結婚披露宴に持参するご祝儀の相場!欠席の場合も渡すの?

2020年08月02日

20代を過ぎると、結婚披露宴に招待されることが多くなってくることと思います。

そのときにはご祝儀を持参することが必須ですが、いくら包むと良いのでしょうか。

今回は、結婚式に持参するご祝儀の相場についてお話ししていきます。

もし、急遽欠席することになった場合のご祝儀についてもお話ししますので、ぜひ見てみてください。

結婚披露宴に出席するときはご祝儀の持参が必須!

結婚式の招待状が届き、「出席」と返事をしたら、当日はご祝儀を持参することが必須ですよね。

とはいえ、そもそもご祝儀がどのようなものなのか、あまりよく知らないという人もいるかと思います。

まずは、ご祝儀についてお話をしていきましょう。

ご祝儀は、結婚などの慶事のときに金品を贈ることをいいます。

元々のご祝儀は、お祝いの行事のときにお手伝いに来てくれた人たちへのお礼として使われていました。

しかし現代では、結婚披露宴に出席するゲストたちが、そのお祝いとしてお金をご祝儀袋に包んで贈ることが主な意味となっています。

そのため、結婚式に出席する場合はご祝儀を持参することが必須とされていますが、はじめて結婚式に出席する人の中には、「いくら包めば良いのだろう?」と疑問に思う人もいることでしょう。

そこで今回はご祝儀の相場についてお話をしていくので、ぜひ参考に見てみてくださいね。

次の項で、ご祝儀の一般的な相場にお伝えしていきます。

結婚式に持参するご祝儀の一般的な相場

結婚披露宴に出席する場合、持参するご祝儀の金額は「3万円」が基本といわれています。

披露宴ではフルコース料理がふるまわれ、飲み物も飲み放題となっていることがほとんどです。

これらの費用+お祝い金として、3万円はご祝儀に包むのに妥当な金額と考えられているそうです。

ただしご祝儀の金額は、「新郎新婦との関係性」や「ゲストの年齢」によって相場が違います。

一般的な相場は下記のとおりです。

〈ゲストの年齢が20代の場合〉

・兄弟、姉妹:5万円
・いとこ:3万円
・友人、同僚:3万円
・上司、先輩:3万円

〈ゲストの年齢が30代の場合〉

・兄弟、姉妹:5万円
・いとこ:3万円、5万円
・友人、同僚:3万円
・上司、先輩:3万円

〈ゲストの年齢が40代・50代の場合〉

・兄弟、姉妹:5~10万円
・いとこ:5~10万円
・友人、同僚:3万円、5万円
・上司、先輩:3万円、5万円

あくまでも相場ですから、必ず上記の金額を包まなければならないということはありません。

中には会費制の形式をとっている結婚式もありますので、この場合は指定された会費を支払えばOKです。

夫婦連名で招待された場合のご祝儀の相場もチェック!

個人で結婚式に招待された場合のご祝儀の相場は前の項のとおりですが、中には夫婦や家族など連名で招待されることもありますよね。

この場合のご祝儀はいくらくらい包むと良いのでしょうか。

基本的には、1人分のご祝儀の倍の金額を包めばOKとされています。

30代の夫婦が連名で友人の結婚式披露宴に招待された場合は、

「1人分のご祝儀:3万円」×「夫婦2人分」=6万円

を包めば問題ないといえるでしょう。

偶数の金額を包むのは避けたいという人たちは、ご祝儀に包むお金を7万円、もしくは包む金額5万円+1万円ほどの品ものをプレゼントすると良いでしょう。

ただし、もし新郎新婦よりも招待されたゲスト夫婦のほうが年代が上の場合は、7~10万円がご祝儀の相場ともいわれていますので、参考にしてください。

もし兄弟、姉妹の結婚式の場合は、

「1人分のご祝儀:5万円」×「夫婦2人分」=10万円

を包むのが一般的な相場です。

子供も一緒に披露宴に出席する場合!ご祝儀はいくら包むべき?

