還暦の同窓会の幹事に!式次第の決め方はどうしたらいいの?
2019年10月07日いつになっても学生時代の友人たちと顔を合わせる同窓会は楽しいものです。
その中でも、還暦記念の同窓会は出席者の方々の節目ともなる大事な機会ですので、皆さんの思い出に残る素敵な同窓会にしたいですね。
今回は、還暦の年に開催する同窓会の幹事さんが手配しておきたいもの、式次第の決め方など、事前準備などをご紹介します。
目次
同窓会幹事がやっておくべき事前準備と段取り
還暦記念の同窓会の幹事になった場合にこなさなければならない仕事は、以下のようなものがあります。
【幹事メンバーの決定】
還暦に限らず、同窓会の幹事は一人では出来ません。
同窓会の規模にもよりますが、最低4名はメンバーが必要となるでしょう。
メンバーはできるだけバラエティに富んだ顔ぶれのほうが同窓会は成功しやすい傾向にあります。
学生時代の仲の良い友達だけでの同窓会は、出席者が集まりにくく内輪だけで終わってしまいがちです。
学生時代のクラス、部活動、卒業後の進路、職種など、なるべく重ならないようなメンバーにすると皆さんが参加しやすくなります。
【スケジュールの決定】
同窓会メンバーが決まったら、開催までのスケジュールと幹事が集まって打ち合わせできる日程、会場、式次第などを決めます。
【招待者のリストアップ、招待状の発送、返信ハガキの管理】
卒業アルバムなどを参考に同窓会に招待する人をリストアップし、招待状を発送します。
来賓となる恩師や同窓会ゆかりの方などには発送前に一報を入れて、還暦同窓会の開催を案内し、郵送で招待状をお送りします。
【会場の手配】
同窓会の参加人数が決定したら、本格的な会場の手配に入ります。
会場の大きさ、予算、料理やお酒の内容、席次など当日までに会場の担当者と詳細を打ち合わせておきましょう。
同窓会が盛り上がるかどうかは進行次第!式次第を考えよう
還暦の同窓会の幹事がすべき事前準備のもうひとつは、式次第を考えておくことです。
式次第の内容と進行に、会が盛り上がるかどうかがかかっていると言っても過言ではありません。
式次第として考えられる基本の構成は下記のようなものがあります。
・開会のことば
・幹事代表挨拶
・来賓祝辞
・乾杯
・写真撮影
・歓談、余興
・中締め挨拶
・閉会のことば
開会・閉会のことば、幹事代表挨拶、中締め挨拶は幹事が行いますが、すべて違うメンバーが行うほうが良いでしょう。
来賓祝辞は恩師や同窓生ゆかりの方に、それに次ぐ来賓の方に乾杯のご発声を事前にお願いしておきます。
出席者全員で記念写真を撮影するタイミングは、開会の前や閉会してからなどでも良く、特に決まったものはありません。
しかし開会の前ではまだ雰囲気がほぐれず、閉会の際にはお酒が入って赤くなった顔を撮られるのが嫌という方もいますので、乾杯後ひとしきり歓談した15~20分後のタイミングが最も和やかな表情で撮影できます。
この骨組みを基本として、出席者全員が楽しめる余興や、思い出話が盛り上がる独自のプログラムを肉付けしていきます。
式次第に加えたい還暦の同窓会ならではのプログラム
還暦のお祝いは家族や地域のコミュニティですでに行われている方もいますが、同じ年の顔ぶれが集まる同窓会はまた違った楽しみがあります。
話が盛り上がるようなプログラムを考えて、式次第に加えていきましょう。
【還暦祝いの記念品のプレゼント】
赤いちゃんちゃんこに赤い帽子、最近は赤いパンツなど、還暦のプレゼントは色々ありますが、還暦の同窓会での記念品としては「若者に負けずに元気でいよう」といった横のつながりも意識したものがおすすめです。
今では還暦世代でもスマートフォンを持っている方も多いので、赤いバンカーリング(スマホを落とさずに持つのをサポートするリング)や、赤いストラップなどはいかがでしょうか。
還暦といってもまだまだ元気でアクティブな方ばかりでしょうから、職場や外出先にも持って行ける、毎日使える赤い保温ボトルなどもおすすめです。
いずれの記念品も、名入れサービスを利用して還暦同窓会の表記を入れましょう。
式次第に記念品のプレゼント贈呈の項目を設け、記念品を選んだ理由など簡単に説明すると丁寧です。
【学生時代の記憶が蘇る演出】
校歌斉唱は同窓会の定番ですが、応援歌や標語の唱和など、生徒全員が行っていたその学校ならではのものはありませんか?
