開店祝いに贈られる胡蝶蘭!お祝いにふさわしいのは何色か?
2020年03月07日胡蝶蘭は、名前の通り蝶が舞っているような華やかな雰囲気があるため、開店祝いなどのお祝い事にもよく使われています。
開店したばかりのお店には特に沢山の胡蝶蘭ばかりが見られますが、それには胡蝶蘭の贈る側の気持ちが込められていることでしょう。
また、胡蝶蘭は花の色によっても意味が違うため、ふさわしい色を贈る必要があります。
開店祝いに贈りたい胡蝶蘭について、色も合わせて解説していきます。
目次
開店祝いに贈られる胡蝶蘭!名前の由来を辿ってみよう
開店祝いに胡蝶蘭を見かけることは多いですが、胡蝶蘭の名前の由来を知らない方は多いと思います。
色による違いも気になりますが、まずは胡蝶蘭の名前の由来から確認していきましょう。
胡蝶蘭の正式な学名は、「Phalaenopsis Aphrodite」(ファレノプシス アフロディーテ)です。
「ファレノプシス」は、ギリシャ語で「蛾」を意味する「ファラエナ」と「~のような」を意味する「オプシス」からきています。
花が蛾のように見えたことから、この名前が付きました。
また、「アフロディーテ」は、ギリシャ神話の女神からきています。
愛と美の象徴であるアフロディーテの名前が付けられているということは、いかに美しい花だと当時から思われていたかが分かります。
そんな「ファレノプシス アフロディーテ」という名の胡蝶蘭ですが、日本に伝えられたのは明治時代です。
正式な学名では「蛾」という意味がありますが、日本では蛾のイメージの悪さから、蛾を蝶に置き換えて名前が付けられたと言われています。
なお、胡蝶の「胡」には、「垂れ下がったあご髭」という意味があり、胡蝶蘭の花茎が垂れ下がっている様子から付けられたようです。
開店祝いになぜ胡蝶蘭が贈られるの?一般的な花言葉の意味
蘭が開店祝いとして贈られるのには、古代ギリシャ時代から込められている意味によるところが大きいかもしれません。
古代ギリシャでは、蘭は繁栄の証の花として存在していましたので、日本でもその意味は引き継がれているようです。
また、胡蝶蘭は見た目がとても華やかで、花茎に何匹もの蝶が連なって止まっているように見えます。
そのこともあり、胡蝶蘭の一般的な花言葉として、「幸せが飛んでくる」という意味があります。
幸せが飛んでくるということは、とてもおめでたい花であり、開店祝いにもふさわしい花だと言えるでしょう。
花言葉として申し分ない胡蝶蘭ですが、贈られる理由は他にもあるようです。
それは、「通年での開花がしやすいこと」が挙げられます。
胡蝶蘭は1年中咲かせることが可能なため、季節を気にせず贈ることができる花として重宝されています。
また、「育て方が簡単で花が長持ちすること」、「花の香りが強すぎないこと」も好かれる理由です。
次項からは、胡蝶蘭の色によって違う花言葉や意味を確認していきましょう。
開店祝いにピッタリの色!白の胡蝶蘭の意味
胡蝶蘭には「幸せが飛んでくる」という意味があるため、それだけで開店祝いにふさわしい花と言えますが、こちらでは、色による意味の違いを確認していきましょう。
まずは、白の胡蝶蘭からです。
開店祝いなど、お祝いとして贈られている胡蝶蘭を確認すると、白が圧倒的に多いように思います。
白い胡蝶蘭は開店祝いだけでなく、結婚式やその他のお祝い事などさまざまなシーンで当たり前のように使われていることが多いです。
また、お悔やみの供花としても知られており、白い胡蝶蘭は一般的な胡蝶蘭として浸透していますよね。
白い胡蝶蘭の花言葉は、「清純」です。
清純さは結婚式の花嫁をイメージさせることから、胡蝶蘭を使う花嫁が多いことにも納得がいきます。
また、上品で清潔感のある白の胡蝶蘭は、開店祝い以外のあらゆるお祝いのシーンに似合う花だと言えるでしょう。
なお、白には新しいスタートにふさわしいまっさらなイメージがありますので、新しいお店のスタートにも合いますよね。
