礼服と喪服の違いは?安い値段で礼服を購入したい!
2019年12月15日お葬式は突然なこともあるので、礼服である「喪服を持っていない」という方もいるでしょう。
しかし、いざ購入するとなれば高いというイメージもありますし、どんなものを選んだらよいか分からない方もいるかもしれません。
こちらの記事では、礼服と喪服について、喪服の小物選びのマナーなども含めながらご紹介していきます。
また、「できるだけ安い値段の礼服を選びたい」という方は、レンタルを検討してみるのもよいかもしれません。
目次
喪服と礼服の意味を知ろう!
喪服は安い値段で購入できないイメージをお持ちの方もいますが、いざ必要となれば、できるだけ安値のものを見付けたいですよね。
その前に、喪服は礼服ともいわれることもありますが、それぞれどんな意味なのでしょうか。
ここで一度おさらいしておきましょう。
●礼服の意味
礼服はお葬式だけでなく、結婚式・入学式・卒業式・お葬式といった公式の行事で着る正装のことをいいます。
礼服はスカートのイメージを持つ方もいらっしゃいますが、和服も格式の高い礼服であるため着ている方もいます。
ちなみに洋服の場合は、カラーフォーマルとブラックフォーマルに分けられていて、カラーフォーマルは結婚式などで着るものです。
ブラックフォーマルは、法事やお葬式に着るものだということを覚えておきましょう。
和服を着る方の場合は、紋付羽織袴や黒無地の着物などが該当します。
●喪服の意味
一方で喪服は、お葬式などで着るブラックフォーマルのことを指すため、礼服の一種といえます。
ブラックフォーマルといっても、濃い黒色をしているというわけではありません。
デザインや素材などが、格を考慮したつくりになっています。
そのことを踏まえて考えると、ビジネスシーンでブラックフォーマルを着ることはマナーとしてふさわしくありません。
カラーフォーマルとブラックフォーマルを両方とも持っている方は使い分けに気を付けましょう。
買っておきたい礼服!喪服の相場ってどのくらいなの?
喪服を着るタイミングは急であることが多いですよね。
喪服を持っていないのであれば1着はきちんとしたものを揃えておきたいですが、礼服の価格相場はどのくらいでしょうか。
こちらでは、礼服の取り扱いがある「百貨店」と、スーツで有名な「洋服の青山」「ネット通販」で購入した場合のおおよその金額をご紹介しましょう。
・百貨店 2万から8万程度
・洋服の青山 2万5千円から7万程度
・ネット通販 1万円から13万程度
こちらを見ると、洋服の青山と百貨店は大きな差がないのに対して、ネット通販だと1万円程度で購入できるものもあります。
「できる限り安い礼服が欲しい」と考える方の中には、ネットで購入を決める方もいるかもしれませんが、高いものだと13万程度になっています。
また、百貨店や洋服の青山でセールを開催していることもあるため、どこが安いのかは、時期によって異なることを覚えておきましょう。
礼服には階層がある?安いものは生地にポリエステルが配合されていることも?
喪服などの格式の高い礼服を着る機会は突然訪れることもあるので1着は持っておきたいところですが、1万程度と安いものから10万円以上するものもあります。
しかし、価格に違いがある理由はどうしてなのでしょうか。
その理由は、価格によって階層があると考えられているためです。
●とても高級なもの(価格は20万以上)
こちらはテーラーが仕立てるもので、オーダー品です。
自分の身体にぴったりと合った、ワンランク上のものが欲しい方に選ばれています。
●高級なもの(価格は8万から15万程度)
高級生地を扱っているメーカーの生地を使ってつくられている礼服です。
●一般的なもの(5万から7万程度)
礼服の特徴でもある濃い黒色がしっかりと表れているので、選ぶ方は多いです。
●比較的安い物(1万から2万程度)
生地にポリエステルが配合されていたり、黒色が薄かったりすることもありますが、製品によって異なります。
ただし、全てがこの通りではないので、参考程度に覚えておきましょう。
喪服以外にアクセサリーも必要!安い値段で揃えられる?
これまで、礼服の値段についてお話ししましたが、こちらでは女性が喪服以外に身に付けるものを見ていきましょう。
最初にアクセサリーですが、和服の場合は付けるものはほとんどなく、洋服の場合は真珠のアクセサリーを選びます。
喪服に真珠を合わせる理由としては、真珠に「涙の象徴」という意味が込められていて、見た目の主張が強くないためです。
ただし、あまりにも大きい真珠を選んでしまうと目立ってしまうので、7から8mm程度のものにしてください。
一般的には一連のタイプのネックレスと、1粒の真珠のピアスやイヤリングが選ばれています。
価格は、ピアスやイヤリングとネックレスがセットになって5千円くらいの比較的安いものもありますし、ネックレスだけで数万円するものもあります。
また、女性の場合はバッグ選びも気を付けなければなりません。
使うバッグは、できるかぎり光沢のないものにして、動物の革が使用されているものはマナー違反なので控えます。
そして、あまり大きすぎるものではなく、財布・袱紗・ハンカチ・携帯電話など最小限のものが入るようなハンドバッグが適しています。
男性の場合は?喪服選び以外に気を付けること
女性のアクセサリーは真珠を選ぶなどの決まりがありましたが、男性の場合はほとんどアクセサリーは付けません。
しかし、それ以外の部分で細かな決まりがあるので、気を付けましょう。
お葬式の場合は黒のネクタイを選び、シャツの色は白を選びますが、「急きょ駆けつける場合は白のシャツでなくても構わない」と考える方もいます。
しかし、正しくは通夜の場合は白のシャツでなくてもOKですが、告別式や葬儀の際は必ず白のシャツを着るのがマナーです。
お葬式は仏式で行われることが多いので、数珠を付けている方を見かけますが、こちらにかんしてはどういった模様のものでも問題ありません。
数珠の使い方は宗派ごとに異なるものの、亡くなった方の宗派に合わせなくてもかまいません。
数珠の値段も真珠と同様で色々ですが、安いものだと数百円程度で購入することができます。
今回は喪服を着るときに身に付ける小物をお伝えしましたが、着る礼服によってマナーは異なるので注意してくださいね。
安い礼服を探すなら!レンタルすることも視野に入れる
「できる限り安い礼服はないか」と探している方もいるかと思います。
しかし、先にお伝えしたように礼服の相場は安くても1万前後ですし、小物類を入れると、もう少し費用がかかります。
冠婚葬祭の種類によっては、ご祝儀や香典などが必要なことを考えると、できる限り礼服にかかる費用は抑えたいところです。
喪服などの礼服を着る機会がそれほどたくさんあるわけではないのであれば、レンタルを活用してみるのはいかがでしょうか。
礼服のレンタル会社はいろいろなところがありますが、大きく2つに分けられ、1つはレンタル会社がオリジナルで出しているブランド、もう1つは百貨店などで見かけるブランドです。
どちらを選ぶかによって費用は異なりますが、レンタル会社のオリジナルブランドの場合は靴などを借りたとしても7千円程度です。
一方、百貨店で見かけるようなブランドの場合は1万円から2万程度となっています。
ただし、礼服を着る予定がいくつかあるならば、購入したほうが安い場合もあるでしょう。
礼服によって値段が違うことを覚えておこう
こちらの記事では、礼服と喪服の違いや値段の相場などをお話ししました。
テーラーが仕立てたような礼服はオーダーメイドであるため、値段が高い傾向にありますが、ネット通販などで探してみると1万円程度で購入できるものもあります。
ただし、小物類は別売りであることが多いので、こちらもマナーを考えて選びましょう。