4歳になった子どもがお箸を使えないことについて

2019年03月04日

日々成長している子供達の姿は微笑ましいですよね。

そんな喜びあふれる生活の中で、子供の「お箸の使い方」について関心のある方も多いのではないでしょうか。

そろそろ箸使いが上手になりそうな4歳という時期に、「お箸が使えない」という我が子の状況を見て、心配になる方もいらっしゃるでしょう。

今回は、4歳のお子さまの箸使いについて詳しくご紹介していきます。

4歳でも焦らないで!お箸に慣れるのは個人差がある

保育園や幼稚園などでは、使いやすいスプーンやフォークを使うことが多いかもしれません。

教育方針などにより、お箸への対応も様々なようです。

ほかのお友達が上手にお箸を使っているのを見ると、まだお箸が使えないお子さまをお持ちの親御さんは焦ることもあるでしょう。

小さいころから使える子もいれば、4歳・5歳でも使うのが難しい子もいます。

手先を充分に使えていなければ、箸を持ったり使ったりしにくいでしょう。

手先を動かせる発達や言語の理解力が伴うことと、お子さまのお箸に対する関心が大切です。

早いうち(2歳頃)からお箸の練習をされる親御さんもおられるようです。

しかし、個人差がありますので発達や興味などを見て3~5歳から慣れ始めても良いでしょう。

お箸の練習を始めてからも、やはり上達の度合いには個人差があります。

すぐに身に付く子もいれば、なかなか上達しにくい子もいます。

得意・不得意もありますので、うまく食べられなければスプーンやフォークに替えながら慣れると良いでしょう。

お箸を使うのはなかなか大変なことで、子どもなりに頑張っていると思います。

そんなお子さまをゆっくりと見守って、周りと比べずにその子のペースで練習できるように応援していきましょう。

お箸が使えない4歳のお子さまにおすすめのトレーニング方法

4歳になったけれど、まだお箸が使えないというお子さまにおすすめのトレーニング方法をご紹介いたします。

お箸を上手く使うには、たくさん身体や手先を動かして遊んでいることが大切です。

ブロックや積み木遊び、粘土やヒモ通しなどはしっかり手を使えます。

シールを貼ったり工作したりする作業は、手先を使える遊びです。

お箸に慣れるまでは、遊びの中から練習しましょう。

ティッシュを丸めたものや小さなスポンジを使って、お箸で挟むゲームなど楽しんでできると良いですね。

ある程度の大きさと柔らかさ・堅さがあるものだと練習しやすいです。

それが慣れてきたら難易度を上げて、豆などでも挑戦してみましょう。

練習用として、割り箸を適度にカットしたものだと使いやすいです。

遊びから食事へ移行できれば、楽しくお箸が使えるようになりそうですね。

お子さまを膝に座らせて食べさせると、視点が同じになりお箸使いを見て覚えられるという方法もあります。

お兄ちゃん・お姉ちゃんがいれば、お箸使いの真似をするうちに使えるようになった子もいるようです。

なにより、ご家族のお箸使いがお手本となっています。

家族皆で楽しくお箸使いを意識できれば、自然に身に付きそうですね。

4歳のお子さまにも使いやすいおすすめのお箸は?

4歳のお子さまにも使いやすいお箸とは、どんなものがあるのかご紹介いたします。

六角箸・四角箸は、等間隔に指が添えやすいのでお箸が使えないお子さまでも使いやすそうです。

矯正箸・しつけ箸は、くぼみや印が付いていて指を添わせる場所が分かりやすいお箸です。

右利き用・左利き用と、利き手に合わせて作られたお箸もあります。

お箸の素材も大切で、木製などで滑りにくいものが良いでしょう。

お箸の長さも重要で、親指の先から人差し指の先までの長さ×1.5倍がベストのようです。

お箸に好きな絵柄がついていれば、喜んで使ってくれそうですね。

お箸の持ち方を覚えられるものもあり、100円ショップでも気軽に購入できます。

色々な商品がありますが、お子さまに合ったものを選んで美味しく食事ができるといいですね。

お子さまが箸を使う妨げになっている意外なものとは?

お子さまのお箸使いの妨げになっているものが、意外なところにあることもあります。

個人的な意見もあり個人差があるものですが、いくつかご紹介いたします。

トレーニング箸が妨げになっていたという例があります。

お箸に慣れるはずのトレーニング箸ですが、逆に変な癖がついてしまうこともあるようです。

お箸に移行したときに、リングが無くて使えないなど慣れるのに時間を要することがあります。

トレーニング箸についてはメリットとデメリットがあり、もちろんお箸使いの練習に役立っている方もたくさんおられます。

4歳だからといって鉛筆持ちができていないのにお箸の練習をすることは、お子さまには苦痛ともいえます。

指それぞれをきちんと動かせなければ、お箸を扱うのは大変です。

ピースができれば、そろそろお箸の練習ができる頃です。

手先が十分に動かせないのにイヤイヤ練習すれば苦手意識がついたり、お箸嫌いになったりしやすいでしょう。

親子で楽しくをモットーに、少しずつお箸に慣れていきたいですね。

使えないという苦手意識を無くしてお箸に好奇心を持たせよう

4歳くらいになると、お箸使いが気になります。

お箸は苦手で使えないという意識を無くして、好奇心を持ってお箸に親しめると良いですね。

同世代のお友達と一緒に食事をすることは、良い刺激になるでしょう。

お箸使いに慣れたお友達がいれば、自分も頑張って使えるようになりたいと思うきっかけに繋がります。

少しずつでもお箸が使えたら、しっかり褒めてあげるとヤル気が育ちます。

2歳ごろから、お箸に興味を持たせてあげることも大切なようです。

それぞれの指を動かせるようになったら、少しずつお箸へ関心を持たせたいですね。

トレーニング箸などを使っているなら、好きなお箸を選ばせて買っておくのも良いでしょう。

トレーニング箸を卒業したら、カッコいいお箸が使えると思えばヤル気に繋がりそうですね。

お子さまの性格はそれぞれですので、上手く好奇心を引き出してあげましょう。

箸を使えないことは色々なことが関係していることがあります

4歳になったけれどお箸が使えないと悩んでいる親御さんもおられるでしょう。

お箸を使えないことには、色々なことが関係しています。

スプーンを使うときに握り持ちをしていると、お箸を上手く使えません。

鉛筆持ちができるようになれば、お箸を持ちやすくなります。

トレーニング箸やその他のお箸が持ちやすくなるグッズなどを使って癖がついてしまうと、お箸に移行しにくくなります。

時々お箸に替えたり、最初だけ使ったり工夫して使うのも良いですね。

近年、手先を十分に使えていないお子さまが増えているとも聞きます。

生活環境や時代の変化に伴い、子供達にも影響が出ているのでしょう。

何でも便利になっていく一方で、生活の中で手先を使うことが減りつつあります。

背筋を伸ばして座ることや、小さな物をつまむことなど色々なことがお箸使いに活かされてきます。

手先を使った遊びをするなどし、まずは鉛筆持ちができるように声をかけましょう。

4歳になってお箸が使えなくても気長に見守ろう

お箸に慣れるまでは、お箸でごはんを食べるのは至難の技です。

4歳になったのにお箸が使えないなんて思わずに、根気強くサポートしてあげましょう。

正しいお箸の持ち方が身に付けば、大人になっても美しいお箸使いができ、どこで食事をしても恥ずかしい思いをすることがなくなるでしょう。

正しいお箸使いができるまで、気長に見守ってあげて下さいね。