飲み会のマナーとして新入社員のあなたがとるべき行動とは?

2019年12月07日

新入社員として配属された際に必ずと言っていいほどあるのが飲み会です。

飲み会に同席した方々は、あなたがどのような人物なのか、マナーがきちんとしているかよく見ています。

少しおおげさかもしれませんが、「チェックされている」という気持ちで挑むことで、多くの失敗を防げるかもしれません。

学生の頃の飲み会とは違い、社会人の飲み会マナーは同じではありません。

飲み会マナーについていろいろな疑問があるかと思いますが、こちらのページでは新入社員の方々が心得ておくべきマナーをご紹介していきます。

飲み会のお誘いを受けた際印象を悪くしないレスポンスマナーとは?

飲み会のお誘いを受けるのは職場で直接口頭や電話で、または部署のグループLINEで、など様々なパターンがあると思います。

この時、返事一つとはいえ悪印象を与えないようにするには、どんなレスポンスマナーが必要なのでしょうか?

●直接口頭や電話でお誘いを受けた場合

可能であればその場でスケジュールを確認して、すぐに返答することをおすすめします。

●LINEでお誘いを受けた場合

概要が分かる文面で来ていた場合、すぐに返答しましょう。

間違っても既読を付けたまま数日放置してしまうことはNGです。

友達とは違い、会社の方々であることを忘れずに対応しなければなりません。

そして参加不参加いずれの場合も、その場での返事は早急にすることが新入社員のマナーです。

その他、お誘いを受けて予定が確定していない場合はどのように対応するべきでしょうか?

●すぐに答えられない場合

「〇日に予定がはっきりしますので、〇日に改めてご連絡いたします」、というように具体的な日を伝え、相手を気遣う返答が良いでしょう。

そのため、予定が確定次第早急な返答をするよう心掛けましょう。

幹事がいる場合は、その方に迷惑をかけることになりかねませんので十分に注意してください。

新入社員として守るべき当日の服装マナーは?

スーツで参加すれば良いのか、私服で参加すれば良いのか迷ってしまうかもしれませんね。

新入社員のあなたが飲み会に参加する際、一番困るのが服装についてのマナーでしょう。

指定されていない場合は、当日失敗しないよう前もって幹事や同席者に確認しておく方が無難です。

スーツの場合は、あまり派手すぎない無難なスーツにし、男性はネクタイの有無も確認しておきます。

私服の場合は、飲み会とは言えはじめからTシャツやGパンはあまり印象が良くありません。

男性なら控えめな柄のワイシャツとズボン、女性なら控えめなワンピースなどの服装であれば問題ないでしょう。

また、腕時計やアクセサリーをつける場合は、同席する方々に一見して高額だとわかってしまうものはおすすめしません。

新入社員として初めて参加する際につける場合と、慣れてきて人となりを理解されてからつける場合では大きく状況が異なります。

最初の飲み会では望ましくありませんので、なるべく落ち着いた清潔感のある服装を心掛けましょう。

いよいよ飲み会当日!お店へ行ってからの新入社員のマナーってどんなもの?

