冠婚葬祭などで休みをとるとき失礼にならない言い方について
2019年11月08日会社で公休日以外の休みを申請することはあまり多くないと思いますが、冠婚葬祭の用事の場合は休みが必要になります。
このような用事がある場合は事前に休むことを伝えるのが良いですが、どのような言い方をしていますか?
ここでは正しく知りたい冠婚葬祭で会社を休むときの伝え方など、マナーについてご紹介します。
冠婚葬祭とは
まずは人の一生に関わる大切な行事と言える冠婚葬祭についてきちんと理解しましょう。
冠婚葬祭とは家族や親族で行われる行事の事で、誰もが人生の通過点で経験していくものです。
冠婚葬祭に無縁の人はほとんどいないという言い方ができるくらい大切な行事です。
この冠婚葬祭という言葉の1つ1つの文字にも意味があり、冠は成人式で子どもの成長に伴う行事、婚は結婚式、葬は葬式、祭は法事やお盆などを指します。
特に社会人になると、結婚したり子どもが生まれたりして、冠婚葬祭の行事が増えるのではないでしょうか。
冠婚葬祭は古くからとても大切にされてきた行事と言われていますので、仕事も大切ですが、できれば休みをとり参加したいですね。
冠婚葬祭で休みをとるときの言い方
冠婚葬祭は前もって日程が決まっている結婚式や、法事の場合だと早めに休みの希望を伝えましょう。
早くから伝えておくと、会社にも迷惑がかかりません。
結婚式などは土日に行う事が多いですので、休みをとらなくても良いことがほとんどだと思いますが、実家が地方だと兄弟姉妹の結婚式の為に帰省しないといけない場合もありますね。
最近では海外で結婚式を行う事もありますので、その場合は理由を伝えれば前日からでも休みをとりやすいのではないでしょうか。
ですが、冠婚葬祭は突然の場合もあります。
家族や親族の不幸などの場合はやむを得ないので、すぐに上司に伝えましょう。
その場合は上司などにどのくらい休みがとれるかを確認する必要があります。
慶弔休暇は1日~5日で設定されている事が多く、結婚式の場合、自分だと5日、子どもは2日、親族は1日、配偶者の出産は2日位です。
葬儀の場合は両親、配偶者、子どもの場合は5日、祖父母(配偶者の祖父母)兄弟姉妹2日、親族1日位とされます。
もちろん会社によってはこれ以上の休暇を設定している場合もありますが、規則がない会社で自ら休みを申請するときは目安にしましょう。
休みを申請するときは、丁寧にマナーを守った言い方をすると快く承諾してもらえるのではないでしょうか。
冠婚葬祭時の慶弔休暇について
冠婚葬祭時にとれる慶弔休暇については会社によって異なるので、就業規則をチェックしましょう。
労働者が取得できる休暇には、年次有給休暇産前・産後休業など法定の休暇と法定外の休暇があり、慶弔休暇は法定外の休暇になります。
また小さい会社等では無い場合もあります。
調査では正社員に対して慶弔休暇を付与している会社は8割程度で、パートだと約4割と言われています。
ほとんどの会社で慶弔休暇がとれると言えますので、冠婚葬祭の場合は遠慮なく休みを申請しましょう。
また気になるのが慶弔休暇は有給なのかという事ですが、ほとんどの会社が有給扱いとしているようです。
ですが中小企業などでは無給となる場合もあるようなので就業規則を確認しましょう。
無給の場合は、有給が余っている場合は有給を消化できるかなどの言い方をして休みを申請するのも良いのではないでしょうか。
休みをとるときに守りたい事
冠婚葬祭はもちろんですが、朝になって体調が悪い日や、子どもの発熱などで休みが必要な時もあります。
そのようなとき、会社にどのような連絡手段、言い方をしていますか?
