ナプキンの使い方を学んでレストランで大人の振る舞いを!
2019年11月13日大人になると、彼女や彼氏とのデートや友人との食事でレストランを利用する場面があるでしょう。
また、会社関係の方々との食事会や接待の場面でも、レストランを使用する方は多いのではないでしょうか。
そのような際、「レストランは何かとマナーがあり難しそう」と困惑する方がいます。
今回はそんな方のために、マナーの一つである「ナプキンの使い方」について詳しくご紹介していきます。
敷居の高いレストランやコース料理があるレストランでは、基本的にナプキンがテーブル上に置かれていますので、この記事をぜひ参考になさってください。
目次
そもそもレストランのテーブル上に置かれているナプキンは何に使うのか?
座席に案内されると、テーブル上に綺麗に折られた布製の純白なナプキンが置かれています。
レストランによって違いはありますが、王冠型に折られている所もあります。
そんなナプキンは、ただの飾りではなくてお客様に使用して頂きたいという思いで置かれています。
ナプキン1つで色々な使い方ができたり、表現ができたりします。
一番の目的は下記で詳しく説明しますが、口を拭くためです。
純白な綺麗なナプキンで口を拭くのには、抵抗のある方が非常に多いのが現実です。
しかし、ナプキンは口や手を拭くために用意された布なので、遠慮せず使用しましょう。
反対にナプキンで口を拭かない事は、レストラン側に対して大変失礼な行為でマナー上とても良くないのです。
ナプキンを手に取るタイミングを覚えておこう!
さて、ナプキンはきちんと使用するのが正しいという事をお話ししました。
では、「いつ」ナプキンを手に取り、「何処に」置いておくのが正しいのでしょうか。
一つずつ見ていきましょう。
まずナプキンを取るタイミングですが、席についてすぐでもなく、料理が運ばれてきた時でもありません。
レストランの場合では、料理をオーダーしてメニューが下げられた後、ナプキンを手に取り膝の上に置きましょう。
その場合注意したいのが、食事をする相手が上司である場合です。
相手が先にナプキンを手に取ってから自分も手に取りましょう。
男女の来店の場合は、レディーファーストという言葉がありますので、女性優先を頭の片隅に置いておきましょう。
しかし、女性側がどうして良いか分からず手に取らないことも多いので、男性側が上手くエスコートできるようにしましょう。
次に、置く位置です。
先程少しお話ししましたが、膝の上に置くのが正解です。
置き方は、次のような方法で行います。
まず、ナプキンを手に取り、そのナプキンを二つ折りにしましょう。
折り目を自分側にし、膝からももにかけて置くのが正しい使い方です。
食事中のナプキンの使い方
ナプキンは、口を拭くために使用し、使い方としては膝の上に置いておくのが一般的です。
では、実際には、どのようにして口を拭くのでしょうか。
二つ折りにされたナプキンは膝の上に置いてあるので、ナプキンの内側を使って拭きましょう。
大胆に行うのではなく、なるべく相手に見えないように少しナプキンを持ち上げて、頭を下げて素早く拭きます。
ここで注意したいのが、私物のハンカチやティッシュを使用しない事です。
使い方が分からない場合や、綺麗なナプキンを使う事に抵抗があると、ついつい私物の物を使いがちです。
しかし、これはレストランに対して、用意されてたナプキンは「汚いので使用できない」という意味合いになってしまいます。
遠慮なく使う事がマナー上正しいので、覚えておきましょう。
反対に、ナプキンを使用する時、周りから見て汚れてると分かる使い方はマナー上良くないので、注意しましょう。
席を外す際はナプキンの置く場所に気を付けよう!
