい後ろの人に気づかず、道をふさいでしまいがちですので、注意してください。

●犬のフンを放置する

散歩中に犬がトイレをしたとき、フンをそのまま放置してしまうのも、マナーの悪い行動のひとつです。

他の人が踏んでしまうととても困りますし、住宅やお店の前で放置した場合は住民や店員が掃除しなくてはいけないので迷惑をかけてしまいます。

飼い主の責任できちんと持ち帰り、捨てるようにしましょう。

食事中に気になるマナー違反の例

食事中にも、周りの人を不快にするマナーの悪い行動があるので、例を見ていきましょう。

●くちゃくちゃと音を立てて食べる

食べる際に口が開いていて、くちゃくちゃと音を立ててしまうのは、一緒に食事をする人にとって気持ちの良いものではありません。

また、口に食べ物が入っている状態で話をするのもマナー違反といえます。

しっかり口を閉じて噛むこと、食べ物が口内にあるときには話をしないことを心がけましょう。

●箸の使い方のマナーが悪い

箸で人やものを指す「差し箸」、どれを取るか迷って箸を料理の上で動かす「迷い箸」、箸で食器を近寄せる「寄せ箸」など、これらは全て箸の使い方のマナー違反です。

他にもさまざまな箸のマナーがあるので、一度確認しておくと良いでしょう。

●店員に横柄な態度をとる

自分が客だからといって、店員にどんな態度をとっても良いわけではありません。

店員に対して偉そうにしたり、失礼なことをいったりするのは、品性を疑われる行為です。

その店員だけでなく、一緒に食事をする人や周りの人にも不快感を与えてしまうのでやめましょう。

一歩間違えれば大事故に!運転中のマナー違反

最後にご紹介するのは、マナーの悪い運転の例です。

運転中のマナー違反は大きな事故につながることもあるので、くれぐれも注意してください。

●無理な車線変更

急いでいるからといって、また、前を走る車が遅いからといって、無理に車線変更をするのはマナー違反です。

十分な車間距離を確保して、安全を確認したうえで車線変更をしないと、事故を起こしてしまう可能性があります。

また、他の車を抜かすために車線変更を頻繁に繰り返すのも、マナーが良いとはいえないでしょう。

●駐車すべきでないスペースに車を停める

駐車場が近くに見つからないときや、空いていないときなどに、駐車スペースとして適さない場所に駐車してしまうのもマナーが悪いです。

例えば、細い道で車を停めれば他の車の通行を妨げてしまいますし、住宅やお店の前に停めるのも迷惑になります。

短時間であっても、健常者が身障者用のスペースに駐車するのも良くありません。

●あおり運転

近年、大きな問題となっているのがあおり運転です。

急停車したり幅寄せをしたりなど挑発的な行動をとり、他の車の運転を邪魔するのは、非常に危険な行為といえます。

もし他の車の運転にイライラしたとしても、仕返しとしてあおり運転をするのは決して許されることではないでしょう。

周りの人への思いやりを持った行動を!

今回は、公共の場における、さまざまなマナーの悪い行動の例をご紹介しました。

マナーは明確に決まっているものばかりではなく、人によってマナー違反の基準が違うこともあるため、守るのが難しいと感じるかもしれません。

そんなときは、周りの人への思いやりを持って行動できているかを自分に問いかけてみてください。

公共の場では「自分が良ければそれで良いや」ではなく、他の人への配慮をしながら、みんなで気持ち良く過ごせるようにしていきましょう。