社会人としての腕時計のマナー!就活・結婚式・お葬式などで
2020年02月27日社会人になって初めて、腕時計を身に付けた方もいらっしゃるかもしれません。
腕時計を選ぶ前に、「腕時計のマナー」を知っておきましょう。
ビジネスの現場や冠婚葬祭で、どんな腕時計をすればいいかご説明します。
また、腕時計の相場の金額についてもお伝えするので、参考にしてください。
目次
社会人の腕時計のマナー!どんな時計を選ぶ?
社会人になったら、覚えなくてはいけないルールやマナーがたくさんありますよね。
「時計」についてのマナーも知っておくと役立つでしょう。
ビジネススーツは、腕時計をすることでさらに引き締まって見えます。
昔から、「社会人には腕時計が必須」という考え方があり、基本的なマナーのひとつとして扱われてきました。
就職時のプレゼントとして、腕時計が選ばれることも多かったでしょう。
しかし、ビジネスマンとして悪目立ちせずに腕時計をするには、下記の点に注意が必要です。
●高価すぎないこと
あまりにも高額な腕時計で、上司や先輩よりも高級品を身に付けていると、よく思われないことが多いでしょう。
新入社員が、10万円以上もする高級ブランドの腕時計を選んでいると、「生意気な」と思われてしまう可能性があります。
とはいえ、チープすぎる腕時計も、営業職や販売職など好感度が重視される職種ではおすすめできません。
●目立ちすぎないこと
腕時計をスーツの差し色にするのはやめてください。
カラフルだったり、変わったデザインの腕時計は、スーツに合わせると浮いてしまいます。
スポーツウォッチでもOKなケースが多いですが、カジュアルすぎないものを選んだほうがいいでしょう。
●正確で丈夫な時計
正確に時を刻み、壊れにくいものを選びましょう。
時間が間違えている時計をそのまましていると、「いいかげんな人なのかも」と思われてしまうおそれがあります。
就活にも腕時計をしていこう
就活時にも、腕時計をしていくと好感を持たれる会社があるでしょう。
携帯電話を出して時間を確認するより、腕時計をサッと見たほうが、すぐに時間を確認できますね。
上記でも述べましたが、リクルートスーツに合わせる時計は、シンプルで落ち着いた見た目のものがおすすめです。
キラキラしてしまうものや、目立つものは避けたほうが無難でしょう。
また、高級時計や、カジュアルすぎる時計もNGです。
電池切れにならないように、「ビジネスマンとして使う腕時計は、アナログのものを選ぶ」という考え方もあります。
携帯電話やタブレットなどは充電が切れてしまうことがありますが、アナログで品質の良い時計があれば安心感がありますね。
ただし、社会人が腕時計をつけることは「絶対に守ったほうがいいマナー」とは言えません。
腕時計をすることで、肌にアレルギー症状が出る方もいますし、会社それぞれのマナーがあるでしょう。
結婚式やお葬式に腕時計はNG?社会人のマナー
次に、結婚式やお葬式で、社会人として恥をかかないように、腕時計のマナーを考えていきましょう。
実は、「結婚式や披露宴では腕時計はNG」というマナーもあります。
お祝いの席で、時間を気にしている失礼な人だと思われるというのが、その理由でしょう。
しかし、腕時計には装飾品としての顔もあり、近年は気にしない方が多いようです。
あまりにもゴージャスすぎるものはおすすめできませんが、シンプルで服装と合ったものなら問題ないでしょう。
女性用なら、アクセサリーのような華奢なデザインが人気です。
ただし、年配の方が多い式や、着物で出る式、格式が高い場所で行う式などには、腕時計はしていかないほうがいいかもしれません。
また、カジュアルな腕時計、大きくて分厚い腕時計は、腕時計OKな場合でも避けるべきです。
そして、お葬式でも、喪服に腕時計はマナー違反になります。
一切の装飾品は付けないことが望ましいからです。
とはいえ多くの場合、地味で目立たないものなら付けていっても問題ないようです。
ご家族や、他の出席者に確認して決めてもいいでしょう。
社会人のマナー・「ハトが豆食って」とは
日常生活において腕時計は必ずしも必要ではありませんが、ビジネスの場では好印象になる場合が多いです。
時間をしっかりと管理することは社会人の基本ですよね。
会議や接待の席でも、スマホを見るよりも腕時計を見たほうが、「話している最中にラインの確認?」などと誤解されずに済むかもしれません。
かつて「ビジネスマンの基本のマナー」として、「ハトが豆食って」という言葉がありました。
その意味は下記の通りです。
・「は」…ハンカチ
・「と」…腕時計
・「が」…お財布(がまぐち)
・「ま」…筆記用具(万年筆)
・「め」…メモ帳
・「く」…クシ
・「て」…手帳
現代では、ほとんどスマホがあれば事足りますが、こうした考え方があったことを、覚えておくといいかもしれません。
学ぼうとする心や、スケジュール管理が大切だということですので、スマホアプリの機能にもこだわってみてはいかがでしょうか。
また、身だしなみは入念にチェックしましょう。
ビジネスマンにおすすめの時計の相場
さきほど、ビジネスマンの腕時計のマナーについて「高価すぎない」「チープすぎない」ということをお伝えしました。
では、社会人には、どのくらいの値段が相場なのでしょうか。
これについては、年齢によって変わってきます。
20代のフレッシュなビジネスマンは、1万円~2万円程度のものでいいでしょう。
高くても、20代までは5万円くらいまでに抑えておくことをおすすめします。
若々しくアクティブな印象の腕時計が似合うでしょう。
30代くらいになって責任の重い仕事も任されるようになれば、7万円~10万円くらいの腕時計でも様になりますね。
上質でセンスの良い腕時計を選びましょう。
40代を過ぎて管理職などにつけば、それ以上の高級時計をつけていても、違和感がないようになるでしょう。
腕時計にこだわる方なら、スーツに合わせて高級時計をいくつも持っていることもめずらしくありません。
腕時計のプレゼントは目上の方には失礼に
社会人になって、腕時計を誰かにプレゼントすることを考えているなら、マナー違反には注意しなければいけません。
腕時計のプレゼントが、失礼になるケースもあるからです。
腕時計のプレゼントには、「もっと仕事に対して勤勉になりましょう」というような意味合いがあり、目上の方に贈ると「上から目線」になってしまうようです。
さらに、「束縛」という意味合いもあり、少し注意すべきです。
定年退職時のお祝いにもふさわしくありません。
しかしながら、プレゼントをもらう方に確認をとれば、失礼にはならないでしょう。
腕時計好きな方であれば喜ぶのではないでしょうか。
フランクミュラー、カルティエ、ロレックス、ブルガリ、オメガなどの高級時計は、多くのビジネスマンの心をとらえています。
日本のセイコーも、メイドジャパンならではの品質で人気があるようです。
社会人として時計のマナーに注意しよう
何気ない部分でも、マナーを知っていることで好印象を与えることがあります。
腕時計は、絶対に必要なものではありませんが、見た目も気持ちも引き締まるので、付けることをおすすめします。
ただし、スーツに似合わないような腕時計は選ばないようにしましょう。
また、腕時計をプレゼントするときも、マナーには注意してください。