開店祝いになぜ観葉植物パキラが人気?ギフトマナーもご紹介
2021年01月03日開店祝いといえば、華やかなフラワーギフトをイメージする方も多いことでしょうが、実はインテリア性の高い観葉植物も人気の高い贈り物です。
中でも、パキラは縁起の良さや育てやすさから開店祝いに選ばれることも多く、喜ばれやすいグリーンギフトと言えます。
そこでこの記事では、開店祝いにパキラがおすすめされる理由から、贈るうえで押さえておきたいマナーについて詳しくお話ししていきます。
目次
開店祝いに人気の観葉植物!喜ばれやすい理由は?
そもそも開店祝いとは、親しい友人や知人、身内が新しくお店をオープンする際に贈るはなむけの品で、開店の祝福に加え、商売繫盛や事業成功の願いを込めて贈ります。
贈られるものは実にさまざまですが、一般的になじみ深いのは、新しいお店の前に大々的に飾られるスタンド花や胡蝶蘭などのフラワーギフトでしょう。
また他にも、お菓子やカタログギフト、日用雑貨、商品券、そして観葉植物なども挙げられます。
中でも、パキラなどの観葉植物は、根がはる鉢植えであることから、地域や事業が「根付く」という縁起物として開店祝いに人気の贈り物です。
また、スタンド花などの生花のように枯れることもなく、グリーンインテリアとして長くお店を彩ってくれることは魅力的です。
さらに、観葉植物の多くは比較的お手入れも楽ですから、開店したての忙しい相手の負担にならないことも、開店祝いに人気の理由ですね。
これらの理由から、観葉植物は新たな門出のお祝いにふさわしいグリーンインテリアと言えるでしょう。
開店祝いに喜ばれる観葉植物パキラ!人気の理由は?
では、開店祝いに贈る観葉植物の中でも、なぜパキラが人気を集めているのでしょうか。
その理由はいくつかあるので、一つ一つご説明していきましょう。
まず一つ目は、パキラはインテリア性が高いという点が挙げられます。
パキラといえば、複数本の幹がおしゃれに編み込まれたものや、幹をアーティスティックに湾曲させたものなど、インテリアに映えるスタイリッシュなものが多いですよね。
なによりおしゃれでありながら、飾るインテリアの雰囲気を選ぶこともなく、どんなテイストの店でもナチュラルに飾れることは嬉しいポイントです。
その一方で、例えば、他の観葉植物には、異国情緒が強いエキゾチックなものもあるため、店の雰囲気に合わず浮いてしまうことがあります。
その点を考えると、パキラは店の雰囲気を心配することなく贈ることができるでしょう。
また、稀ではありますが、条件さえ合えばパキラは花を咲かせることもあるので、インテリアグリーンとしてよりおしゃれに彩ってくれるでしょう。
開店祝いにパキラが喜ばれる理由!「縁起物」としての観葉植物
開店祝いにパキラが人気の理由には、お祝い事に向いた「縁起の良さ」も挙げられます。
全ての花にはそれぞれ花言葉があることはみなさんご存知でしょうが、実は観葉植物にも花と同様にそれぞれ花言葉があります。
観葉植物にはポジティブで幸多き花言葉を持つものが多く、特にパキラは新たな門出のお祝いにぴったりな「快活・勝利」という花言葉を持っています。
これには、タフで生命力あふれるパキラの性質が由来し、ポジティブで力強い言葉を贈り物として宿しています。
自然のパワフルなエネルギーを持つパキラは、きっとオープンで頑張る相手の背中を後押ししてくれるでしょう。
また、パキラには「発財樹」という大変縁起の良い別名もあります。
これは以前、アジアの巨大な市場で盛んに取引が行われたことから、お金を引き寄せる「money tree」と呼ばれるようになりました。
発財樹にしても花言葉にしても、これからの商売繫盛を願うには、パキラは大変嬉しい縁起物と言えますね。
パキラの人気はその育てやすさにも!開店祝いにぴったりの観葉植物
開店祝いにパキラが喜ばれる理由には、インテリア性の高さや縁起の良さに加えて、観葉植物としての「育てやすさ」も挙げられます。
観葉植物は全体的にケアが楽な育てやすいものが多いですが、パキラは中でも手のかからない品種です。
まず、パキラは日陰に強い耐陰性に優れた観葉植物で、新しいお店のインテリアとして室内管理に向いています。
ベストな環境はやわらかい日光が当たる窓際ですが、日の当たらない場所に置いても育ってくれる強い生命力があります。
また、パキラは高い耐乾性も備えているため、室内管理の場合はやや乾燥気味のほうが元気に育ちます。
そのため、まめにお世話をしなくても枯れにくいと言え、贈り相手の手をわずらわせることも少ないでしょう。
多忙極まるオープンしたての店では、なかなか頂き物に手が回る余裕がないですから、その点、生命力旺盛なパキラは嬉しい観葉植物と言えますね。
開店祝いにパキラを贈るマナー!お届けするタイミングは?
