開店祝いのギフトに花を贈ろう!定番の花やお祝いのマナー
2020年02月15日開店祝いのギフトとして、花を贈ろうと考えている方もいることでしょう。
しかし、花と言ってもブーケや胡蝶蘭、ブリザーブドフラワーなど、どれも華やかで悩んでしまいます。
相手に合った花を贈るには、何を基準に選べば良いのでしょうか。
ここでは、開店祝いにおすすめの花や相場について詳しくお話ししていきます。
目次
開店祝いに花をギフトとして贈りたい!タイミングは?
飲食店や雑貨店など、新しくオープンしたお店の前に大きな花が飾られている光景は、誰でも一度は目にしたことがあるでしょう。
このような「開店祝い」は、身近な人や知人が新しくお店を持つ際に、新たな門出を祝う気持ちを込めて行います。
いざ自分の親しい人がお店を開くことになれば、同じように彩り鮮やかな花をギフトとして贈りたいものです。
実際、開店祝いのギフトを贈るとなれば、まず知っておきたいのは贈るタイミングです。
結論から言うと、開店祝いは開店までにギフトとして贈ることが大切ですが、例えば、開店準備で忙しい前日は、ギフトを受け取る対応すら大変でしょう。
そのため、開店のお知らせを受けたらできるだけ早めに贈るようにし、開店間近は避けて遅くとも一週間前までには届けられるようにしましょう。
もし、開店に間に合わなかった場合は、客の一人としてお店に足を運び、お祝いのギフトは直接渡すことをおすすめします。
開店祝いに花を贈ろう!ギフトの相場は?
続いて、開店祝いに花を贈る際にまず押さえておきたいのは、ギフトの相場です。
と言うのも、例えば、相場を知らずに適当な金額の花を贈った場合、お店の前に並べて飾られた際に見劣りをしてしまうことがあるからです。
花でも品物でも相場は同じですが、贈る相手によって相場は変わってくるので、あらかじめよく確認しておきましょう。
まず、お店を開くのが家族や親戚だった場合は、20,000~50,000円の相場でギフトを考えるのが一般的です。
花を選ぶ場合、10,000~20,000円でも十分なギフトが見つかりますが、身内の場合は少し奮発して40,000~50,000円の豪華な予算でギフトを考えると良いでしょう。
また、友人や知人の場合、相場は5,000~20,000円を目安に考えます。
付き合いの長い親しい友人であれば、10,000~20,000円と少し高い予算で見積もることをおすすめします。
ただし、そこまでの間柄ではない場合、高すぎると相手に気を遣わせてしまうため、関係性を考慮した妥当な金額で選ぶようにしましょう。
開店祝いの花はどうする?定番中の定番は「胡蝶蘭」
開店祝いを贈るタイミングや相場が分かったところで、次にギフトとして贈る定番の花についてそれぞれ見ていきます。
ではまず、定番中の定番である「胡蝶蘭」についてご紹介していきましょう。
開店祝いの花と言えば、胡蝶蘭をイメージする方も多いのではないでしょうか。
なぜ開店祝いに胡蝶蘭が選ばれているのか、その理由をいくつか見ていきましょう。
●縁起物
そもそも、胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」という花言葉があり、新しくお店を開くお祝いにはぴったりのギフトと言えます。
さらに、根のある鉢植えは、お店が順調に繁栄し「根付く」という意味を持っています。
つまり、「飛んできた幸福が根付く」と連想される胡蝶蘭は、大変縁起の良い花として開店祝いに多く選ばれているのです。
●季節を問わず、店内を明るくしてくれる
高級感と華やかさを特徴とする胡蝶蘭は、インテリアとして店内を明るくしてくれます。
また、通年で栽培される花なので、季節にとらわれることなくお店に飾ることができます。
●花持ちが良い
花をギフトとして選ぶデメリットは、すぐに枯れてしまう点です。
しかし、胡蝶蘭の寿命は1~3か月以上ととても長く、他の花と比べてより長い期間楽しむことができます。
●香りや花粉がない
食事を提供する飲食店の場合、一般的に香りや花粉が発生する花はギフトとしては避けられることが多いです。
しかし、胡蝶蘭はほとんど香りもなく、花粉も飛散しないため、シーンを選ばずに贈りやすいでしょう。
以上のように、胡蝶蘭は開店祝いにぴったりなお祝いの花と言えますね。