家族連名で結婚披露宴に招待された場合も、基本は「1人分のご祝儀×人数分」の金額を包みます。

例えば4人家族(夫婦+子供2人)の場合、友人から招待されたのなら

「1人分のご祝儀:3万円」×「家族4人分」=12万円

程度の金額をご祝儀袋に包めばOKです。

もし、2人の子供が未就学児の場合は、上記の相場より少ない金額でも問題はないそうです。

2人とも3歳以下の乳幼児の場合、大人に提供されるフルコース料理は用意されないことがほとんどです。

このような場合は、12万円も包まなくても大丈夫とされています。

子供用に別の料理を用意してくれるようでしたら、子供1人につき1万円をプラスで包むと良いでしょう。

「夫婦分のご祝儀:6万円」+「子供分のご祝儀:2万円」=8万円

程度を包めば大丈夫です。

前の項でもお話ししたように、相場はあくまでも相場ですから、家族構成や新郎新婦との関係性などを考慮して、柔軟にご祝儀の金額を調整するようにしましょう。

結婚披露宴を急遽欠席する場合!ご祝儀は渡す?

招待状では「出席」と返事したものの、やむを得ない用事などで結婚披露宴を急遽欠席することになったという人もいるかと思います。

このとき結婚式に出席しないからご祝儀も渡さなくて良いか、と思う人もいるかと思いますが、それはNGです。

急遽欠席することになった場合でも、ご祝儀を渡すのがマナーです。

欠席になると、そのゲスト分の料理をキャンセルしなくてはならなくなります。

だいたい披露宴から10日~20日前くらいから料理のキャンセル料が発生してしまい、当然その費用は新郎新婦が負担します。

特別な1日となる2人の結婚式に水を差すことにもなりますから、おわびの気持ちもこめてご祝儀は渡すようにしましょう。

では欠席することになった場合は、いくら渡すのが良いのでしょうか。

先ほどまでお伝えした相場よりも少なくても良いように思いますが、基本は出席時に渡す金額と同額を包みます。

そのため、友人であれば3万円をご祝儀として渡すことになるでしょう。

渡す時期は、できれば結婚式の1週間前が良いですね。

直接手渡しするのが良いですが、遠方などにより困難な場合は現金書留で送ることをおすすめします。

挙式は出席し披露宴を欠席する場合のご祝儀の相場は?

ではもし、結婚式の挙式には出席できるけれど、披露宴には出席できない場合、ご祝儀はいくら包むと良いでしょうか。

披露宴で提供されるフルコース料理を食べる前に帰ってしまいますから、この場合は「お祝いの気持ち分」を包めば良いそうです。

挙式のみを出席する場合のご祝儀は1万円が相場とされています。

招待状の時点でわかっている場合は1万円程度で大丈夫ですが、急遽挙式のみの出席になった場合は先ほどお伝えしたように、当日包む予定だった金額を渡すようにしましょう(友人の場合は3万円)。

また、急遽ではなく結婚式の招待状の時点で、結婚式当日の都合がつかないことがわかっている場合のご祝儀はどうするべきでしょうか。

この場合も渡すのがマナーですが、挙式のみ出席する場合と同様に、3万円も包まなくて大丈夫です。

披露宴で提供される料理などを差し引いた1万円程度を包んで渡せばOKで、こちらも結婚式の1週間前までに渡すと良いでしょう。

出席する場合も欠席する場合もご祝儀を贈るのがマナー!

結婚披露宴に招待されれば、当日はご祝儀を持参して出席することと思います。

ご祝儀の基本の相場は3万円ですが、新郎新婦との関係性や自分の年齢によって変動するので、これらを考慮してご祝儀袋に包むようにしましょう。

急遽欠席する場合も、招待状の時点で欠席することがわかっている場合も、ご祝儀を渡すのがマナーです。

そのときは結婚式当日の1週間前を目安に直接渡すか、現金書留で送るようにしましょう。