これまでに、開店祝いに観葉植物のパキラが人気の理由をご紹介してきましたが、ここからは開店祝いにパキラを贈る際のマナーについてお話ししていきましょう。
まず押さえておきたいのは、開店祝いにパキラを贈るタイミングです。
一般的に、開店祝いは「オープン当日までに」贈ることがマナーで、スタンド花や胡蝶蘭などの生花を除き、バタバタしがちなオープン当日に贈ることはマナー違反と言えます。
パキラは丈夫な観葉植物ですから、贈るタイミングはオープン前日、もしくは1週間前が望ましいでしょう。
注意したいのは、オープン日の1週間以上前のタイミングで贈ることです。
到着があまり早すぎると、お手入れが相手の負担になりますし、開店祝いのマナーとしても好ましいとは言えません。
また、万が一、事情によりオープン日までに届けるのが難しい場合は、お客の一人として直接持参してお祝いするのが良いでしょう。
以上の贈るタイミングをあらかじめしっかり押さえ、慌てることなくスマートにお届けができるようにしてくださいね。
パキラを贈る際は「立て札」も忘れずに!開店祝いのギフトマナー
開店祝いに観葉植物のパキラを贈るうえでは、必須となる「立て札」も忘れてはならないマナーです。
そもそも立て札とは、お祝いの言葉と贈り主の名を入れる熨斗のような役割を持つものです。
というのも、新規店舗の開店祝いでは、たくさんのお花や観葉植物がギフトとして届くわけで、立て札あればそれがどこから届いたものかが一目瞭然ですよね。
開店祝いの場合、一般的には立て札の頭に「祝」「開店御祝」「祝御開業」「開業おめでとうございます」などのお祝いの言葉を赤文字で入れ、左に贈り主(法人の場合は会社名も)、右に相手の名前と店名を入れます。
立て札に相手の新規店舗の名前が記されていれば、来店したお客に対して店名を覚えてもらえるアピールにもなりますから、そういった面でもメリットが大きいと言えますね。
このような開店祝いの立て札は、基本的にパキラを購入した際に、併せてお店にオーダーすることができます。
立て札に記載する形式はいくつかパターンがあるため、グラフィックの大きさなどを考慮しながらお店と相談すると良いでしょう。
受け取る相手に心から喜んでもらえるように、立て札のマナーもしっかり押さえておきましょうね。
縁起物のパキラを開店祝いに贈ろう
開店祝いに観葉植物のパキラが喜ばれる理由から、贈る際のマナーについて詳しくお話ししてきました。
パキラは鉢植えとしての縁起物に加え、「快活・勝利」という花言葉、そして「発財樹」という別名を持つことから、大変縁起の良い観葉植物であることが分かりましたね。
今回の記事を参考に、贈る際のマナーをしっかり押さえたうえで、開店祝いにぴったりの素敵なパキラを贈りましょう。