礼服は安いだけで選ぶのはNG?メンズに人気の紳士服店は?

2019年12月23日

結婚式のような事前にわかる日程とは逆に、突然の知らせが多いお葬式ではあわてて礼服を用意しなければならない場合もあるでしょう。

手持ちの礼服を出してみたら、虫食いがあったり、サイズアウトしていたりと着られない状況になると新調しなければなりません。

特に急な物入りとなれば「なるべく安い礼服を」と考えますね。

そこで、安いというポイントをふまえて礼服を買う際に気をつけるべきことや、メンズの礼服を買う際に人気のショップをご紹介します。

メンズの礼服とは?その種類について

礼服というと、結婚式やお葬式などの冠婚葬祭で着用するイメージがありますね。

しかし、礼服には大きく3つの種類に分けられていることをご存知ですか。

メンズの礼服について簡単にご説明します。

●正礼装(正喪服)

メンズの格式高い正礼装は、「モーニングコート(昼)」「テールコート(夜)」です。

主に結婚式で、新郎や新郎新婦の親が着用しているイメージがありますね。

一方、お葬式や一周忌までの法要では、3親等の親族までが着用することがありますが、近年では親族でも正礼装より準礼装が主流となってきています。

●準礼装(準喪服)

準礼装は「ブラックスーツ」と呼ばれています。

黒無地でシングルかダブルのスーツです。

結婚式やお葬式への出席ではこの準礼装が多いでしょう。

ただ、ブラックスーツとはいえ、黒のビジネススーツではマナー違反となりますので気をつけましょう。

●略礼装(略喪服)

地味な平服を略礼装と呼びます。

地味な平服といっても、カジュアルではない控え目な服装を心掛けなければなりません。

メンズの場合ですと、黒・濃紺・グレーのスーツであれば大丈夫です。

通夜や三回忌以降の法事であれば略礼装でもいいでしょう。

また、「平服で」と招かれた格式ばらない結婚式、披露宴、二次会では略礼装で出席できます。

このように、礼服は大きく3つに分けられますが、着用する機会が多いのは圧倒的に準礼装の礼服です。

つまり礼服を用意する場合、「準礼装」の礼服を用意しておけば、冠婚葬祭への出席は心配ないといえるでしょう。

次項では、安い礼服を購入する際に気をつけるポイントを見ていきます。

メンズの「安い礼服」で気をつけるポイントは?

カジュアルファッションを中心に取り扱うようなお店で、メンズの安い礼服が並んでいるとつい買ってしまいたくなりますね。

メンズの「安い礼服」を購入したいと思っても、「安い」というだけで選ぶと失敗してしまうかもしれません。

礼服を購入するのであれば、手間でも一度は紳士服店に足を運んでみましょう。

まず、紳士服店で黒のビジネススーツだけを見ると、「礼服としても使えるのでは」と思う方もいるでしょう。

しかし、礼服はブラックスーツで、黒のビジネススーツではありません。

その違いは礼服特有の黒の濃さです。

紳士服店で礼服とビジネススーツを並べて比べてみると、黒の濃さの違いに気がつくはずです。

そして、礼服として並んでいるブラックスーツも、金額や品質に比例するように黒の濃さが強まることに気がつくでしょう。

つまり、お葬式などで並んだときにあまりに安い礼服の場合、黒の濃さの違いがはっきりしてしまい、「いかにも安い礼服」といった印象を与えてしまい、見劣りしてしまいます。

さらに黒のビジネススーツでは、グレーがかったスーツに見えてしまい、通夜以外ではマナー違反となってしまいます。

やはり、社会人であれば準礼装の礼服は用意しておくといいでしょう。

では、次項から安い礼服を購入する際に人気のショップと、そのショップでおすすめの安い礼服とこだわりの礼服をご紹介します。

メンズの礼服はイオンが安い?!

準礼服の礼服を用意しておくのは大人のマナーといえるでしょう。

とはいえ、リーズナブルな価格で購入したいと思うメンズも少なくないはずです。

安い礼服といえば、イオンが有名ですね。

では、イオンの礼服をご紹介していきます。

●【トップバリュ】2ボタンノータック フォーマルスーツ スリムアジャスター付き(メンズ)

イオンで購入できる安い礼服ですが、「濃黒」にこだわっているため礼装の品格と存在感を高めてくれます。

防シワ加工やスラックスのアジャスターなど、機能的にも優れています。

ソフトな風合いに適度のフィット感のスリムモデルは社会人デビューしたメンズにおすすめの礼服です。

●【マリ・クレール オム】ダブル4ボタン フォーマルスーツ アジャスター付き(メンズ)

こちらは、日本製の生地を使用した礼服です。

細番手の糸を使用することにこだわり、きめ細かくソフトな風合いとストレッチ機能で、長時間着用しても快適な礼服です。

ダブル4ボタンは貫禄がでるため、年配の方におすすめですね。

メンズの安い礼服からブランドの礼服が選べる「洋服の青山」

礼服やスーツといえば紳士服店ですね。

「洋服の青山」では、メンズの安い礼服の取り扱いはもちろん、ブランドの礼服も選べます。

リーガルやパーソンズ、KANNSAIなどの他、いくつかのブランドを取り扱っています。

さらに、洋服の青山ではお得に購入できるサービスも充実しています。

その1つに下取りサービスがあることです。

下取りできる商品があれば、クーポンを発行してくれたり、値引きをしてくれたりといったサービスを受けられますから、不要なスーツ等があればぜひ持参してみてはいかがでしょうか。

