結婚式の引き出物は両親や兄弟に贈るべき?引き出物のマナー

2020年03月15日

結婚式を行う場合、引き出物を参加者に贈ることが多いですよね。

会社の方や友人などへは当然引き出物を贈りますが、両親や兄弟には贈るべきなのでしょうか?

両親や兄弟は親族のため、どのような引き出物が適当なのか迷うことが多いようです。

こちらでは、両親や兄弟への引き出物や親族への引き出物の贈り方についてお伝えしていきます。

両親に引き出物を贈らない場合ってどういう時?

両親や兄弟などの親族に引き出物はどうすれば良いのか迷うことがあります。

こちらでは、両親についての引き出物についてお伝えしていきます。

両親に引き出物を贈るかどうか迷った場合、まずは両親が主催者となるか招待客となるかで分けると良いようです。

例えば、招待状を両家連名で出しているような場合は、両親が主催者側になるため、引き出物は必要ないでしょう。

また、結婚式の費用を両親に援助してもらっているような場合も、両親が主催者側になるため、引き出物は必要ないとされます。

引き出物は結婚をお祝いしてくれる招待客へのお礼ですので、主催者となる両親には必要ないと考えられることが多いのです。

それでは、引き出物は必要ないからと言って、両親に何も贈らないのかというと、そういう訳ではありません。

引き出物という形ではないものの、結婚式の最後に花束や記念品を贈って感謝の気持ちを伝える新郎新婦が多いようです。

生まれてからお世話になった両親へのお返しは引き出物ではなくても必要だと思う方は多いのでしょう。

両親が招待客の場合は両親にも引き出物を!

前項では、両親に引き出物を贈らない場合をご紹介してきました。

兄弟とは違い、両親が主催者となることもある結婚式では、基本的に両親への引き出物は必要ないということでした。

そのため、両親に引き出物が必要な場合は、両親が主催者でない時だと言えます。

両親の名前が招待状に明記されておらず、結婚式の費用も両親に援助してもらっていない場合、両親は招待客としての扱いとなり、引き出物は必要となるでしょう。

結婚式の主催者が新郎新婦で、招待状の名前も新郎新婦であれば、両親には引き出物を用意します。

また、新郎新婦で結婚式の費用を負担しているのであれば、両親は招待客として引き出物を用意すると良いでしょう。

ただし、両親によっては立場上は招待客であっても、引き出物はいらないと言う場合があります。

この場合、用意しないという選択肢もありますが、例えいらないと言われたとしても、何らかの記念品くらいは贈りたいものですよね。

お互いの両親との兼ね合いもありますので、この点については新郎新婦と両親での話し合いが大切になるでしょう。

両親が主催者でも引き出物が必要な場合も!

両親が主催者だったり費用を援助していたりするような場合は、基本的に引き出物が必要ないことをお伝えしましたが、場合によっては引き出物が必要なこともあります。

それは、「両親が引き出物を欲しい」と言っている場合です。

引き出物は必要ないと言う両親も多いのですが、中には「記念に自分たちも引き出物をもらいたい」と伝える両親もいるようです。

兄弟との関係で、「兄の結婚式ではもらったから、あなたの結婚式でも欲しい」と伝えるような両親もいるようですから、この件に関しては家族間での話し合いになることでしょう。

引き出物に関して基本的なマナーはあるものの、今までお世話になった両親の意向に沿った形にすることも必要です。

これまで育ててくれた感謝の気持ちを込めて、希望があれば主催者の両親にも引き出物を用意したほうが良いでしょう。

なお、引き出物の内容は、他の参加者と同じような内容ではなく、それぞれの両親のことを考えて贈られたほうが喜ばれると思いますので、ぜひ時間をかけて選んでいただきたいところです。

兄弟の引き出物は必要か否か?

ここまでは、両親に対しての引き出物についてお伝えしてきました。

こちらでは、兄弟の引き出物について確認していきます。

両親への引き出物と同様に迷うことの多い兄弟への引き出物ですが、兄弟が既婚か未婚かで贈るかどうか分けることが多いようです。

兄弟が結婚していれば、両親とは別世帯を持っていることになりますので、引き出物も両親とは別に用意する必要があります。

また、引き出物は兄弟自身だけでなく、兄弟の家族のことも考えたものにすると良いでしょう。

兄弟の配偶者や子供のことも考えてあげると、より喜ばれる引き出物になるはずです。

次に、未婚の兄弟の場合をお伝えします。

未婚で両親と同居している兄弟への引き出物は、基本的に必要ありません。

両親と住んでいる兄弟は親と世帯が一緒ということになり、引き出物は一世帯ごとに用意するのが基本ですので、未婚の兄弟分を用意することはないのです。

ただし、未婚の兄弟からご祝儀をもらっている場合には、引き出物は必要でしょう。

両親や兄弟以外の親族への引き出物はどうするの?

こちらでは、両親や兄弟以外の親族への引き出物についてお伝えしていきます。

親族への引き出物は、基本的に1世帯で1つです。

招待状を1世帯でまとめて送った場合は、引き出物は1つで問題ないでしょう。

親族への引き出物は、内容に迷うことが多いと思いますが、金額や品物など具体的な内容は、両親に確認したほうが良いです。

新郎新婦だけで決めてしまった場合、内容によっては新郎新婦だけでなく、両親にも恥ずかしい思いをさせてしまうことがあるかもしれませんので、両親の意見に耳を傾けることは大切でしょう。

両親なら親戚の好き嫌いなどを把握している可能性がありますので、ぜひ相談してみてください。

また、親族への引き出物は、友人などと比べると高めになっていることが多いようです。

親族からのご祝儀が元々高いことや、両親の意見により一般の参加者よりも内容をプラスしている場合が多いことが理由として挙げられます。

親族は、これからも長いお付き合いになりますので、気配りが感じられる引き出物を用意してあげてください。

挙式のみの場合!両親や兄弟に引き出物は必要なの?

ここまでは、両親や兄弟・親戚に引き出物を渡す目安をお伝えしてきました。

こちらでは、挙式のみの場合の引き出物が必要かどうかについてお伝えします。

披露宴を行わず挙式のみの場合は、基本的に両親や兄弟だけに限らず、引き出物を用意する必要はありません。

披露宴を行う場合はご祝儀をいただくことが多いですが、挙式のみの場合はご祝儀をいただかなければ、引き出物は必要ないのです。

もし、ご祝儀を辞退していても挙式の参加者からお祝いをいただいた場合には、後日「内祝い」という形で改めてお返しを用意してください。

もし、参加してもらったお礼に何かを渡したいのであれば、ちょっとした贈り物を用意しても良いかもしれません。

ただし、高額な贈り物は参加者にかえって気を遣わせてしまうことがありますので、注意が必要でしょう。

両親や兄弟への引き出物は場合によって異なる

両親や兄弟への引き出物に悩む方は多いようですが、ポイントを押さえておけばどういう場合に渡せば良いか分かります。

両親が主催者や費用を負担している場合は、基本的に引き出物は必要ないでしょう。

そして、両親が招待客の場合は、引き出物は必要です。

兄弟が既婚の場合は、引き出物の用意が必要です。

兄弟が未婚で両親と同居している場合は、引き出物の用意はしないことが多いでしょう。

親族への引き出物は、両親と相談して決めるとスムーズに決められるはずです。