白の胡蝶蘭なら、高さがあっても周りと同調して圧迫感を感じさせません。
お祝い事に白い胡蝶蘭は定番中の定番であり、外すことのない花だと言えるでしょう。
ピンクの胡蝶蘭には愛情溢れる花言葉が!恋人や家族への贈り物にふさわしい色
ピンクの胡蝶蘭の花言葉は、「あなたを愛します」です。
ピンクの甘い色合いと胡蝶蘭の華やかさが合わさって、非常に愛情深い花言葉がよく似合います。
ピンクの花言葉の意味だけ考えると、開店祝いというよりは、恋人や家族への愛情を表すのに適した花なのかもしれません。
恋人に贈る花として、愛を込めてのプロポーズに贈るのも一つの使い方でしょう。
また、女性が好むピンク色ということから、母の日に贈るのもおすすめです。
これまでの感謝の気持ちから、胡蝶蘭を母にプレゼントするというのも素敵ですね。
なお、ピンクの胡蝶蘭はお供えの花として、四十九日を過ぎてからなら贈ることもできます。
ピンクの優しい色合いが、心の癒しとなるようです。
開店祝いとして贈るのには、お店の人がピンクが好きな場合や、お店の雰囲気に合うかどうかも考えると良いでしょう。
せっかくのお祝いの花が、開店のマイナスにならないよう注意してあげてください。
赤リップの胡蝶蘭は開店祝いに使われることも!様々なお祝いのシーンで活躍
赤リップの胡蝶蘭は、開店祝いに使われることもあります。
胡蝶蘭の中央には唇のような弁がありますが、赤リップの胡蝶蘭は弁が赤い色をしています。
赤リップの胡蝶蘭は、花びらの白と弁の赤がおめでたい紅白の意味を含んでいることから、あらゆるお祝いの場で使われることが多いです。
白の胡蝶蘭に赤が加わるだけでより華やかな印象になるリップ系は、白だけの胡蝶蘭と並んで人気があります。
もちろん、開店祝いに贈られることもあります。
他には、選挙の当選祝いや、長寿のお祝い、各種の記念日などにもよく贈られているようです。
赤リップの胡蝶蘭は、白だけの胡蝶蘭では色合いが少し寂しい場合や、ピンクでは少し派手になってしまうと思っているような方にはちょうど良い色バランスと言えます。
中央の赤い弁がちょうどアクセントになって、開店祝いとして華やかに演出してくれることでしょう。
開店祝いでは気を付けたい!赤い色の胡蝶蘭はなぜNG?
赤の胡蝶蘭は、品種改良されたものや、染料で染めたものが存在します。
また、赤の胡蝶蘭には2種類あり、花びらまで赤い胡蝶蘭と、赤リップとあります。
実は、開店祝いでは赤い胡蝶蘭には少し注意が必要です。
赤という色は、「赤字」や「火事」を連想させるからです。
特に、赤一色の胡蝶蘭はその傾向が強いため、開店祝いとしてはできれば贈ることを避けられたほうが良いでしょう。
赤リップの胡蝶蘭は、前にもご紹介した通り開店祝いに使われることも多いですが、弁の中央の赤い色が気になるようでしたら、白い胡蝶蘭を贈ったほうが無難かもしれません。
赤の胡蝶蘭を贈るのにふさわしいのは、「出産祝い」や「結婚祝い」「還暦祝い」などがあります。
出産祝いとしては、赤ちゃんにかけて贈ることができますし、結婚祝いとしては、「これからの二人に幸せが運んできますように」という願いを込めて贈ることができます。
還暦祝いには元々赤い贈り物をする習慣がありますので、赤の胡蝶蘭もふさわしいと言えるでしょう。
開店祝いには白や赤リップの胡蝶蘭がおすすめ!!
開店祝いに贈られる胡蝶蘭には、「幸せが飛んでくる」という一般的な意味があります。
また、「通年での開花がしやすいこと」、「育て方が簡単で花が長持ちすること」、「花の香りが強すぎないこと」が好まれる理由です。
もし、開店祝いとして贈るのであれば色は、白や赤リップがおすすめです。
白い胡蝶蘭には華やかさと上品さがあり、白のまっさらな雰囲気が開店祝いにふさわしいです。
赤リップは、花びらの白と弁の赤が紅白を意味し、こちらも開店祝いにピッタリと言えるでしょう、