フレンチのナプキンマナーは大丈夫?正しい使い方と心得とは

2020年01月12日

高級フレンチなどのかしこまったレストランで食事をする際、気になるのがテーブルナプキンのマナーです。

使い方を知っていたつもりでも勘違いしがちなことも多く、後から知って恥ずかしい思いをした方もいることでしょう。

そこでこの記事では、テーブルナプキンの正しい使い方について詳しくお話ししていきます。

ナプキンマナーを知って、上品な大人の振る舞いができるようにしましょう。

フレンチには欠かせない!ナプキンの役割と必要性は?

テーブルナプキンと言えば、フレンチなどの西洋料理では欠かせない存在ですよね。

しかし、日本には文化的に馴染みがないこともあり、かしこまったマナーを正しく知っている方も少ないのではないでしょうか。

そんなテーブルナプキンは、もともとは遥か昔、料理を手づかみで食べていた時代のお手拭きが起源と言われています。

今となってはテーブルマナーと言われるほどにまで発展し、特に欧米では教養や育ちの良さが垣間見えるシーンとして根付いています。

そんな現代の食事用ナプキンは、布ナプキンや紙ナプキンなどが一般的で、食事中に汚れてしまった口元や手を拭いたり、衣服へ汚れが飛散するのを防止したりする役割があります。

また、ナプキンの役割はそれだけではありません。

披露宴などのお祝い事では、彩り豊かな飾りナプキンでテーブルを華やかに見せるなど、おもてなしを表現するシーンにも活躍しています。

このように、ナプキンには食事をする人が心地良く過ごすための役割を担っていますが、場所によっては、その使い方ひとつでマナーを問われる場合があります。

特に、接待や特別なデートのようなシーンでは、マナーをしっかり心得ておきたいものです。

慌てることなく上品に使いこなせるように、ぜひここで学んでおきましょう。

フレンチで気になるマナー!ナプキンを手に取るタイミングは?

では、テーブルナプキンのマナーについて、まずはナプキンを手に取るタイミングを詳しく見ていきます。

実際に、高級レストランで席に着いたとき、ナプキンを手に取るタイミングに迷われる方もいることでしょう。

フレンチなどの西洋料理の場合、一般的なテーブルセッティングでは、カトラリーやグラス、そして中央の大皿の上にナプキンがセットされています。

席に着いたらすぐに膝にかけたくなりますが、ナプキンを手に取るベストタイミングは、「オーダーを済ませた後」です。

もしくは、オーダー後、食前酒や前菜が運ばれてくる前に膝にかけて待つのが望ましいマナーでしょう。

また、結婚披露宴などのパーティの場合は、乾杯が済んだ後、あるいは主催者がいる場合は、主催者が手に取ったタイミングでナプキンを手に取るのがベストです。

なお、同じテーブルに目上の人がいる場合は、その人が手に取るのを見計らって使うのが良いでしょう。

フレンチで上品なマナーを!ナプキンの正しい使い方

では、フレンチで実際にナプキンを手に取るとき、どのような形で膝にかけるのが望ましいマナーでしょうか。

それに加えて、ナプキンを使った口元の拭き方についても詳しくお話ししていきましょう。

まず、ナプキンを手に取ったら2つ折りにして、折り目になるほうを手前にして膝に置きます。

広げたナプキンをそのまま膝にかける人もいますが、食べ物をこぼした際に衣類まで染みてしまう場合があります。

つまり、2つ折りにして二重にすることで、こぼした汚れが衣類にまで染みるのを防ぐメリットがあります。

また、注意したいのは、ナプキンを首から提げる使い方です。

欧米では、首からナプキンを提げるのは子供くらいなので、特に高級フレンチのような場所ではくれぐれも注意するようにしましょう。

また、口や手を拭く際は、折りたたんだ内側の部分を使います。

そうすることで、自分の衣類に汚れが移る心配もありませんし、他者からナプキンの汚れも見えません。

このように、ナプキンを2つ折りにする理由には、常に上品に使うための工夫があったのですね。

フレンチで中座をする際のナプキンマナー

フレンチなどの高級レストランでの食事の際、場合によっては中座したいこともあるでしょう。

基本的には、食事中に席をはずすのは好ましくないマナーですが、その際のナプキンの扱い方も知っておきましょう。

まず、汚れが付いたナプキンをそのままテーブルの上に置くのは、マナーとして良いとは言えません。

これは、きれいにたたんでいようがいまいが同じことで、同じテーブルで食事をしている人に対して失礼にあたります。

そのため、中座をする際は、ナプキンを軽くたたんでイスの上に置くのがマナーです。

きれいにきちんとたたむのはNGですが、くしゃくしゃに置いていくのも見苦しいので、軽くラフにたたむのが良いでしょう。

この中座のマナーは「また戻ってきます」というサインでもあり、レストラン側も食べかけのお皿を下げてしまうことはありません。

これはフレンチなどのレストランだけでなく、結婚披露宴などでも同様の置き方をするのが望ましいと言えます。

退席時のナプキンの扱い方は?置き方でマナーが分かる?

フレンチでの食事も終わりに近づき、最後に気になるのは退席時のナプキンの扱い方です。

食事を終えて席を立つ際、ナプキンはテーブルの上に置くのがマナーです。

これは、レストラン側に対する「食事が終わりました」というサインで、中座と同じように軽くたたんでテーブルに置きます。

欧米では、わざとナプキンをくしゃくしゃに置くことで、料理人やスタッフに対して賛美を表現するのがマナーであり、「たたむのを忘れるくらい満足した」という意思を伝えています。

ただ、日本では見苦しくないように簡単にたたむのが望ましいでしょう。

また、注意したいのは、ナプキンをきちんときれいにたたんで退席することです。

と言うのも、きれいにたたむことは、食事やサービスに対する不満を表す意思表示になることもあるため、避けるのがマナーと言えます。

ただし、万が一、料理やサービスに満足できなかった場合は、ナプキンを敢えてきれいにたたんで退席するのもありでしょう。

ナプキンを使う際の心得!遠慮せず大胆に使う

これまでに、高級フレンチなどで覚えておきたいテーブルナプキンマナーについて詳しくお話ししてきました。

最後に、ナプキンを使う際の心得や注意点についてお話ししておきましょう。

前述してきたように、ナプキンは口元や手に付いた汚れを拭う役割がありますが、中には慣れてないばかりに大胆に使えない方も少なくありません。

これは、ナプキンを使う機会が少ない方ほど多く見られます。

例えば、きれいなナプキンを汚すことに抵抗を覚え、自分のハンカチやティッシュを使って汚れを拭いてしまう方もいるでしょう。

しかし、ナプキンが用意されているにもかかわらず、それを使わないというのは、レストラン側が用意したナプキンに不満があるという意味に捉えられてしまう場合があります。

ナプキンは汚れを拭くためのものなので、遠慮せずに大胆に使いこなしましょう。

ナプキンを上品に使いこなそう

ナプキンは、高級なレストランほどスマートかつ上品に使いこなしたいものです。

ひとつひとつの使い方次第で、時としてその人の教養や育ちが分かる物差しにもなるため、マナーのひとつとして身に付けておくと良いでしょう。

今回の記事を参考に、まずはカジュアルなレストランからナプキンの正しい使い方を意識してみてくださいね。