引き出物を郵送する際の注意点!いつまでに届ければ良い?
2020年03月30日結婚式では、新郎新婦からゲストへ引き出物を贈ることが一般的です。
そんな引き出物も、近年では結婚式後に郵送するケースが増えています。
もし郵送で引き出物を贈る場合は、いつまでに届くようにすれば良いでしょうか。
これを含めた注意点などについて、今回はお話ししていきます。
目次
改めて知ろう!引き出物とは
兄弟姉妹や友人、親せきの結婚式に一度は出席した方であれば、引き出物をいただいたことがあるかと思います。
いただいたことがない方に向けて、引き出物についてはじめにお話ししましょう。
引き出物とは、新郎新婦から結婚式に出席してくれたゲストへ、感謝の気持ちをこめて贈られる品物のことをいいます。
少し前までは、披露宴で提供される料理の一部をお土産として自宅へ持ち帰ることが、結婚式の引き出物でした。
それがいつからか料理ではなく、記念品を用意するのが主流となりました。
一般的には、メインの品物、引き菓子、しきたり品の3種類を引き出物として用意します。
それぞれ下記のようなものを用意することが多いです。
●メインの品物:食器、バス用品、カタログギフトなど
●引き菓子:バームクーヘンをはじめとする日持ちする焼き菓子
●しきたり品:かつお節、地域特有の縁起物など
そんな引き出物ですが、近年は結婚式当日に渡すのではなく、結婚式後に各ゲストの自宅に郵送することも増えているそうです。
これについては次の項でお伝えしていきましょう。
近年は引き出物を郵送することも増えている!?
先ほど触れたように、近年の結婚式では引き出物を各ゲストの自宅へ郵送することも多くなっています。
引き出物を郵送するメリットについて見てみましょう。
▼ゲストの負担を軽減できる
引き出物を郵送することを選ぶ一番の理由ともいえるのが、ゲストへの配慮です。
引き出物は3種類の品物が入っているため、少し重たいことがほとんどでしょう。
結婚式には遠方から出席するゲストもいて、そのような方ですと持ち帰るのがとても大変です。
少しでも結婚式帰りのゲストの負担を少なくできるよう、郵送することを選ぶ新郎新婦が多いようです。
▼自由に選べてコストを軽減できる
まず結婚式当日に渡す場合の引き出物は、「式場で引き出物を手配する」か「自分で用意して持ち込む」かで用意することになるでしょう。
式場で引き出物を手配する場合、決められた業者から選ぶことになるので、選択できる幅は狭いことが多いです。
そして、値段は少し割高に設定されていることもあります。
次に、引き出物を自分で用意して持ち込む場合は、自分で業者を選択することができますが、品物1つに対して持ち込み料がかかることがほとんどです。
3種類の品物をゲスト分用意することになれば、高額の持ち込み料がかかることもあるでしょう。
ところが、引き出物を郵送する場合は、業者を自分で選ぶことができ、さらに式場に持ち込まないので持ち込み料がかからずに済みます。
そのため、自由に引き出物を選べるうえ、費用を抑えることにもつながるといえるのです。
そんな引き出物を郵送する場合、いくつか注意すべきことがあります。
次の項では、いつまでに注文すれば良いのかについてお伝えします。
引き出物を郵送する場合!いつまでに注文すれば良いの?
ではここから、引き出物を郵送する場合の注意点についてお話ししていきます。
〈遅くても結婚式の2週間前までに注文〉
自分で引き出物を用意して郵送することに決めた場合、いつまでに注文すれば良いのでしょうか。
おそらく引き出物宅配サービスを行う業者に依頼をすると思いますが、各業者それぞれ注文期限を設定しています。
「ピアリー」という業者であれば11営業日前、「ギフトナビ」であれば2週間前が注文期限のようです。
ほかの業者もほとんどが、2週間が注文期限の目安といえますので、遅くても結婚式2週間前までに注文を確定するようにしましょう。
注文を確定するためには、ゲストの出欠確認をしておく必要があります。
出席するゲストの人数分、引き出物を用意しなければならないので、もし締め切りまでに招待状の返信がない方がいれば直接聞くようにしましょう。
〈正確な郵送先の住所を確認〉
ゲストの正確な住所を確認しておくことも大切です。
もしかしたら招待状を出したときと、結婚式当日では住所が変わっているゲストもいるかもしれません。
そのため、あらかじめ招待状に引き出物を郵送することを書いておくと良いでしょう。
「引き出物は郵送でお送りする予定です
招待状の住所と異なるお届け先を希望する際は 備考欄にご記入をお願いいたします」
などの文を添えておくと丁寧です。
引き出物を郵送するときの注意点!
