電車内で読書をするのはマナー違反?電車で必要なマナーとは

2020年02月06日

通勤・通学のために、電車を利用している方も多くいるでしょう。

人によってはその時間に読書をして過ごしている方もいるようです。

ただ、読書もときとしてマナー違反になる可能性があるので注意してください。

この記事では、電車内での読書がマナー違反に当たるのかについて考えるとともに、電車内全体でのマナー違反についても知識を深めていきましょう。

最後には、電車内で読書をするときのコツについてもお伝えしていますので、ぜひご一読ください。

通勤・通学の電車内ではなにをしている?

通勤・通学の移動中に、電車内ではなにをしていることが多いのでしょうか。

一般的な過ごし方は次の通りです。

・スマートフォンを操作する
・睡眠をとる
・仕事・勉強をする
・音楽を聴く
・読書をする

スマートフォンでさまざまな操作をしている姿は、電車内でよく見かけますね。

アプリやゲームの操作など、暇つぶしにはもってこいのツールです。

また、朝という通勤・通学の時間帯では、移動時間を睡眠に当てている方も多いようです。

同様に、仕事や勉強の準備のためにも、電車での朝の移動時間が使われます。

そして、音楽を聴くことも電車内での過ごし方として定番のひとつです。

ただ、音楽を聴くことはときにマナー違反となることがあるようです。

イヤホンから漏れる音が周囲の人を不快にさせることがあり、通勤・通学の時間帯で見られるラッシュ時にはなおさら正しいマナーが求められるでしょう。

それでは、一見マナー違反に当たらなそうな読書はどうでしょうか。

まずは電車内でのスマートフォンのマナーについて知ろう!

電車内での読書がマナー違反に当たるのかということについてお話しする前に、まずはスマートフォンのマナーについてお伝えしておきます。

なぜなら、電車内での過ごし方として、スマートフォンの利用が非常に多いためです。

スマートフォンにおけるマナーを知っておけば、電車内でのマナー違反を大幅に減らすことにもつながるでしょう。

それでは、スマートフォンでのマナー違反に当たる行為をご紹介します。

●通話をする

電車内ではスマートフォンでの通話はNGです。

どうしても無視できない相手の場合は、折り返し電話する旨を伝え、手早く済ませましょう。

●撮影をする

電車内でのスマートフォン撮影は、「自分も映り込んでしまったのではないか」と不快に感じる方も多くいます。

また、犯罪行為と間違われる心配もありますので、注意してください。

●集中しすぎる

スマートフォンの操作に集中するあまり、周りの状況を把握できない人がいるようです。

特に電車内が混雑しているときは、立っているときだけでなく座っているときでも、マナーあるスマートフォンの使い方をしてください。

電車内の読書はマナー違反?

それでは、いよいよ電車内での読書について触れていきましょう。

電車内での読書がマナー違反に当たるかと言われると、一概にそうだとは言い切れません。

常識をわきまえた範囲であれば、電車内で読書をしていてもマナー違反になることはないでしょう。

それでは、どのようなケースが常識外れと見なされてしまうのでしょうか。

●サイズの大きい本を読む

本のサイズが大きいと、その分スペースを広く使って本を読むことになります。

混雑している電車内では、少しのスペースも無駄にはできないので、大きすぎるサイズの本は持ち込まないようにしましょう。

●内容が適さない

読書をしている本に受け入れがたい絵や文章が使われていれば、人によっては不快に思うこともあるかもしれません。

「他人が見たときにどう思うか」という想像力も、電車内のマナーを守るうえで大切でしょう。

●ページをめくる音がうるさい

「ページをめくるなんてささいな音だ」と自分では思っていても、その音を不快に感じる方は中にはいます。

ひとつひとつの動作をコンパクトにして、音も最小限に抑えるように努めてください。

マナーさえ守れば、電車内での読書は有意義な時間となるはずですよ。

読書以外にもある!電車内で考えられるマナー違反

読書をしていることで、電車内ではマナー違反となってしまうケースがあります。

ただ、読書は電車内で起きるマナー違反の一部にすぎず、読書以外にも日々さまざまなマナー違反が起きています。

電車という公共の場は、すべての人にとってストレスのない環境でなければなりません。

自分勝手な行為はマナー違反となり、いずれ自身に降りかかってくることもあるでしょう。

これを避けるためには、電車内ではなにがマナー違反となるのかを知ることが必要です。

そこで、電車内で考えられるマナー違反についてお伝えしていきます。

●自分勝手な座席の使い方をする

座席に座るときは、1人分のスペースだけを使うようにしてください。

広々と2人分以上のスペースを使うのはマナー違反です。

間違っても、座席に荷物を置いてスペースを奪うようなことは避けましょう。

次項でも、電車内でのマナー違反についてご紹介します。

これもダメ!電車内ではマナーを守ろう

引き続き、電車内で考えられるマナー違反の例をご紹介していきます。

●大声で会話する

話に夢中になって、声のボリュームが大きくなってしまうことがあります。

電車内では、人の話し声を不快に感じる方もいますので、会話をするなら節度あるボリュームを心掛けてください。

電車内では、おしゃべりだけではなく、たまには静かに読書を楽しむのもおすすめですよ。

●メイクをする

女性の中には、朝の身支度としてメイクを電車内で済ませようとする方もいるようです。

しかし、電車内でのメイクはマナー違反であるうえに、女性としての品格をも失いかねませんので、そのような行動は控えてください。

●においがする

電車内では、においがこもりやすいです。

また、人同士が密着しているときなどは、少しのにおいが気になることもあるでしょう。

人によっては気分が悪くなってしまうこともあるので、においを発するものには注意してください。

たとえば、食品や香水などです。

メイク用品からもにおいがすることがあるので、電車内でのメイクはもちろん控えてください。

電車内で読書をするコツは?

電車内でのマナー違反に当たる行為について、いろいろとお話ししてきましたが、最後に電車内で読書をするときのコツについてご紹介します。

ちょっとした知識として覚えておくと、いざというときに役立つかもしれませんよ。

まずは、集中して読書を楽しむために、電車内の騒音をシャットアウトしてしまいましょう。

耳から騒音が侵入しないようにイヤホンをします。

おすすめは、読書中の集中効果が期待できるクラシックを聴くことです。

つぎに、片手で文庫本サイズの本を扱う術をマスターしましょう。

やり方は、左手の親指と小指で見開きページの両端を押さえ、人差し指、中指、薬指は背表紙側に添えます。

ページをめくるときは、親指をスライドさせて小指側にページを移動させましょう。

このやり方を覚えれば、片手につり革を持ちながら、もう一方の手で本を操り読書を楽しむことができるはずです。

電車内での読書がマナー違反になる可能性はある!

静かに読書をしていたとしても、配慮を少しでも怠れば周囲の人の気分を損ないかねません。

読書であっても、周りへの気遣いを忘れずにマナーを守るようにしてください。

電車内では、読書以外にも守らなければならないマナーがたくさんありますので、一度ご自身の行動を見直してみましょう。

誰もが気持ちよく過ごせるような電車での移動時間にしたいものですね。