では、洋服の青山でおすすめの礼服をご紹介します。

●【Tail Twister】シングル スタンダードフォーマル

洋服の青山で購入できる安い礼服です。

ウールとポリエステルの素材を使用しているため、ウールのやわらかい風合いを感じつつ、丈夫なポリエステルでシワを抑えます。

必需品であるスマートフォンやお財布を入れられる内ポケットの1つはフラップ仕様になっているのが特徴でしょう。

また、アジャスター機能も備わっていますので、体型に多少の変化があっても対応できます。

●【Savile Row】プレミアム シングル スタンダードフォーマル

ラグジュアリーさを感じつつ、知性と高貴な品格も感じさせる礼服です。

厳選された生地を使用したプレミアムフォーマルで、優雅なシルエットとカシミヤ混ウール素材が美しく際立ち、艶のある光沢を放ちます。

Savile Rowは洋服の青山が誇るブランドで、生地や縫製にこだわりを感じられます。

スラックスは体型変化に対応できるアジャスターを施しています。

洋服の青山では高い礼服となるため、黒の深みを感じられる礼服です。

メンズの礼服を買うならAOKIもチェックしよう

メンズの礼服を検討するなら、洋服の青山と同様に気になるのが「AOKI」ですね。

AOKIでは、オンラインショップでクーポンが入手できる場合がありますのでチェックしましょう。

また、礼服が一定金額以上であれば、値引きされるといったサービスを提供している場合もあります。

季節や時期によってキャンペーン情報が変化しますので、購入時期に使えそうなサービスは利用しましょう。

では、AOKIでおすすめの礼服をご紹介します。

●【JOURNAL WORKS】シングル フォーマルスーツ

AOKIで取り扱う礼服の中で安い部類に入るフォーマルスーツですが、ブラック加工を施しているため黒が際立ちます。

フロントボタンの位置を低めにすることで、ナローラペルとボタンの位置からVゾーンがシャープな印象を与えます。

さらにスリムなノータックのパンツは足長に見えるでしょう。

スリムシルエットですが、伸縮性のある生地を使用しているため窮屈感がなく着心地のよい礼服です。

●【ANNIVERSAIRE】ギラクールウール シングル フォーマルスーツ

AOKIで取り扱う礼服の中でも、格式高い究極の黒を求めるならこちらがおすすめです。

素材の奥深くまで染色し光の反射を抑え、さらにナノブラック加工で上品な黒を演出することで黒へのこだわりを感じられます。

厳選された極細の羊毛を使用し、柔らかさを軽さを実現しています。

さらに、前肩縫製で着心地抜群のため、長時間の着用でも疲れにくいでしょう。

帯電防止繊維を使用し静電気を起こしにくくすることに加え、すべりのいいキュプラを使用しており、裏地のまとわりつく不快感を軽減する仕様になっているため、細部へのこだわりを感じられます。

アジャスター機能もあるので多少の体型変化にも対応できます。

安い礼服なのにオーダーが可能!オンワード樫山の礼服って?

最後にご紹介するのは、オンワード樫山のオーダースーツです。

オーダーというだけで高いイメージがありますが、安い価格でオーダーメイドのスーツを実現できるのが樫山の最大の特徴です。

さまざまな中間工程を改善した結果、安いオーダースーツを提供できるようになりました。

ここまでメンズの礼服としてご紹介してきた安い礼服に比べ、少々高くなってしまいますが、長く使う礼服と考えると少し金額をプラスするくらいの価格でオーダーメイドの礼服が購入できるのは安いといえるでしょう。

樫山のスーツは最短一週間、礼服は3万円台から選べます。

年間20万人を採寸するスタイルガイドが160通りのサイズパターンからあらゆる体型にもフィットするスーツを仕立てます。

さらに仕立てたスーツは、一年間の体型変化に応じて無料で何度もお直しができるというのも魅力的ですね。

採寸は店舗の他、オフィスや自宅でも可能です。

そして2着目からはオンラインオーダーもできますので便利ですね。

スタンダードのベーシックラインは、安い礼服ですが冠婚葬祭にも問題なく着用できます。

柔らかな風合いと黒の鮮やかな光沢が特徴です。

一方ハイグレードの礼服は、最高品質のコレクションからこだわりの高級仕立てを実現します。

礼服を使用する日まで余裕がある場合、樫山のオーダースーツを検討してみてはいかがでしょうか。

安い礼服を選ぶポイントは黒さ

安い礼服とはいっても、黒のビジネススーツとは違います。

その違いは黒の濃さです。

礼服では、黒が濃いほど、高級感や上質感を与えます。

冠婚葬祭では並ぶ機会がありますね。

その際、周りのメンズから見劣りしないためには、黒の濃さにこだわった礼服を購入しましょう。

また、アジャスター、ストレッチといった機能面にも着目して選べば、快適な着心地で長時間着用しても疲れにくいでしょう。