引き続き、引き出物を郵送する場合の注意点についてお伝えしていきます。
〈結婚式当日には案内カードを用意〉
結婚式当日に何も案内がなければ、ゲストは「引き出物はないの?」と疑問に思うかもしれません。
そのため、引き出物を郵送することを選んだ場合は、各ゲストの席に「引き出物郵送の案内カード」などを用意しておくことが大切です。
「引き出物を郵送すること」「いつにゲスト宅に届くこと」の2点は、このカードに明記しておきましょう。
加えて、司会者から引き出物はゲスト宅へ郵送することをアナウンスしてもらうと良いでしょう。
〈ミニ紙袋を用意〉
引き出物を郵送する場合でも、プチギフトは結婚式当日に贈ることと思います。
ほかにもペーパーアイテムを持ち帰ってもらうことにもなると思うので、これらを持ち帰るときに便利なミニ紙袋やトートバッグを用意しておくと良いでしょう。
いつまでにゲスト宅へ届けるかも注意しよう!
〈結婚式後2週間以上先に届けるのは×〉
結婚式の引き出物を郵送するとき、いつまでに届けるかにも注意が必要です。
結婚式を挙げてから2週間以上先にするのはNGです。
結婚式で「引き出物郵送の案内カード」を用意しておいても、1週間以上経っても届かなくてはゲストは「いつ届くのだろう」と不安に感じてしまいます。
そのため、遅くても1週間以内に郵送するようにしましょう。
ゲスト別におすすめのお届け日もご紹介します。
●家族がいるゲスト:結婚式当日
家族が受け取ることができるので、夕方くらいの時間帯に届くように指定しましょう。
●夫婦ゲスト:結婚式の翌日
午前中か午後の早い時間帯がおすすめです。
●一人暮らしのゲスト:結婚式の翌日
結婚式の翌日が平日ですと、仕事で受け取れない場合もありますので、夜の時間帯に届くようにしましょう。
●遠方のゲスト:結婚式の翌日もしくは翌々日
もし遠方から出席するゲストで宿泊する場合は、翌週の土日に届くようにすると良いかもしれません。
以上を目安に、届ける日を設定してくださいね。
引き菓子は賞味期限がいつまでかを必ずチェック!
〈引き菓子の賞味期限の確認は必須〉
もう1つ注意しておきたいことがあり、それは引き出物の1つ「引き菓子」についてです。
引き菓子は食べ物ですから、賞味期限が設定されていますよね。
その賞味期限がいつまでなのかも必ずチェックしておきましょう。
引き菓子を購入してから納品、そしてゲストへ郵送されるまでの時間は、短く計算しても2~3週間は必要といえます。
だからといって、ゲスト宅に届く予定の日に賞味期限が切れてなければ良いなんてこともありません。
ゲスト宅に引き出物が届く日が賞味期限内であっても、ゲストがその日に必ず受け取るとは限りません。
何らかの事情で受け取るのが遅くなるなんてこともありますよね。
そうなったとき、賞味期限があまり長くない引き菓子を選んでしまっては、ゲストが受け取ったときには賞味期限が切れているなんてことも否定できません。
そうならないためにも、賞味期限のチェックは必ず確認し、日持ちする引き菓子を選ぶことが大切です。
以上のことに注意して、結婚式の引き出物を郵送で贈ってみてはいかがでしょうか。
結婚式の引き出物は郵送で!注文期限と届け日に注意しよう
一般的には結婚式当日に渡す引き出物ですが、近年は結婚式後に郵送で贈ることも増えています。
もし郵送する場合は、いつまでに注文し、いつにゲスト宅に届くようにすれば良いのかなどに注意しなくてはなりません。
ほかにも引き菓子の賞味期限などにも注意が必要ですが、ゲストの負担を減らしたり結婚式の費用を抑えられたりするメリットがあるので、これから結婚式を行う新郎新婦がいましたらぜひ参考にしてください。