新築祝いで商品券を贈るときのマナー!のしはつけるべき?
2020年06月25日新築祝いを贈るとき、何を贈れば良いか悩んでしまいますよね。
定番はタオルなどの消耗品ですが、近年は商品券などを贈ることも増えています。
しかし実際、新築祝いに商品券を贈るのは、マナーの点からみてもありなのでしょうか。
そこで今回は、新築祝いとして商品券を贈るときのマナーについてお話ししていきます。
新築祝いで注意すべき「のし」についてもお話ししますので、ぜひ参考にしてください。
目次
新築祝いに商品券を贈るのはあり?
新築祝いに贈る品物の定番は、実用性のある物です。
例えば、タオルや洗剤といった消耗品、キッチン用具・家電などが挙げられます。
また近年は、相手が欲しい物が選べるカタログギフトや商品券などを贈ることも増えています。
では実際、新築祝いに商品券を贈るのはどうなのでしょうか。
商品券は贈った金額がはっきりとわかってしまうことから、新築祝いの品物にはふさわしくないという声も聞きます。
しかし商品券を贈ることで、相手が今欲している物などを手に入れることができますから、好みでなかったり使われるか定かでなかったりする品物を贈るよりは、相手から喜ばれやすいといえるでしょう。
ただし贈るときのマナーには注意が必要です。
のしなどのある程度のマナーをおさえておけば、新築祝いとして商品券を贈ってもマナー違反とはなりませんが、反対におさえてなければ相手に失礼と思わせてしまうこともあります。
この記事で注意すべきマナーについてお伝えしますので、商品券を贈ろうと考えている人はぜひ参考にしてください。
新築祝いを贈る相手によっては商品券がNGとなる場合も!
ではここから、新築祝いに商品券を贈るときに注意したいマナーについてお話ししていきましょう。
後ほどのしについてお話をしますが、ここでは贈る相手についてお話をしていきます。
新築祝いとして商品券を贈ろうとしているとき、注意しなければいけないのが「贈る相手が誰なのか」です。
相手が欲しい物を購入することができますから、贈り物が商品券だと喜ばれやすい傾向にありますが、贈る相手が「自分よりも目上の人」の場合は注意が必要です。
例えば職場の上司や、親せきのおじ・おばなど、自分よりも目上にあたる人に商品券を贈ってしまうと、「お金に困っている」と連想させてしまい、失礼と思われてしまう恐れがあります。
また、心を込めて選んだというよりは、「選ぶのが面倒だから自分の好きな物を購入して」というような意味合いでとらえられてしまうこともあり、上から目線な贈り物になる可能性も否定できません。
そのため、目上の人に贈る場合は商品券はもちろんのこと、現金やギフト券は避けるようにしましょう。
目上の人はNG!相手が誰なら商品券を贈ってもOKなの?
目上の人に贈るのがNGなら、誰であれば新築祝いに商品券を贈っても大丈夫なのでしょうか。
まず、親しい友達はOKです。
親しい友達となれば、特別な品物を贈りたいと思う人もいるでしょう。
しかし欲しい物が分からず、見当違いの物を贈ってしまったら、贈られた友達も使う機会がなく困ってしまうかもしれません。
そのため、友達の欲しい物がわからない場合などには、新築祝いに商品券を贈るのはおすすめです。
友達も欲しい物をそれで購入することができるので、お互いにとって良い選択となるでしょう。
また、自分より年下の家族や親せきにも、新築祝いに商品券を贈ってもOKです。
新築祝いを贈る相手から見て、自分が両親、もしくはおじ・おばという立場であれば、商品券を贈るのはおすすめです。
家族や親せきの場合は新築祝いの相場も少し高額ですし、遠方に住んでいてなかなか会う機会がないと欲しい物もわかりませんよね。
そのような場合に、商品券を贈ることは相手にとっても嬉しい贈り物となるはずです。
このように、贈る相手によっては商品券を贈っても問題ないですので、参考にしてください。
では次の項からは、新築祝いのマナーで注意したい「のし」についてお話をしていきます。
新築祝いとして商品券を贈る場合も「のし」はつけるべき?
