餞別に何を贈る?退職される方へのおすすめプレゼント

2020年07月30日

同僚や先輩、上司が退職するとき、餞別に何を贈ろうか迷いますよね。

実は、餞別でプレゼントする品物に「ふさわしくない」ものがあります。

餞別のマナーに触れつつ、退職する方へのおすすめプレゼントをご紹介していきます。

気を付けたい餞別のマナー

共に仕事をしてきた大切な仲間が退職するとき、これまでの感謝の気持ちを込めて餞別を贈る機会があるかと思います。

仲間の新しい門出に、喜んでもらえるものを贈りたいですよね。

しかし、どのような品物でもいいというわけではなく、餞別として贈るものには一般的にNGとされているものがあります。

意外なものもありますので、ぜひ参考にしてみてください。

◆スリッパなどの履きもの

先輩や上司など、目上の方に贈る際、特にNGなのがスリッパなどの履きものです。

履きものは「踏み付ける」ものなので、プレゼントにはふさわしくないといわれています。

◆バッグ・時計

バッグや時計も、目上の方へのプレゼントにNGといわれています。

バッグや時計には、「より勤勉になるように」という意味合いがあるためです。

同期などへ贈る際は問題ないですが、目上の方への餞別としてはあえて選ばないようにしましょう。

◆ハンカチ

ハンカチは贈りやすいアイテムですが、実は餞別にはふさわしくない品物です。

ご存知ない方も多いと思いますが、ハンカチは漢字で「手巾」と表します。

これが、「てぎれ=手切れ」と連想されるので、無意識のうちに絶交を意味することになってしまうのです。

また、ハンカチは手を拭くだけではなく涙をぬぐう際にも使用するものですから、「別れること」をより強く印象付けてしまいます。

このように、餞別で贈るプレゼントにはふさわしくないといわれているものがありますから、その点に注意して品物を選ぶようにしましょう。

退職の際の餞別の定番プレゼント

退職される方への餞別の定番プレゼントといえば、「花束」ではないでしょうか。

これまでお世話になった方へ感謝の気持ちを込めた花束は、きっと喜んでいただけることでしょう。

中でも人気なのは、「バラ」です。

赤いバラは「情熱・愛情」、白いバラは「心からの尊敬」、ピンクのバラは「感謝」、オレンジのバラは「絆・信頼」などの花言葉があります。

相手へ伝えたい気持ちや、その方の雰囲気にあわせて色を選んでもいいでしょう。

ただし、花束を贈る際はその大きさに注意が必要です。

花束を持ち帰る際、電車やバスなどの公共交通機関を使う場合は、あまり大きな花束はかえって迷惑をかけてしまう可能性があります。

そのため、花屋さんにお願いして持ち運びやすいサイズの花束にしてもらったり、花束がすっぽり入るような紙袋に入れてもらったりするようにしましょう。

餞別におすすめのプレゼントとは?

退職される方への餞別の定番は花束ですが、特に男性へのプレゼントであれば他のものがいいという場合も多いでしょう。

餞別は、個別で贈る場合と、複数人で贈る場合があります。

そこで、シーン別で花束以外のおすすめアイテムをご紹介していきます。

まずは、個別で贈る場合です。

個別で贈る場合は、相手との関係性にもよりますが、予算は多くても1万円~2万円かと思います。

その予算内で用意することのできる、おすすめアイテムはこちらです。

○スイーツ

もしも、相手がスイーツ好きであれば、自分ではなかなか買わないようなスイーツをプレゼントしましょう。

前もって予約しないと購入できないなど、レア感のあるスイーツが特におすすめです。

また、味はもちろんですが、ラッピングが素敵なものだとよりいいですね。

ただし、日持ちがしにくいものや冷蔵・冷凍しなくてはならないものは避けましょう。

個別で餞別を贈る際のおすすめプレゼント

退職される方へ個別で餞別を贈る際は、自宅で過ごす時間を有意義なものにしていただけるようにこちらをプレゼントするのがおすすめです。

○カフェオレベース

コーヒー好きの方におすすめなのが、カフェオレベースです。

カフェオレベースは、牛乳を加えるだけで手軽にアイスカフェオレやホットカフェオレが楽しめます。

見た目がおしゃれなものが多く、きっと喜んでもらえることでしょう。

ただし、瓶詰めされているものも多く重たいので、持ち帰りのことを考えてなるべく1~2本くらいにしておくのが無難です。

○ドリップバッグやティーバッグ

コーヒーのドリップバッグやティーバッグも、自宅で手軽に楽しめるアイテムです。

さきほどのスイーツと同様、自分ではあまり買わないようなレア感のあるブランドのものを贈ると喜んでいただけるのではないでしょうか。

退職される方へ複数人で餞別を贈る際のおすすめアイテムとは?

退職される方へ、同僚とお金を出しあって餞別を贈ることも多いでしょう。

複数人集まれば、個別では渡せないような豪華なものをプレゼントすることができます。

それでは、おすすめの品物をご紹介していきましょう。

○電化製品

冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなど、生活に欠かせない電化製品はどのような方もすでに持っていますから、生活に彩りを与えるようなものを贈るといいでしょう。

おすすめは、ハンドブレンダーやおしゃれな電気ケトル、トースターなどです。

ご存知の方も多いと思いますが、「BALMUDA(バルミューダ)」の電気ケトルやトースターは、スタイリッシュでおしゃれです。

もしも、相手がこのような電化製品を持っていなかったら、候補の一つに挙げてみてはいかがでしょう。

しかし、多くの電化製品は重さがあります。

また、もしかしたらすでに同じものを持っている可能性があります。

重さがあるものは持ち帰るのが大変ですし、すでに持っているものを贈ると迷惑になってしまいますから、電化製品を贈る場合、可能であれば前もって本人に希望を聞くのが理想的です。

退職後は楽しい体験を!変わり種の餞別

定年退職をされる場合、退職後は悠々自適に自由に過ごされる方が多いでしょう。

また、転職などで新天地へ行かれる方は、心機一転、趣味など新しいことにチャレンジしたいと思われているのではないでしょうか。

そこで、昨今人気の変わり種の餞別をご紹介しましょう。

○体験ギフト

体験ギフトとは、旅行やレストランでの食事、陶芸などの習い事など、「体験」そのものをプレゼントするものです。

品物をプレゼントするのもいいのですが、体験をプレゼントするのはなんとなくプレミアム感がありますよね。

体験ギフトの種類は想像以上にたくさんありますから、楽しみながら選ぶことができますよ。

どのようなものを贈ろうか迷ったら、性別や年齢に関係なく送ることのできる体験ギフトもあります。

複数人で餞別を贈る場合はまとまった金額になりますから、より選択肢の広い体験ギフトを選ぶことができます。

気になる方は、一度体験ギフトを取り扱っている会社のホームページをぜひ参考にしてみてくださいね。

餞別のマナーに気を付けつつプレゼントを探そう

お世話になった同僚や先輩、上司が退職する際は、これまでのお礼の気持ちを込めて餞別を贈りたいですね。

餞別のマナーに気を付けつつ、退職後に有意義に使ってもらえて、喜んでいただけるようなアイテムを探してみましょう。

相手のことを想い、探したプレゼントに込めた感謝の気持ちは、きっと伝わることでしょう。