結婚式でのマナーを知りたい方必見!食事の基本的なマナー
2019年10月06日結婚式にお呼ばれした際に、食事は楽しみの一つですよね。
しかしながら、披露宴ではフレンチのコース料理などフォーマルな場合がほとんどです。
テーブルマナーがきちんとできるか不安になる人も多いのではないでしょうか。
そこで、せっかくの美味しいお食事をスマートに楽しむために、最低限知っておきたいテーブルマナーをご紹介します。
目次
結婚式の食事がはじまる前にもマナーがある!
結婚式で食事がはじまる前のマナーについてご紹介します。
こちらは結婚式に限らず、すべての食事会で使えるマナーなのでぜひこの際に学んでおきましょう。
・座り方
イスに座る時は、席の左側から座りましょう。
上座や下座の関係でそのようなマナーがありますが、フレンチの場合は西洋文化により、体の左側に剣を所持していたからという説もあります。
退席する時も左側から立ちましょう。
・バッグの置き場所
バックをテーブルの上に置くことはマナー違反です。
手持ちの小さなバッグであれば、自分の背中とイスの背もたれの間に置きましょう。
もしバッグが大きくてイスの背もたれに置けない場合は、隣の席との間隔があれば足元に置くのが良いです。
料理は左側から運ばれることが多いので、自分の右側の足元に置けばサービスの邪魔になりません。
・姿勢について
背筋をピッと伸ばして、テーブルとお腹にこぶし一つ分のスペースを空け、イスの背もたれにはよりかからないように座りましょう。
背中を丸めたり、肩に力を入れたりすると余計に疲れてしまいますので、リラックスしながらも美しい姿勢をキープできるよう心がけましょう。
結婚式での食事が始まる前のナプキンの使い方にもマナーあり!
ナプキンひとつをとっても迷う場面があります。
ナプキンのマナーを見てみましょう。
・ナプキンを広げるタイミング
ナプキンは、だいたい目の前のお皿の上に置かれています。
乾杯の後に広げるのがベストです。
席についた瞬間に広げてしまう人もいますが、食事の始まりの合図ですので失礼にあたります。
・ナプキンの置き方
ナプキンは二つ折りにし、山折りした折り目を体側に向けて膝の上に置きましょう。
首元に下げて使うのは間違いです。
食事中に手や口をふくときは、折りたたんだナプキンの内側でふき、汚れた面が隠れるようにすると良いでしょう。
また、自分のハンカチやティッシュを使って汚れをふくことは、実はマナー違反なので注意しましょう。
・中座するときのナプキンの置き方
結婚式での食事中、写真撮影やトイレに行くなどで席を離れる際は、ナプキンをイスの上に置おきましょう。
軽くたたんでイスの上に置くのが、中座のサインになります。
・食事終了のときのナプキンの置き方
食後は、ナプキンを少し崩した状態でテーブルの上に置いておきましょう。
ナプキンをきれいにたたんでで置くのは、「料理が美味しくなかった」という意味になってしまうので注意してください。
結婚式で出される飲み物にもマナーはあるの?
食事だけでなく、飲み物のマナーについても間違った認識を持たれている人も多いです。
きちんとしたマナーを把握し、結婚式での乾杯を盛り上げましょう。
・乾杯酒について
体質や車の運転などの都合で、お酒が飲めない場合でも、乾杯の際は乾杯酒が入ったグラスを持ちましょう。
実際にお酒を飲む必要はなく、グラスに口をつけて飲むふりをするだけで問題ありません。
・お酒を注ぐタイミング
ビールを自分たちで注ぐ形式でテーブルに用意された場合、すぐに注いだり飲み始めたりしないでください。
乾杯が合図となるため、「乾杯の用意をお願いします」などの司会者の案内があるまでは待つようにしましょう。
・乾杯の仕方
乾杯のタイミングで、グラスを持って立ち上がります。
フォーマルな場では、乾杯時にグラス同士を合わせないのがマナーです。
グラスを目の高さまで上げ、周囲の人と向かい合い「乾杯」と言いましょう。
一口飲んだら、グラスをテーブルに置き、拍手をします。
いっきに乾杯酒を飲み干さないように気をつけましょう。
結婚式での食事ではカラトリーも上手に使いこなそう!