飲み会の集合時間や場所(店や駅など)は前もって確認しておき、当日は集合時間の10分くらい前に着いておくように心掛けます。

また、上司よりも先に着いて、予約の部屋で待っている状態が新入社員としてのマナーです。

座る位置について簡単に説明すると、

●入口から一番遠い席が上座で、上司の方が座る場所

●入口に近い席は下座で、新入社員のあなたが座る場所

となります。

なお、あくまでも最初の配置ですので、飲み会が進むにつれてお酌にまわる場合は気にせしなくても良いでしょう。

もしも、上座や下座の詳細や席順を知らない方は事前に調べておきましょう。

社会人としてとても大事なことなので、知っておいても損はありません。

そして、意外に大切なのが店員への態度です。

横柄な態度だと、同席者の方々にあまり良くない印象を与えてしまうことがあります。

なるべく丁寧に接するように心掛けてみてください。

新入社員が覚えておきたい社会人としてのお酌マナー

新入社員として飲み会に参加する場合、特に緊張するのがお酌の瞬間ではないでしょうか。

注ぐ時はどうすれば良いのか、反対に注がれた時はどうすれば良いのか、そのマナーは気になるところです。

●注ぐ場合

はじめのうちは「注いでもよろしいでしょうか?」と一言添えると丁寧です。

なぜなら、突然何も言わずに注いでしまうと、飲むことを強要しているように見えてしまうためです。

そして、注ぐ時はこぼさないように注意が必要です。

ビールを注ぐ際は、両手で瓶やピッチャーを持ち、相手にグラスを傾けてもらってください。

泡が立ちすぎないよう気を付けるなど細かな気遣いができると良いでしょう。

●注がれる場合

しっかり両手でグラスを持ち、なるべく下の位置で注いでいただきましょう。

●乾杯

グラスの位置は上司の方より下にして、強くぶつけすぎないようにします。

なかには、グラスの位置を気にする上司の方が思ったより多くいるものなので、高く上げ過ぎないように注意します。

また、乾杯のタイミングは初めは難しいかもしれませんが、周りの上司や先輩がうまくリードしてくれるものなので、それに合わせて対応しましょう。

新入社員は特に大事!飲み会の際の聴く姿勢話す姿勢とは?

おそらく飲み会の乾杯の時や、締めの乾杯の時には幹事や上司からの締めのご挨拶があると思います。

また、「新入社員としての心意気」を語る場面も出てくるかもしれません。

そのような時に注意しておきたいマナーは以下の通りです。

●聴く姿勢

聴く側にまわる際は、お話ししている方の目を見て、度々頷くことを忘れないようにします。

時間が経つにつれて、そのことを忘れがちになってしまいますが、聴く姿勢は意外に周りの方々に見られています。

そのため、他の方と話していて聴いていなかったということがないようにしましょう。

そして、この時飲食せずに聴くことが重要です。

●話す姿勢

あなたがお話をする際は前もって何を話すのかを考えておき、当日はスマートにできるように準備をしておくことをおすすめします。

また、同席されている方々の目を見ながら話すと、あなたの意思がしっかり相手に伝わります。

目を見ながら話すことは基本的なことですが、場慣れしていないと緊張して目を合わせられない場合もあるかもしれません。

できるかぎり慣れるように努め、どうしても苦手な場合は相手の眉間のあたりを見て話すことも一つの方法です。

飲み会直後や後日に心掛けたい好印象なマナーとは

飲み会で締めの乾杯後は、先に上司を送り出したり、または座敷のお店の場合は一早く出て上司の靴を用意したりする気遣いが必要です。

もちろん当日の状況によりますが、新入社員のマナーとして頭の片隅に置いておくと、好印象を持たれるでしょう。

反対に、何もせず一早く新入社員が帰ってしまうと「早く帰りたかったのかな」と思われ、悪印象を持たれてしまいます。

そして最も大事なのがお礼を言うことです。

解散の際は皆さんへのお礼を忘れずに言いましょう。

そして、意外に忘れがちなのが、翌日や休みを挟んだ最初の出勤日の朝にお礼を言うことです。

特に休みを挟んだ最初の出勤日になってしまうと、忘れてしまう場合が多くあります。

ですが、翌日や休日明けの出勤日の朝に、改めてお礼を言うことによって「しっかりしている人なんだな」と好印象を持たれます。

反対に翌日何も言わないままでいると、上司は何も言わないかもしれませんが、良く思われないことがほとんどです。

ぜひ、自分のために開いてくれた飲み会の場合には、お礼を言うことを忘れないでくださいね。

これでOK!新入社員としてのマナーを心得て飲み会に参加しましょう!

新入社員の飲み会のマナーについてご紹介してきました。

もし失敗してしまっても、同席している方々は緊張を理解してくれているので大丈夫です。

飲み会で大事なことはいろいろな方々と話して自分がどのような人物なのか、相手がどのような方なのかを知ることです。

あまり緊張しすぎずに有意義な時間を過ごしてください。