それぞれ会社のルールなどもあり、メールで連絡するところもあるかと思いますが、基本的には電話で連絡しましょう。
メールやLINEだと送信できないときもありますし、時間によっては相手が気づかない場合もあります。
そしてメールなどの文章より直接話した方声の調子などから伝わりやすいです。
自分や家族の体調不良などが原因の突然の休みの場合は、会社にも迷惑をかけてしまいます。
また、前日の夜など会社と連絡が取れる時間であれば早めに伝えましょう。
伝えるときは理由を正直に述べ状況とお詫びの気持ちが伝わるようにしましょう。
気をつけたいのがどんなに大変な状況でも無断で休むことだけは避けましょう。
どうしても電話ができない場合は、無断欠勤よりはメールなどで一言送りましょう。
メールも出来ない状況の場合は家族からでも電話をしてもらった方が良いでしょう。
その場合は電話ができる状況になったらもう一度連絡しましょう。
そしてやはり普段からきちんと仕事をこなすことが信頼につながります。
普段の勤務態度や周りとのコミュニケーション、そして誰かが休んだ時は自分がフォローするなどしておきましょう。
休むとき失礼にならない言い方
冠婚葬祭などでなくても、やむを得ず休みを取りたい時は必ず連絡が必要という事はお話しましたがどうすれば快く承諾してもらえるでしょうか?
まず、体調不良などで休みたい時でも自分で休むという決めつけた言い方をしてはいけません。
自分勝手に休みますと伝えるのではなく、理由を伝え休んで良いかを確認する事が大切です。
体調が悪い時に休んではいけないという上司はほとんどいないはずです。
伝えた後は上司の指示に従いましょう。
そして電話をする時間帯ですが、朝礼などの忙しい時間は避け、朝礼の前や上司が出勤する時間にかけましょう。
始業開始前までに連絡をするのがマナーです。
電話の際は自分の仕事の状況を伝え、代わってやってもらうべき仕事があるのか伝えましょう。
取引先との連絡状況など、会社の迷惑にならないようきちんと報告しましょう。
またいつ頃出社出来そうかなどの目安も伝えると良いでしょう。
インフルエンザなどの感染症が流行する時期は検査結果をきちんと報告し、感染が広がらないために伝えるべきです。
中には休むことを良くないと思い、無理に出社する人も多くいます。
体調が悪い時はどうしても休んではいけないような状況でない場合は休みをとりましょう。
体調が悪く仕事でミスをしてしまったり、風邪をうつしてしまったりと周りに迷惑をかけてしまいます。
休みをとった時のお礼の言い方
休みをとった後、出勤する際はお礼を言う事を忘れないようにしましょう。
お礼はどのような言い方でも気持ちが伝われば良いと思います。
普段から周りとのコミュニケーションをとっていればきちんと連絡をし、お礼をいう事で次回休んだ時も誰かがフォローしてくれます。
ただ、何度も仮病を使ったり、冠婚葬祭を理由にして嘘をついて休んでしまったりすると信頼が無くなってしまうので注意しましょう。
休んでしまったことが申し訳なくて、話題にしたくないという気持ちもわかりますがきちんと感謝の言葉を伝えておく方が会社での人間関係もよりよく築けます。
また自分が休んだ時にトラブルがなかったか、変わった事がなかったかなどの確認もしましょう。
冠婚葬祭などで地方に行き、数日休んだ場合は会社に手土産なども持っていくことでより気持ちが伝わるのではないでしょうか。
また結婚式、出産などのお祝い事の時はお祝いを頂く事もあるかと思います。
お祝いを頂いたら、お返しをすることを忘れないようにしましょう。
冠婚葬祭で会社を休む際はマナーを守ろう!
冠婚葬祭など休みが必要なときは遠慮をせずに休みとりたいですね。
マナーを守り、感謝の気持ちを伝える事で、たとえ休んでしまったとしても、よりよい関係を築く事もできます。
また、休みをもらった後はお礼を伝えるのも忘れないようにしましょう。