オマール海老の食べ方とは?頭に入れておきたい洋食マナー

2019年12月16日

恋人との記念日などの日には、少し高級なレストランで食事することもあるでしょう。

その場合、ある程度の洋食マナーを知っておかないと、レストランで恥をかいてしまう恐れもあります。

そうならないために、ここでは洋食のマナーについてお話をしていきます。

中でも多くの方が苦戦する「オマール海老の食べ方」のマナーについてもお話ししますので、参考にしてみてください。

洋食マナーを確認!テーブルマナーとは?

何か特別なイベントがあるときには、いつもよりも少し高級なレストランで食事をする方もいるのではないでしょうか。

そのようなときには、ある程度の洋食マナーを知っておく必要があるかもしれません。

レストランで恥をかかないために、ここで一度洋食マナーの確認をしてみましょう。

後ほどオマール海老の食べ方についてもお伝えしますが、はじめはテーブルマナーについてお伝えします。

テーブルマナーの基本のひとつには、椅子の左側から出入りすることが挙げられます。

着席するときも、離席するときも、左側からです。

男女で食事する際は、女性から着席するのもマナーです。

そして着席時には背筋を伸ばし、深く腰をかける姿勢が望ましいでしょう。

テーブルとお腹の距離はこぶし2つ分空いているのがベスト、といわれています。

また、レストランではナプキンが置かれていることがほとんどで、ひざにかけて使用します。

ただし、ひざにかけるタイミングは「注文が終わってから」です。

ひざにナプキンをかけるときは、ナプキンを半分に折り、折り目が自分のお腹側にくるようにするのが一般的です。

食事の途中で離席するときは、ナプキンは軽くたたみ、椅子の上に置くのが良いそうです。

食事中のマナーもチェック!

