引き出物で人気のお菓子はこれ!選ばれる理由と選び方のコツ

2020年02月07日

結婚式の引き出物と一緒に用意するお菓子のことを、引菓子といいます。

引菓子は種類が豊富で和洋様々。

そのため、どれを選んだらよいか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。

今回は、結婚式の引き出物と一緒に渡す引菓子についてをまとめました。

人気の引菓子や、選び方のコツまで一緒にご紹介していきます。

そもそも「引菓子」とは?定番人気のお菓子はこれ!

結婚式の引き出物で渡すお菓子「引菓子」には様々な意味が込められています。

まずは、引菓子について解説していきましょう。

●引菓子とは

引菓子は、披露宴の食事をお裾分けするという意味合いがあります。

つまり、披露宴で出された食事をゲストの家族にお裾分けするために用意するのです。

また、引菓子の「引」には、贈る、配るという意味合いがあるほか、「長引く」など結婚を末永く続くという意味も含まれています。

引き出物というと、ついメインの引き出物に気を使ってしまいがちですが、実は引菓子を楽しみにしているゲストも多いといいます。

そのため、ゲストが喜ぶお菓子を贈りたいですね。

●定番の人気引菓子

引き出物の引菓子といえば、昔からバームクーヘンや紅白饅頭などが人気ですね。

これらは縁起がよいお菓子とされ、昔から引菓子の定番となっています。

ほかにも、洋菓子ではクッキーやケーキ、焼き菓子、チョコレートなどが人気があり、和菓子だと羊羹、金平糖、練りきり、最中なども人気があります。

引き出物のお菓子でバームクーヘンや紅白饅頭が人気の理由

引菓子の定番お菓子といったら、バームクーヘンや紅白饅頭があります。

ではなぜ、バームクーヘンや紅白饅頭が引菓子に選ばれるのでしょうか。

●バームクーヘン

バームクーヘンが引菓子に選ばれる理由は、バームクーヘンの断面が木の年輪のように見えることが関係しています。

年輪を重ねることで「長寿・繁栄」「幸せ重ね」などを連想させ、縁起のよいお菓子とされているのです。

バームクーヘンは、結婚式の引き出物だけでなく、出産などの慶事の贈り物としても人気があります。

●紅白饅頭

続いて、引菓子の定番、紅白饅頭についてご紹介していきます。

紅白饅頭の紅白の色は、縁起がよい、めでたいという意味があります。

諸説ありますが、紅白の赤は赤ちゃんの出生を意味し、白は死装束の色のように死や別れを意味するといわれています。

これらを組み合わせることで、人生そのものを表しているという説が有力のようです。

人の一生を意味していることから、結婚式の引菓子に選ばれているようですね。

引き出物で渡すお菓子を選ぶポイント

引き出物の引菓子を選ぶときは、3つのポイントを意識して選んでみましょう。

・日持ちする物
・小分けになっている物
・ゲストに合わせた物

【日持ちする物】

結婚式の引き出物で渡す引菓子は、冷蔵保存が必要な物や1~2日しか日持ちしないお菓子は不向きです。

これらのお菓子は「早めに食べなければ」とゲストが気を使ってしまう要因となります。

また、引菓子を食べきるまで数日かかることも予想されますので、できれば10日以上日持ちのする物を選ぶとよいでしょう。

バームクーヘンなどの焼き菓子は、日持ちがする物が多いため、やはり人気があります。

【小分けになっている物】

また、小分けになっている物もゲストには喜ばれる傾向にあります。

一本のバームクーヘンや丸いケーキは豪華に見えますが、包丁でカットする必要がありますし、封を開けてしまえば早く食べきらなくてはなりません。

その点、個包装になっている物なら、手軽に食べることもできますし、持ち運ぶことも可能です。

ゲストの中で一人暮らしをしている人が多い場合は、この点を配慮するとよいかもしれません。

お菓子を選ぶときはゲストに合わせた配慮を

続いて、引菓子を選ぶときのポイントをお伝えします。

【ゲストに合わせた物】

引き出物で渡すお菓子は、ゲストに合わせて選ぶ配慮も大切です。

昔は、引き出物というと、鰹節やお赤飯などの縁起物を贈るのが定番となっていました。

しかし近年は、ゲスト一人ひとりに喜ぶ物を厳選して贈るという傾向が強まっているようです。

例えば、家族で暮らしているゲストには、見栄えのよいホールケーキやバームクーヘンがよいでしょう。

一人では食べきれないホールケーキも、家族なら食べきれることができます。

女性なら、話題になっているお菓子や人気店のスイーツがよいかもしれません。

甘い物が苦手な男性には、お煎餅やコーヒーのギフトなどがよいですね。

ゲスト一人ひとりに合わせた引菓子を贈ることは、大変な作業かもしれません。

しかし、このような心遣いはゲストの満足度を上げることに繋がります。

ゲストの顔を思い浮かべて、喜びそうな物を選んでみてはいかがでしょうか。

引き出物や引菓子の相場はどれくらい?

ここでは、引き出物や引菓子の相場についてご紹介していきましょう。

●引き出物や引菓子の相場

引き出物で渡すお菓子は、一人当たり1,000~1,500円ほどが相場となっています。

ただし、これは一般ゲスト向けの金額です。

普段からお世話になっている方や、目上の方には、もう1つ上のランクのお菓子を用意するとよいでしょう。

また、引き出物の相場は4,000~7,000円ほどで、平均額にするとおよそ6,500円あたりとされています。

引き出物では、コップなどの食器類やバス用品、キッチン用品など様々ですが、近年人気があるのはカタログギフトです。

カタログギフトは、カタログ一冊で済むため、軽くてかさばらないというメリットがあります。

また、カタログギフトで頼める物は品物だけでなく、温泉チケットやレストランの食事券、食品などもあり、幅広い年齢層に対応できる点も人気の理由です。

さらに、金額の異なるカタログギフトでも、包装されていれば見分けがつかないことから金額差が悟られないといったメリットもあります。

引き出物と一緒に!人気のお菓子を紹介!

引き出物とともに渡す引菓子は、味はもちろん、日持ちがよい物を選ぶ必要があります。

ここでは、引菓子の中でも人気のあるお菓子を2つご紹介していきます。

●キハチ(KIHACHI)「キハチバームクーヘンS」

参考価格:1,080円(税込み)

引菓子の中でも定番のバームクーヘン。

キハチは、厳選素材としっとり焼きが特長で、弾力のあるきめ細かい生地が口当たりよく、いくらでも食べられてしまう美味しさです。

キハチバームクーヘンSは、ブライダル用として丸い箱にリボンのラッピングが施されており、かわいらしい見た目も人気の理由のようです。

●ビスキュイテリエ ブルトンヌ「マーガレット〈ケーク・オ・ショコラ〉」

参考価格:¥1,080円(税込み)

かわいらしいマーガレットの形に焼き上げられた濃厚チョコレートケーキ。

マーガレットの花言葉は、「誠実」「心に秘めた愛」「真実の友情」であり、贈り物や引菓子としてもおすすめです。

洋酒で漬けたオレンジピールがチョコを引き立て、大人な味わいのチョコレートケーキとなっています。

心を込めた引菓子を贈ろう

引き出物とともに渡す引菓子は、様々な意味が込められています。

定番のバームクーヘンや紅白饅頭もよいですが、ケーキや焼き菓子、羊羹や金平糖、お煎餅なども人気があります。

引菓子で悩んだときは、お二人が食べたいと思うものを購入して実際に食べてみるのもよいでしょう。

ゲストがどんな物をもらったら喜ぶか、じっくりと考えて引菓子を選んでみてください。