料理の取り分けは女性がするのがマナー!?上手な取り分け方

2020年01月28日

大皿料理が出てきた場合、料理をどう取り分けたら良いのか迷う場合がありますよね。

果たして、取り分けにマナーは存在するのでしょうか。

また、料理は女性が取り分けるものという考えがあるかもしれませんが、それがマナーとして適切なのでしょうか。

さらに、海外と日本では取り分けのマナーに違いがあると言います。

取り分けに関してのマナーや、海外との違いも確認しましょう。

料理の取り分けマナー!誰が取り分けるべき?

料理の取り分けは女性がやるもの、という考えは今でも一定数存在しているかもしれませんが、マナーとして料理の取り分けは誰がしなければいけない、という決まりは特にありません。

今は、自然と気づいた人が行うスタイルが好まれるでしょう。

ひと昔前であれば、女性だからという理由で率先して動いた経験がある人もいると思いますが、何事も時代によって変わってくるものです。

しかし、相手が会社の上司や先輩だった場合はどうでしょうか?

この場合も、その場の状況に合わせて対応する形で構いません。

自分が目下だからと気を張る必要はなく、自然な流れで自分が取り分けをすることになればそのまま行い、もし目上の人が取り分け始めたら、そのままありがたく取り分けてもらうのが適当でしょう。

食事を共にするからには、お互いがリラックスして有意義な時間にしたいものですよね。

ただ、誰が取り分けるか迷うような場合、自然な振る舞いが難しいこともあります。

このような場合、周りの様子を見ながら取り分けるか考えれば良いでしょう。

料理を取り分けたことがない!どういう心持ですれば良いの?

今まで料理を取り分けたことがなければ、どういう心持ですれば良いのか分からない人もいるかもしれません。

こういう場合、マナーについて細かく考えることよりも、取り分ける行為によって皆に喜んでもらえると考えてください。

分量などに注意することはもちろんですが、本質は皆が楽しく料理を食べることにあります。

そのため、取り分けることも会話を作るきっかけくらいに思うと良いでしょう。

なお、誰でも初めてのことはありますが、上手に取り分ける自信がない場合は無理して行う必要はありません。

取り分けのようなサーブが好きな人もいますので、そのような場合はその人にお任せしましょう。

男性の意見の中では、取り分けをしてもらいたいと思っていない人もいるようですので、あまり気負わずにその場を楽しんでほしいと思います。

また、必ずしも取り分けする行為が異性からの好感度を上げるわけではなく、自分のペースで好きなものを食べたい男性も多いようです。

最近は、女性のために取り分けてくれる男性もいるようです。

料理を取り分ける前に!マナーとして取り箸の用意を!

食事会の際、大皿料理が出てきてどう取り分けるか迷う場合があるかもしれません。

この場合、まずは周りの様子を見てから自分が取り分けるかどうか決めれば良かったですよね。

何回かこのような場を経験すれば、どのように振る舞うのが適切なのか分かってくるはずです。

そして、もし料理を分けることになった場合、取り分ける前に確認してもらいたいことがあります。

それは、取り分ける際に、料理を取り分けるための「取り箸」があるかどうか、ということです。

取り分ける箸がない場合は、お店の人に頼んで取り箸をもらってください。

くれぐれも自分の箸で取り分けるようなことは、マナーとして避けましょう。

自分の箸を使うことは、衛生的な面から考えてもあまり好ましくありません。

また、近頃は潔癖症の人も多いため、その点でも配慮が必要です。

なお、自分が口をつけた部分が汚いからと、箸の持ち手を使って料理を盛る人もいるようですが、これはこれで衛生的に問題がありますので気をつけましょう。

料理を取り分けることに!マナーとしてどのような点に注意する?

料理を取り分けることになった場合、今までそのような経験があまりなければ、何に注意すれば良いのか分からない人もいるでしょう。

そのようなとき、念頭に置いてもらいたいのは、アレルギー持ちの人がいないか確認することです。

アレルギーがある人は、アレルギー物質が入った食べ物は食べられないことがあります。

そのため、取り分ける前にはマナーとして、アレルギーの有無を必ず確認しましょう。

アレルギーとまではいかなくても、嫌いなものがあって食べられない人もいるかもしれません。

アレルギー同様、好き嫌いの確認をしても良いでしょう。

次に、取り分ける量ですが、基本的には均等に取り分けることを考えてください。

できれば、中身が偏り過ぎないことが理想です。

また、料理は皿に少量ずつ分けて入れ、残った分は後からおかわりしたい人に任せましょう。

無理して全部盛る必要はありません。

そして、自分の取り分は最後に取るようにしましょう。

料理の取り分け!フランスではどうしてるの?

料理を取り分ける行為は、日本では女性がやるものという考えがいつからか定着していました。

ただ、ずっと昔からの行為だったのかと言えば、実はそのようなことはありません。

育った環境によっては、料理を取り分ける行為をすると怒られた女性もいるようなのです。

しかし、いつからか定着していたこのような習慣も、今ではだんだん変わりつつあります。

マナーに固執するよりも、取り分けはその場の空気に合わせて選択できることが理想的かもしれません。

さて、料理の取り分けですが、海外では日本と少し違うマナーがあるようです。

例えば、フランスではお酒や料理の取り分けは、女性が絶対にしてはならない行為とされています。

レディーファーストが定着し、男性はホスト役を務めることになっていますので、女性は何もしないということがマナーとして適当なのです。

そもそも全員で取り分けるという習慣がなく、好きな分を好きなだけ取るスタイルが当たり前のようです。

日本もこのようなスタイルが定着すれば、「取り分けなきゃ」と気負う必要がなくなるかもしれません。

大皿料理がよく出る中華料理!取り分けのマナーは?

大皿料理がよく出ると言えば「中華料理」が挙げられますが、中華料理には独自の取り分けマナーがありますので、確認していきましょう。

円卓でターンテーブルがあるような場所での食事の場合、料理はまず主賓が取ります。

続いて、時計回りに順番に回していきます。

料理が全員に行き渡ったら、まずは主賓や年長者が食べ始めたのを確認し、それから自分も食べるようにします。

盛ってすぐに食べ始めるのはマナー違反ですので気をつけましょう。

また、自分の分は自分で取るのが基本的なマナーです。

他人に盛らせるのが気が引けるような場合は、自分で取り分けず、お店の人に頼んで取り分けてもらいましょう。

なお、大皿料理は少し残すのがマナーとして適当なようです。

全部食べ切っては、主催者に料理が足りなかったと思わせてしまうからという理由です。

ただし、取り皿に取った自分の料理は残さず食べることがマナーとして求められますので気をつけましょう。

料理の取り分け!その場の状況に合わせよう

料理の取り分けは、その場の状況に合わせることが必要です。

今では女性だけが取り分けるというよりも、気がついた人が取り分けることで良いようです。

もし取り分ける際は、取り箸があるか確認し、アレルギーや好き嫌いがないか確認してみましょう。

フランスでは、男性がホスト役としてお酒を注いだり、料理を取り分けたりするのがマナーです。

中国では、主賓から料理を取り、ターンテーブルを回して順番に各自取っていくスタイルが主流です。