お通夜で恥ずかしい思いをしたくない!注意したい服装マナー

2020年01月15日

お通夜は、普段とは違った厳粛な場面のため、より服装にもマナーを持つことが大切です。

お通夜に適さない服装をしてしまうと、多くの参列者の中で自分だけが恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。

そこで今回は、お通夜に参列する際に注意したい服装マナーについてご説明していきます。

お通夜は身近な儀式!服装マナーによる故人への迷惑を避けよう

お通夜は、葬儀や告別式よりも、私たちにとって身近なイメージがあります。

例えば、故人が親や親戚などであれば、葬儀や告別式に参列することもあるでしょう。

しかし、故人がそこまでの近親者でなければ、お通夜のみに参列するという場合も多いです。

また、葬儀や告別式は日中に行われることが主であることも、それに関係していると言えます。

日中は仕事などでそれらに参列することが難しい場合があり、特に一般の弔問客はお通夜に参列することで故人を追悼する方が多い印象です。

そこで気になるのが、お通夜に参列する際の服装マナーについてです。

お通夜は多くの方が参列することもあり、ふさわしくない服装マナーは避けたいところです。

お通夜にふさわしくない服装で参列してしまうことは、故人への迷惑にも繋がると言えるため、事前に良く把握しておくようにしてください。

男性がお通夜に参列する際の服装マナーとは?

前項で述べた通り、お通夜に参列する際には服装やマナーに注意する必要があります。

それらは男性か女性か、また学生かによっても違いがあるのです。

そこで、ここではまず、男性がお通夜に参列する際の服装やマナーについてご説明していきましょう。

男性がお通夜に参列する場合、服装としては喪服を着用することが一般的に良いとされています。

喪服は黒が原則ですが、中でも光沢素材のものは避けるようにしてください。

シングルやダブルについては、お通夜に参列する際はどちらを選んでもマナー違反にはなりません。

喪服の色に合わせて、靴下も黒を用意しておいてください。

また、喪服の下に着用するワイシャツにも注意が必要です。

例えば、仕事用としてボタンダウンのワイシャツを持っている方もいますが、それはお通夜にふさわしくありません。

お通夜用として、ワイシャツは白のレギュラーカラーを用意しておくと安心でしょう。

それから、ベルトは黒でシンプルなデザインを選ぶようにしてください。

黒であってもバックルが大きいものや、蛇柄など華美なものは避けるのがマナーです。

お通夜に履く靴も黒を原則とし、できれば金具などのない紐で結ぶタイプが望ましいです。

お通夜には女性ならではの服装マナーもある!

女性がお通夜に参列する場合の服装も、黒の喪服を着用するのが基本と言われています。

それに合わせて、バッグや靴も光沢のないシンプルな黒を選ぶようにしてください。

特に靴は、布や革などの素材であればより望ましいと言われています。

また、女性用の喪服は、ワンピースやスカート、パンツなど男性に比べ種類が多い印象ですよね。

種類を選んでも良いですが、それよりも女性がお通夜に参列する際の服装として注意したいのは露出です。

例えば、お通夜に参列する際の喪服にワンピースやスカートを選ぶ場合は、正座などをした際に膝が見えない程度の丈にするのがマナーです。

お通夜に参列する際にはお辞儀などをすることも多いため、胸元が大きく開いたようなデザインも避けましょう。

また、女性がお通夜に参列する際には、身につけるネックレスやイヤリングなどにも注意が必要です。

それらは真珠を基本とし、連が重なるようなデザインは避けるのがマナーです。

学生のお通夜の服装は制服でOK?着方にはマナーを持って

学生は、まだ喪服を持っていないことも多く、大人の男女よりもお通夜の服装に悩むと言っても過言ではありません。

そのような場合、お通夜に参列する際には、学生としての正装である学校の制服を着用するようにしてください。

また、学校の制服によっては明るい色が使われていることもありますよね。

「お通夜に参列する際の服装は黒が望ましい」という認識のある学生にとっては、それが不安に感じることもあるでしょう。

しかし、学校の制服はあくまでも正装であるため、そのようなものを着用してもマナー違反とはなりません。

それよりも、学生がお通夜に参列する際には学校の制服の着方に注意が必要です。

例えば、ワイシャツがズボンから出ていたりすると、他の方に対してだらしない印象を与えかねません。

女学生の場合は、スカートの丈が短すぎないかなど、お通夜に参列するのにふさわしいかどうか事前に確認しておくのもマナーです。

「お通夜に参列する際の服装に平服」はマナー違反!?

ここまでは、お通夜に参列する際の服装には黒の喪服が望ましいことをご説明しました。

しかし、お通夜などに参列した経験がなく、それを持っていない方も少なくありません。

早急に購入することもできますが、そのような突然の出費に対応するのは難しいものです。

また、お通夜の連絡は突然来ることも多く、仕事場などから直接会場へ向かわなければならないこともあるでしょう。

家で喪服に着替えてからお通夜に参列すると、時間に間に合わない可能性も出てきます。

それから、妊娠をしている女性などは、黒の喪服を持っていたとしてもサイズが合わないこともありますよね。

無理にサイズの合わない喪服を着たことで、具合が悪くなってしまうようなことは避けたほうが良いでしょう。

これらのような場合、お通夜に参列する際の服装は、平服でもマナー違反にはならないと言われています。

ただし、黒や紺など、あくまでも暗い色の服装を心掛けるのがマナーです。

また、靴下やネクタイなどは、できれば黒にするのが望ましいです。

おすすめとして、会社のデスクにそれらを保管しておくのも良いでしょう。

いつ参列することになるか分からないお通夜に関しては、ある程度の準備をしておくのも社会人の心掛けと言えます。

お通夜に参列する際は服装だけでなく小物のマナーにも注意を

ここまで述べた通り、お通夜に参列する際は服装マナーに注意することが大切です。

また、お通夜に参列する際にはどのような小物を持つかも重要ですよね。

そこで最後に、お通夜に参列する際に持つ小物のマナーについて以下でご説明していきましょう。

・数珠

お通夜は、宗派によって数珠の種類が異なります。

まだ持っていない方は、どのような宗派のお通夜でも対応できるものとして、1連の略式数珠がおすすめです。

・袱紗

袱紗に香典を包んでおくことは、お通夜に参列する際の重要なマナーです。

紫のものであれば、お通夜だけなく結婚式などにも使えるため便利です。

また、香典は袱紗の上に乗せてから、両手で渡すのがマナーということをご存じでしょうか。

このマナーを心得ていると、お通夜の受付もスムーズに行うことができます。

・ハンカチ

ハンカチは、お通夜に参列する際に持つ小物の中でも盲点になりやすいアイテムです。

お通夜は涙をぬぐう場面も想定されるため、シワなどのない綺麗なハンカチを用意しておきましょう。

柄などが入っていない無地で、白か黒のものが望ましいです。

マナーのないお通夜の服装は目立つ!汚れなどの確認もしておこう

お通夜に参列する方の多くは、服装にもマナーを持っていることがほとんどです。

そのため、自分だけお通夜にふさわしくない服装をしてしまうと、マナーのなさが目立ってしまいます。

それから、お通夜はある程度の終了時間が決まっているため、「服装に迷ってつい遅刻をしてしまった」などということのないよう注意してください。

できれば、前日までに服装を用意しておき、一度着てみて、汚れやシワがないかなども確認しておくと良いでしょう。