次は食事中のマナーについてお話しします。

洋食は基本、ナイフとフォークを使って食事をします。

テーブルの上にはさまざまな種類のナイフとフォークが並びますので、どれを選べば良いか悩むこともあるでしょう。

この選び方も大切で、食事を運ばれてくるたびに、左右それぞれ外側から1本ずつ使っていきます。

これらの持ち方は、中指・薬指・小指で柄を握り、親指・人差し指は軽く添えるように持ちます。

肩の力を抜き、ひじと体の間にたまご1個が入るくらいの余裕を持たせる体勢が良いそうです。

カットしやすいほうで大丈夫ですが、一般的には右手でナイフ、左手でフォークを持ちます。

フォークでお肉などを押さえながら、ナイフの先で一口大のサイズにカットします。

カットしたお肉などをフォークで刺し、口元まで持っていき食べます。

このとき、一度に全部カットするのではなく、食べるたびにカットするようにしましょう。

また洋食の場合、食事中は手をテーブルの上に置くことも、マナーのひとつです。

次の料理を待つ間などは、手の甲をテーブルに添えるように置きましょう。

男性は肩幅程度開き、女性は中心で重ねておくと良いでしょう。

それでは次の項から、オマール海老の食べ方についてお話しします。

洋食マナーでおさえておきたい!オマール海老の食べ方

「海老」と一口に言っても、さまざまな種類があります。

そのひとつに「オマール海老」が挙げられ、ロブスターとも呼ばれています。

洋食ではオマール海老(ロブスター)が出てくることが多いのですが、フィンガーボウルが出ない限りは基本ナイフとフォークで食べます。

日本食に慣れている方ですと、海老をナイフとフォークでどのように食べれば良いかよく分からないという方も多いかと思います。

マナーを知らなければ、それこそ恥をかいてしまうことになりかねませんから、ここでオマール海老の食べ方をおさえておきましょう。

洋食では殻付きで出てくることが多いので、殻から身をはがし、はがした身を一口大にカットして食べるのが一般的です。

この殻から身をはがすことも、ナイフとフォークで行いますから、その詳しい手順を次の項でご説明します。

オマール海老の食べ方!ナイフとフォークで殻を外そう

オマール海老(ロブスター)の料理が運ばれてきたときに、フィンガーボウルがなければ、ナイフとフォークを使って海老を食べていきます。

殻付きの海老の場合、その殻をはがすわけですが、これもナイフとフォークで行います。

その食べ方の手順を、ここで詳しくご説明します。

①海老のお腹部分にナイフを入れ、殻の上側を手前から奥に向かって、はがしていきます。

このとき、海老の左側をフォークでおさえておきましょう。

②上側をはがしたら、殻の下側も手前から奥へはがします。

③殻と身の間が広がったら、ナイフとフォークで海老の身のみを手前に持ってきます。

殻はお皿の左奥へ移動させましょう。

これで海老の殻をはがせます。

食べるときは、海老の身を左から一口大にカットします。

先ほどもお伝えしたように、はじめにすべて一口大にカットするのではなく、口に運ぶときにカットするのがマナーですのでご注意ください。

フィンガーボウルが出てきた場合のオマール海老の食べ方は?

オマール海老の料理のときには、フィンガーボウルが一緒に運ばれてくることがあります。

これは、「よろしければ手を使って食べてください」という意味で、お店の人が持ってきてくれます。

そのため、フィンガーボウルが来たときは、ナイフやフォークを使って食べなくても大丈夫です。

ナイフとフォークを使った食べ方よりは簡単にできますから、洋食に不慣れな方は安心かもしれません。

手でオマール海老を食べるときは、主に左手を使って食べます。

頭のほうからはがしはじめると、殻が取りやすくなるのでおすすめです。

取り出した殻は、お皿の奥へ伏せた状態でまとめておきましょう。

汚れてしまった指は、フィンガーボウルで洗います。

フィンガーボウルに入れるのは人差し指、中指、薬指の3本で、第二関節までがマナーとされています。

もし両手を洗いたい場合は、片手ずつ洗うようにしましょう。

洗い終わったら、ナプキンで指をふきます。

食後のテーブルマナーも忘れずチェック!

オマール海老の食べ方についてお伝えしたところで、食後のテーブルマナーについてもお話ししていきます。

こちらも頭に入れておかないと、食事が済んでいるのに、お店の人には「まだ食事中」と勘違いされてしまうこともありますので注意しましょう。

1つは「カトラリー(ナイフやフォークなど)」です。

ナイフやフォークをどう置くかで、「食事中なのか」それとも「食事が済んでいるのか」が違います。

「食事中」を知らせる置き方は、ナイフとフォークを「八」の字型に置き、フォークは裏返しにした置き方です。

ナイフの刃は内側に置きましょう。

「食事が済んでいる」ことを知らせる置き方は、外側からナイフ、フォークとそろえて置き、フォークは表にしたままの置き方です。

こちらの場合も、ナイフの刃は内側に向けます。

食事が済んでいても、ナイフとフォークを八の字に置いてしまえば、お店の人には「食事中」と判断されてしまい、なかなか下げてもらえないこともあります。

きちんと意思表示を伝えるためにも、これらの置き方には注意するようにしましょう。

また、ナプキンの置き方にも注意が必要です。

食後のナプキンは、ラフにたたんでテーブルの上に置くのがマナーです。

きちんとたたんでしまうと、「まずい」「もうこんな店来ない」という意味になるようですので、お店の人に誤解させないよう、ナプキンの置き方にも注意しましょう。

ここでお話ししたマナーなどを参考に、特別な日の食事をスマートに済ませられるようにしましょう。

洋食マナーを頭に入れスマートに食事を済ませよう!

普段行き慣れていないと、どのように洋食を食べれば良いか悩んでしまうかもしれません。

中でも、「着席・離席の際は左側から」「ナイフとフォークは外側から使う」などの基本的な洋食マナーは頭に入れておきたいものです。

また洋食で出てくることが多いオマール海老の食べ方には、苦戦する方も多いでしょう。

この記事で食べ方をご説明しましたので、ぜひ参考にしていただき、特別な日に恥をかかずに食事を済ませましょう。