ここからは新築祝いで注意すべきマナーの1つ、「のし」についてお話をしていきます。
新築祝いに贈る品物にはのしをつけるのがマナーですが、商品券を贈る場合ものしをつけたほうが良いのでしょうか。
結論から申し上げれば、「つける」のが良いです。
品物を贈る場合はのしと水引がついた(印刷された)のし紙をしますが、商品券の場合はのし紙の封筒版の「のし袋」に入れて贈ると良いでしょう。
のし袋にはいくつか種類がありますが、新築祝いの場合は水引が「蝶結び」になっている物を選びます。
蝶結びの水引には「何度あっても嬉しい」という意味があるので、新築だけでなく出産など何回起こっても嬉しいお祝い事にはこの水引を選ぶのがマナーです。
水引の色にも種類があり、新築祝いの場合は紅白の水引を選びます。
そして水引の本数は5本もしくは7本のものを選びましょう。
のし袋の書き方にも注意すべきポイントがありますので、これについては次の項でお伝えしていきます。
新築祝いで贈るのし袋の書き方のポイント!
単にのし袋に商品券を入れて贈れば良いというわけではなく、のし袋の表書きをしてから贈るのがマナーです。
ここで表書きするときの注意点をお伝えしていきましょう。
まず表書きを書くときは、毛筆を使用し、楷書で丁寧に書くことが正式な書き方です。
毛筆で書くのが難しい場合は、黒の筆ペンやフエルトペンでもOKです。
ボールペンで書くのはあまり良いマナーとはいえませんので、避けるのがベターです。
筆ペンを使うときに注意したいのが、色の濃さです。
中には薄い墨の筆ペンもあるのですが、これは弔事のときに使用するものです。
「涙で墨がにじんでしまった」という悲しいときの表現に使われるので、おめでたい新築祝いには喜びを表現できる、しっかりと色の出る筆ペンを選ぶようにしてください。
表書きの書き方についてもご説明すると、水引の上に「御新築祝」「祝御新築」「御新築御祝」と書きます。
もし新築のマンションを購入した場合は、「御祝」と書くと良いでしょう。
また、水引の下には自分の名前を記入します。
このとき注意したいのが字の大きさです。
水引の上に書いた「御新築祝」よりも大きくならないよう、小さく自分の名前をフルネームで書きましょう。
フルネームで書くことが相手への礼儀でもありますので、苗字だけということはないようにしてください。
のし袋以外にも注意したい!商品券を贈るときのマナー
新築祝いとして商品券を贈るときのし袋にも注意したいですが、ほかにも注意すべきポイントがあります。
もし新築した家族や親せき、友達などが遠方に住んでいて、直接渡すのが困難な場合は、郵送や宅配で新築祝いを贈ることになるかと思います。
そのとき、商品券が入ったのし袋だけを贈るのではなく、必ずお祝いのメッセージを添えるようにしましょう。
商品券だけを新築祝いとして贈ってしまうのは、相手にとても失礼です。
「素敵な家庭を新築のお家でさらに素敵なものにしてください」
といったメッセージを手書きし、のし袋に添えて贈るのが一般的なマナーです。
手書きに自信がない人はPCで作成したものでも良いですが、手書きのほうが心が込められているように感じますので、できれば手書きで記入することをおすすめします。
商品券を新築祝いとする場合はマナーに注意!
近年は新築祝いとして商品券を贈ることも増えていますが、マナーには注意する必要があります。
まず贈る相手が目上の人の場合はNGマナーとされていますので、別の品物を贈るようにしましょう。
親しい友達などであればOKとされ、贈られた相手もきっと喜ぶことでしょう。
ほかにも、のしには注意が必要で、水引は蝶結びで、紅白の5本もしくは7本のものを選びましょう。
ここでお話しした書き方にも注意し、マナーを守って新築祝いを贈ってくださいね。