また、お祝いには「白」や「紅白」の色が人気ですが、「商売繁盛」を意味する黄色の胡蝶蘭もおすすめです。
開店祝いに贈るギフト!おしゃれで癒される「観葉植物」
開店祝いのギフトとして贈る定番の花には、「観葉植物」も挙げられます。
では、観葉植物が開店祝いに選ばれる理由について、以下で詳しく見ていきましょう。
●「根付く」という縁起の良い言葉
前述したように、観葉植物などの鉢植えには「根付く」という意味があり、「その土地に根を下ろして定着する」=「長く商売する」という祈願の意味合いがあります。
新たな門出を祝う開店祝いには縁起の良いギフトになるでしょう。
●インテリア性が高い
グリーンインテリアとも呼ばれる観葉植物は、置くだけで店内のイメージをおしゃれに変え、安らぎを与えてくれます。
和洋問わずにどんなインテリアにも合わせることができるため、シーンを選びません。
●種類によってお祝いに相応しい花言葉
観葉植物には様々な種類があり、それぞれに開店祝いにぴったりな花言葉があります。
例えば、ギフトとして人気のパキラには、「快活」「勝利」という花言葉に加え、「発財樹」という縁起の良い別名を持っていることから、金運や仕事運に効果があるとされています。
また、ポトスという観葉植物は、「永遠の富」「華やかな明るさ」という花言葉に加え、繁殖力が強いことからお祝いの縁起物とされています。
その他にも、「幸福」のドラセナ、「不滅」のサンスベリアなどあるので、相手にぴったりの観葉植物を探してみてください。
ボリュームのある華やかな花を!スタンド花で開店祝い
次に見ていく開店祝いの定番の花は、「スタンド花」です。
スタンド花とは、コーン型やモダンチック型のスタンドに花を彩る生け花で、何よりもボリュームがあって華やかな点が特徴です。
こちらは花の種類というよりも、贈り方のタイプであり、イメージするカラーやボリュームに合わせて様々な花が使われます。
例えば、華やかなスタンダードから、豪華なエレガント、ピンク系のキュート、スタイリッシュなクール系など、様々なスタイル・デザインを選ぶことができます。
スタンド花のサイズは、一般的に高さ1.7m前後、幅1~1.4m程度、小さいものでも高さは1m、幅0.5~0.6mの大きさになるため、店の前に立ち並べることを考慮して、置けるスペースをあらかじめ確認しておくのが良いでしょう。
また、スタンドの形や花の量、アレンジなどによって値段が変わってくるので、予算を考慮しながらお店に確認しておきましょう。
そして、注意しておきたいことは、ギフトとして贈る日にちに余裕を持って注文するという点です。
少なくとも、お届けする一週間以上前に依頼するのが良いでしょう。
開店祝いのギフトに人気の「プリザーブドフラワー」も
最後にご紹介する開店祝いの定番の花は、「プリザーブドフラワー」です。
プリザーブドフラワーは、小ぶりのわりにメリットが多いため、開店のギフトとして人気が高い花です。
では、メリットについて詳しく見ていきましょう。
●枯れずに長持ちする
プリザーブドフラワーは、特殊な薬剤を生け花に吸わせて加工したもので、1~2年間という長期間花を楽しむことができます。
開店祝いの記念として、手元に残しておけることはギフトとしても嬉しいはずです。
●手入れが不要
水やりなどの手入れは必要なく、手間をかけることなく飾ってもらうことができます。
●小ぶりなので飾りやすい
他のボリュームある花と違い、スペースをとらずにコンパクトに飾っておけるメリットがあります。
お店のワンポイントにはちょうど良いでしょう。
以上のように、プリザーブドフラワーの何よりも良い点は「長持ちする」ということですね。
プリザーブドフラワーのタイプの中でも、フレームに花を敷き詰めたもタイプや、グレイスというドームタイプ、時計に花をふんだんにちりばめたスワロクロックがギフトとして人気です。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
相手や予算に合わせた花を選ぼう
開店祝いに贈る花といっても、様々な種類があります。
お店のイメージや相手の好み、そして予算に合わせて花を選ぶようにしましょう。
また、開店にギリギリにならないように、お知らせを受けたらなるべく早い段階から準備をするようにしてくださいね。
相手に喜んでもらえる花を贈りましょう。