ナプキンの使い方のマナーには、もう一つ、気をつける事があります。
レストランでの食事の際に、トイレや電話などの諸事情で、席を離れる場合がありますよね。
そのような中座の際、ナプキンを置いておく位置にもマナーがあります。
では、何処に置いたら良いのでしょうか。
ナプキンは口を拭いた箇所が周りに見えないように軽くたたみ、椅子の背もたれにかけるか、座面に置くようにしましょう。
ここで一つ行ってはいけない行為があります。
それはテーブル上にナプキンを置いてしまう事です。
口を拭う為に使うナプキンをテーブル上に置いてしまう事は、食事中の相手に大変失礼なので注意しましょう。
ましてや、汚れた箇所が丸見えの状態でナプキンを置いてしまうようなことは、絶対に避けましょう。
席を外す際の補足として、基本的に離席はマナー上とても良くありません。
事前にトイレは済ましておくようにする事と、携帯電話はマナーモードにして周囲に配慮する事が大事です。
レストランでワインを飲む際のナプキンの使い方
レストランに行くと、魚料理や肉料理といったコース料理を注文することが多いです。
欲しい商品を単品で注文する場合もありますが、その時にも魚料理か肉料理は、基本的に注文するのではないでしょうか。
レストランによって違いはありますが、サービススタッフの方が魚料理の時には白ワイン、肉料理の時には赤ワインをオススメしてきます。
普段から飲まれている方は、言わずとも注文するでしょう。
そんな時に、綺麗なワイングラスに唇の跡が残ってしまうことがあります。
グラスに付く唇の跡は、意外と目立ち、相手にも丸見えになってしまいます。
なるべく見られたくないですよね。
そんなワインを飲む際にも、ナプキンが役に立つのでご紹介します。
ワインを飲む時のナプキンの使い方は次のとおりです。
まず、ワインを飲む前に、ナプキンの使っていない箇所で口元を軽く押さえてから飲みましょう。
そうする事で、唇の油分がグラスに付着する事を防ぎます。
魚料理や肉料理などは、どうしても油分が唇についてしまいますのでこの方法はぜひ覚えておいて下さい。
さらに、女性の場合は口紅をしている方が多いと思います。
グラスにはどうしても唇の跡が付着してしまいますので、飲み終わったら親指と人差し指で軽く拭き取りましょう。
拭き取った指先は、膝の上にあるナプキンでそっと拭きましょう。
一つだけ注意したいのは、ナプキンや私物のハンカチ、ティッシュで直接グラスを拭くのは絶対にやめましょう。
ナプキンの最上級の使い方!レストランでの料理の感想はナプキンでも伝えられる!
ここまで色々なナプキンの使い方をご紹介してきましたが、料理を終えて帰る際に最高のナプキンの使い方があるのでぜひ覚えておいて下さい。
レストランで食事を終えて退席する際に、膝の上に置いてあったナプキンで料理の感想を伝えます。
もちろんサービス側に直接口頭で伝える事も大事ですが、ここではテーブルマナーの一つとしてナプキンも使いましょう。
意外と皆さんがやってしまう行動は、汚れた箇所が見えないように綺麗に畳んでテーブル上に置いて帰る行動です。
一見マナー良く見えますが、これは一番やってはいけない行動です。
すなわちマナー違反なのです。
マナー上の意味合いは、「サービスが良くなかった」「料理が美味しくなかった」「口が汚れるまでもない料理だった」となります。
ではどうしたら良いのでようか。
正解は、ナプキンの角と角を合わせないように折りましょう。
置き位置にもマナーがあります。
最後に口にした料理はデザートである場合がほとんどですので、デザート皿の右上に置いて帰りましょう。
椅子の上に置いて帰るのも間違いではありません。
ここでも一つ注意したいのは、ナプキンをクシャクシャにして帰る行動はとても下品ですので絶対にやめましょう。
学んだ事を実践しレストランで大人の振る舞いを!
今回は、レストランでのナプキンの使い方についてご説明してきました。
ただ置かれていたナプキンに、「こんなに沢山の使い方があるとは!」と初めて知った方も多いでしょう。
大人の振る舞いが身に付いている事は、とても素晴らしい事です。
レストランは色々な場面で利用されますが、マナーは全て共通です。