カトラリーとは、フォークやナイフのことをさします。
フレンチのコースの場合は、さまざまな形・大きさのカトラリーがテーブルの上に並んでいます。
たくさんあるので、どれから使って良いか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
それでは、カラトリーについて確認してみましょう。
・カラトリーの使い方
結婚式でのフレンチのコースは、①前菜、②スープ、③魚料理、④口直し、⑤肉料理、⑥デザートの順で出てくることが多いです。
基本的には、ナイフとフォークは外側から順番に使っていくのがマナーです。
どのカトラリーを使えば良いか分からない場合は、サービス係に聞いてみましょう。
・カラトリーの持ち方
フォークは左手、ナイフは右手で持ちます。
フォークとナイフの刃の付け根部分にそれぞれの人差し指を添えて持ちましょう。
カチャカチャと大きな音を立てたり、物を噛むときもクチャクチャと音を立てたりしないように気をつけましょう。
・カトラリーの置き方
【食事中】
食事の途中でカトラリーを置きたいときは、フォークとナイフがハの字になるようなかたちで置きましょう。
そうすれば「まだ食事中です」ということが分かります。
また、ナイフの刃は内側に向けましょう。
【食後】
食事が終わったら、フォークとナイフは右側に平行にそろえて斜めにして置きます。
この場合も、ナイフの刃は内側に向けましょう。
慣れないフランス料理でもコレだけ押さえればもう安心!
普段食べなれない、フレンチのコースは緊張してしまいますよね。
結婚式の食事で出てくる料理の順番に沿ってマナーを確認していきましょう。
・スープの飲み方
スープは、スプーンを手前から奥へと動かしながらすくってください。
飲む際には、音を立てないように注意しましょう。
量が少なくなったからといって、お皿を傾けてすくうのはやめましょう。
・魚料理
左手にフォーク、右手にフィッシュスプーンを持ちましょう。
フィッシュスプーンですくって食べるのではなく、フォークの背に料理とソースをのせて食べます。
・肉料理
肉料理は、左端からひと口分ずつ切り分けて食べます。
一度に全てを切ってしまわないように注意しましょう。
・デザート
最近では、デザートビュッフェとして、自ら取りにいくスタイルも増えてきています。
どれもキレイで目移りしますが、必ず食べきれる量をお皿にとりましょう。
こんな時どうするの?結婚式での食事あるある
基本マナー以外でも、結婚式の食事中は「こんな時どうすれば良いの?」という場面がたくさんあると思います。
そのようなよくある疑問と対処法をご紹介します。
・パンを食べるタイミングはいつ?
パンは最初に出てくることも多くありますが、魚料理や肉料理と合わせて食べるのが基本です。
メイン料理の前に、先にパンを食べてしまってお腹がいっぱいになってしまわないように注意しましょう。
また、パンはあくまで付け合わせです。
おかわりはサービス係にすすめられた際には問題ないですが、わざわざ追加で注文するのはやめましょう。
・お箸で食べたいときはどうしたらよい?
フレンチのコースでも、結婚式の食事ではお箸が用意されていることがほとんどです。
とくにフォークやナイフの扱いが難しいお年寄りや小さなお子様のゲストの場合は、お箸をお願いしても問題ありません。
・ナイフやフォークを落とした時はどうすれば良い?
カトラリーを落とした場合は、自分でひろわずに手をあげてサービス係の方に知らせましょう。
・食事中のスピーチや余興の時はどちらを優先したら良いの?
結婚式の食事中は、スピーチや余興などさまざまな内容の演出が盛り込まれています。
その間は、食事の手を止めて一緒に楽しみましょう。
結婚式の食事中は、食べるペースも周りの人と合わせることが大切です。
食べることに夢中になったり、お喋りばかりして食事がおろそかにならないようにしましょう。
・結婚式の食事中にトイレに行きたくなってしまったら?
食事中に席を外すことがないよう、トイレはできるだけ結婚式の披露宴がはじまる前に済ましておくと良いです。
どうしてもトイレに行きたくなった際は、メイン料理が終わってから演出の邪魔にならないタイミングで行くようにしましょう。
・食べ物を残しても良いの?
満腹になってしまったり、苦手な食材が出てきてしまったりすることもあると思います。
どうしても食べられない場合は、残しても大丈夫です。
食事の途中だと思われることもあるので、サービス係に一声かけてお皿を下げてもらいましょう。
マナーの基本を押さえれば怖くない!結婚式の食事を楽しもう!
結婚式での食事でのテーブルマナーを確認してきました。
結婚式の食事が始める前から守るべきマナーがあります。
椅子の座り方やナプキンの使い方など、気にすることは多いですがせっかくの結婚式ですから、楽しみたいですよね。
この記事でご紹介した基本的なテーブルマナーをしっかり押さえれば何も怖くありません。
結婚式の食事を存分に楽しみましょう。