お世話になった方の送別会で花束を贈ろう!頼み方や種類は?
2020年02月13日お世話になった方とのお別れは寂しいものですが、見方を変えれば新たな場所への出発ととらえることもできます。
「今までお世話になりました。これからのご活躍をお祈りします。」という気持ちを込めて、送別会ではきれいな花束を贈りましょう。
ただし、花の種類はどれでもいいというわけにはいきません。
そこで、送別会で贈る花束の頼み方と、適した花の種類をご紹介します。
花束を渡すときのタイミングや演出についてもお話ししていますので、最後までご一読ください。
目次
花束を頼むときのポイントを押さえよう!
お世話になった方の送別会では、温かい気持ちでお見送りをしたいものですよね。
そのようなシーンに登場するのが、花束の贈呈です。
色鮮やかな花束に、これまでの感謝の気持ちを込めましょう。
それでは、送別会で贈るための花束を頼むときには、どのようなポイントを押さえればいいのでしょうか。
まずは、花束を贈る名目が送別会であることと、その日時を伝えてください。
花屋であれば、その情報からどのような花束をつくればいいのか、ある程度予想がつくはずです。
また、送別会の日時によっては、花束の受け取りが前日になってしまうかもしれません。
その場合、花束に使われている花が当日にしおれてしまうことも考えられます。
送別会で花束の見た目が残念な状態にならないように、ラッピングの工夫や選ぶ花の種類を考えてもらうなどの配慮を花屋に頼んでもいいですね。
そして、花束の予算や希望するイメージも伝える必要があるでしょう。
その点については、次項でお話しします。
伝え方が大切!花束の予算とイメージ
送別会用の花束を頼むときには、予算と仕上がりのイメージを伝えることも大切です。
まず、花束の予算についてお話ししましょう。
花束を贈る相手の立場や状況によっても異なりますが、送別会で贈る花束の予算の相場は3,000~10,000円です。
予算の相場に幅があるのは、選ぶ花の種類やボリュームによって花束の見た目が変わってくるためです。
高価な花を使えば、予算を上げるか、あるいはボリュームを落とすことになります。
反対に、安価な花であれば、予算を抑えつつもサイズ感は大きく見せることができるでしょう。
しかし、それと引き換えに見た目の豪華さには欠けるかもしれません。
花は、生き物です。
季節によっても選べる種類は変わりますし、価格にも変動があります。
また、相手の好みに合わせたり、思い出深い花を選んだりと、選び方は人によって違うでしょう。
そのため、花束を頼むうえでどの点を重要視したいのかを決めておくようにしてください。
もし、花束の出来上がりのイメージを持っているのであれば、その旨を花屋に伝えましょう。
全体的な色味だけでなく、花束を贈る人の雰囲気を伝えれば、イメージに近い花束をつくってくれるはずです。
あるいは、花束に入れたい花の種類を伝えるのも、頼み方としてはいいかもしれません。
送別会にはこの花を贈ろう!おすすめの種類は?
花束を頼むとき、入れたい花の種類を決めてお願いするのもいいでしょう。
これから、送別会用の花束に適した花の種類をご紹介しますので、参考にしてみてください。
〇ダリア
ダリアは花束に良く選ばれる花の種類です。
そのダリアの中でも、ホワイトのダリアが持つ花言葉は「感謝」です。
送別会でこれまでの感謝の気持ちを伝えるのには、適した花ではないでしょうか。
一輪でも存在感を放つ見た目は、花束に豪華さとボリュームを持たせてくれるでしょう。
〇ネリネ
小さなユリが集まったような見た目のネリネは、ヒガンバナ科の花の種類です。
「また逢う日まで」という花言葉は、送別会に贈る花束としてピッタリです。
あまり、目にすることのない花の種類なので、ネリネを花束に使いたいときは、花屋に連絡して事前に確認しておいたほうがいいでしょう。
次項でも、送別会の花束に選んでほしい花の種類をご紹介します。
これもおすすめ!送別会にピッタリの花の種類
引き続き、送別会に適している花の種類をご紹介していきます。
〇バラ
花束と聞いてバラを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
人を選ばず好まれるこのバラには、「愛」という花言葉がつけられています。
ただし、注意しなければいけないのが、色選びです。
バラは色によってそれぞれ花言葉がつけられており、送別会で贈るには適さない色もあります。
イエローのバラは「嫉妬」という花言葉があるため、送別会の花束には選ばないほうがいいでしょう。
反対に、オレンジのバラは「信頼」という花言葉なのでおすすめの花の種類といえます。
とはいえ、バラは比較的価格が高いので、ポイント使いにするとボリュームをキープすることができるはずですよ。
〇スイートピー
スイートピーには「門出」という花言葉がつけられています。
花が出回る時期も1~3月の春なので、送別会の花束としても選びやすいのではないでしょうか。
蝶のような花の姿は可愛らしく、色も豊富に揃っています。
価格も1本150~200円なので、きっと予算内に抑えられるはずですよ。
送別会ではNGとなる花の種類について
送別会の花束としておすすめの花の種類をご紹介してきましたが、それとは逆に贈ってはいけない花の種類も存在しています。
間違った花束を贈って、相手を嫌な気持ちをさせないためにも、送別会ではNGとなる花の種類を知っておきましょう。
△菊
菊と聞くと、どうしても仏花のイメージがついて回ります。
仏壇に供えるような花束を、送別会で贈るのは印象が良くないですよね。
とくに白い菊は、送別会というこれからの未来を祈るシーンには向かない花の種類でしょう。
△椿
椿の花が持つ凛とした佇まいは、美しさを感じさせます。
しかし、椿の花が落ちる様は、首が落ちる場面を想定させるということで、昔から縁起が悪いとされています。
そのため、送別会の花束としても選ばないほうが無難です。
このほかにも、りんどう(花言葉:悲しんでいるときのあなたが好き)や黄水仙(花言葉:うぬぼれ・自己愛)などは、送別会ではNGの花の種類として覚えておくといいでしょう。
花束を渡すタイミングや演出は?
花束用の花の種類を選べたら、送別会を盛り上げるためにも、花束を渡すタイミングや演出にもこだわりましょう。
まずタイミングですが、送別会が始まった直後に花束を渡すのは避けてください。
タイミングが早すぎると、花束を渡した相手が送別会の間ずっと抱えていなければならなくなってしまいます。
そのため、送別会が滞りなく進んで終盤に差し掛かったら、機を見計らって花束を贈るようにしましょう。
そして、タイミングだけではなく演出も大切です。
送別会が終盤に差し掛かるまでの間、花束は見えないところに隠しておいてください。
いよいよ、花束贈呈のシーンを迎えたら、相手の左手側に花が向くようにして手渡します。
このとき、送別会に参加している人全員に、その場面が見えるように位置取りましょう。
大切な送別会で盛り上がったクライマックスにするために、会場全体で雰囲気をつくりあげてくださいね。
花束贈呈で送別会を盛り上げよう!
送別会が盛り上がるような花束を用意してもらいたいなら、頭に思い描いている完成形を伝えることが大切です。
会の名目と日時、予算やイメージなどを伝え、送別会の主役にピッタリの雰囲気に仕上げてもらいましょう。
ただ、送別会のために用意する花束には、適している花とそうでない花が存在しますので、注意してください。
花束を渡すタイミングや演出にもこだわって、送別会を成功に導きましょう。