そういった歌や行事は、卒業して初めて他の学校では行われていないことを知ったという方も多く、強く記憶に残っているものです。
歌を合唱したり、写真で振り返ったりなど、記憶を呼び起こす演出は話が盛り上がることでしょう。
還暦記念の同窓会にあると喜ばれるアイテム
式次第だけでなく、同窓会の会場に還暦ならではのものを準備しておくのも良いでしょう。
【60年間の歴史を振り返る年表】
歴史的な出来事だけでなく、流行ったファッションや歌、有名人、家電など、これまでの60年を振り返ることができる写真などを展示してはいかがでしょうか。
同窓会のメンバーと一緒に過ごした学生時代の数年間を特に詳細にクローズアップすると、思い出話に花が咲きます。
【卒業アルバムの写真を会場のスクリーンで放映】
卒業アルバムや文集といったアイテムも、同窓会では必ず盛り上がるアイテムです。
会場に置いただけでは閲覧できる人に限りがあるので、全員が見ることができるよう、アルバムの写真を画像にして会場のスクリーンで流しましょう。
同窓会の式次第で必要な要素と注意点
還暦に限らず同窓会の式次第を考えるにあたって必要なのは、出席者全員が楽しめる内容にすることです。
一部の人しか参加しなかった行事、暗い記憶が蘇るようなエピソードは出さないように気を付けましょう。
また、還暦は仕事を退職したばかりの方やまだ現役で働いている方、お子さんの仕事や結婚など、それぞれの現在の事情は様々で繊細な話題でもあります。
同窓会の式次第の中で自己紹介の時間を設ける場合もありますが、これはあまりおすすめしません。
自分の自慢ばかりになってしまったり、自分の現状を人と比べて暗い気持ちになったりと、あまり良い状況にならない可能性があります。
出席者の名前やクラスはプレートにして胸に付けてもらうようにして、それ以外の情報は積極的に出さないほうが良いでしょう。
還暦記念の同窓会を思い出に残す!上手な写真の撮り方
還暦記念の同窓会で、全体での写真撮影は乾杯の後に行うのがおすすめとご紹介しましたが、それ以外に会場でスナップ写真を撮るのも幹事の重要な役割です。
式次第のそれぞれの内容を記録し、後日発送する記念写真と合わせて簡単なアルバムにすると良いでしょう。
そのためには、なるべく写りの良い写真を沢山撮影しなければなりません。
最近はスマートフォンでも高画質できれいな写真が撮れる機能が付いていますので、幹事全員で写真を撮るように打ち合わせましょう。
上手に撮るポイントは、フラッシュ機能をオフにしておくことです。
会場が屋内だからとフラッシュを付けて撮影すると、顔ばかりが白くなってしまいます。
スマートフォンにしてもデジタルカメラにしても屋内撮影モードがあり、この機能を使えばフラッシュ無しでブレの無い写真を撮ることができます。
また、写真を撮影するときには対象者の目線と同じ高さになることも大切です。
座って歓談している人に対して立ったまま撮影すると、同じようなアングルばかりで単調なアルバムになってしまいます。
出席者の表情がわかる至近距離での撮影、会場全体の雰囲気がわかる遠景、様々なアングルを工夫して、同窓会の後も楽しめるような構成にしましょう。
しっかりと準備して還暦記念の同窓会を素敵な思い出に!
今回は、還暦記念の同窓会の式次第を中心に、幹事が準備しておきたい様々な項目をご紹介しました。
せっかくの節目の同窓会ですから、なるべく沢山の方が出席し、皆さんが楽しい1日になるような演出を心がけたいですね。
じっくり練られた式次第なら、きっと盛り上がることでしょう。
他の幹事さんともアイディアを出し合って、出席する方々、そして自分達も楽しめるような、記憶に残る同窓会を目指しましょう。