披露宴のマナーで気を付けたい服装のお呼ばれコーデ【女性】
2021年06月27日披露宴というめでたいお呼ばれのシーンに、どんな服装をしていこうか悩んでいる方も多いことでしょう。
時代の流れとともに服装の幅も広がってはいるとはいえ、フォーマルな場ですからゲストとしての服装マナーはしっかり押さえておきたいところです。
そこで今回は、披露宴に参列する際の女性の服装マナーについて詳しくお話ししていきます。
目次
押さえておきたい披露宴の服装マナー!平服とは?
いよいよ結婚式の招待状も届き、披露宴に向けて服装を考え始めている方もいるのではないでしょうか。
当日どんな服装をしていくかは、今から大きな楽しみではあるものの、同時にゲストとして、大人の女性としてマナーが問われる場面でもあります。
また、服装といっても、靴やアクセサリー、バッグなど、服以外にも選び方に気を付けたいポイントがたくさんありますから、最低限のお呼ばれマナーはあらかじめ押さえておきましょう。
まず、披露宴に着ていく服装を考えるとき、結婚式の招待状に書いてある「平服(へいふく)」という言葉に注目しますよね。
「平服」という言葉は聞き慣れない方も多く、言葉だけで捉えると、カジュアルな普段着をイメージしてしまうかもしれませんが、これは「礼服でなくて良い」という意味を指します。
つまり、正礼装や準礼装といった礼服である必要はなく、ワンピースやスーツなどの略礼装の着用が求められていると考えれば良いでしょう。
披露宴のお呼ばれコーデで注意したい!マナー違反になる服装は?
平服とは、ワンピースやスーツなどの略礼装であることが分かりましたが、実際にコーディネートしていく際はどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。
では、披露宴のお呼ばれコーデにおいて注意したい、気を付けるべき女性の服装マナーについて具体的に見ていきましょう。
●白系のドレス
結婚式において、純白の白は花嫁だけの特権カラーといえ、ゲストがお呼ばれで着るには避けるべきマナーです。
白ではなくても、淡いベージュやピンク色は白っぽく見えてしまうことがあるため、濃い色目のボレロやショールを羽織るなど配慮をすることが望ましいでしょう。
●過度な露出
肩出しやタイトすぎるスカート丈など、極端に露出の多い服装はフォーマルな場においてふさわしくありません。
花嫁よりも目立つ要因にもなり得ますから、例えばノースリーブのワンピースにはボレロやショールを羽織るようにしましょう。
●真っ黒な服装
全身真っ黒な服装は、喪服を連想させてしまうため披露宴には縁起の悪いコーディネートです。
そのため、もし黒いワンピースを着用する場合は、羽織などで差し色を加えて華やかにアレンジすると良いでしょう。
披露宴の服装マナーを押さえよう!足元を彩る靴選び
披露宴のお呼ばれコーデでは、服だけでなく靴やアクセサリー、バッグなどの小物マナーにも着目する必要があります。
まずは、足元を彩る「靴」選びのマナーについて詳しく見ていきましょう。
靴は、「おしゃれは足元から」とよくいわれるように、せっかくの披露宴だからとおしゃれに張り切りたいところですよね。
しかし、どんな靴を履いても良いわけではなく、結婚式というフォーマルな場にふさわしい靴選びをすることが求められます。
●つま先が隠れるもの
つま先部分が開いているオープントゥは、「妻先」から「妻が先立つ」という意味が連想されることから、披露宴には縁起が悪いとされています。
そのため、つま先が隠れるパンプスを選びます。
●ヒールは3cm以上
披露宴のような華やかなシーンでは、フォーマルな服装に合わせて、よりエレガントに見せるヒールのあるパンプスを選ぶことが望まれます。
ただし、ヒールが苦手な場合は、ドレッシーなデザインのローヒールを選ぶと良いでしょう。
●光沢のあるパンプス
光沢のある華やかなパンプスは、披露宴というお祝いの席にふさわしい色で、見栄えも良くなります。
中でも、エナメル素材はよりエレガントな印象に見せてくれるため、靴選びに悩んでいる方にはおすすめでしょう。
服装マナーを押さえて披露宴に臨もう!アクセサリー選びのポイント
披露宴の服装マナーで大切な靴選びについて見てきたところで、次に女性には欠かせないアクセサリー選びについて詳しく見ていきます。
服装ほど厳密なマナーがあるわけではありませんが、結婚式というお祝いのシーンに合わせた最低限のマナーはしっかり押さえておきましょう。
●定番はパール(真珠)
基本的に、花嫁の衣装とかぶる色はアクセサリーでも避けますが、「パール(真珠)」は例外です。
上品で清楚な美しさは結婚式にふさわしくおすすめの定番アクセサリーでしょう。
ただし、ブラックパール(黒真珠)は弔事を連想することもあり、披露宴では避けたほうが望ましいです。
●花嫁より目立つデザインは避ける
服装と同様に「花嫁よりも目立たない」ことがポイントです。
例えば、大ぶりなビジューやコサージュなど派手すぎるものは避けたほうが良いでしょう。
●光の少ないアクセサリーを選ぶ
昼間の披露宴に参列する場合は、写真撮影時の光の反射を考慮し、宝石などの光り物は避けます。
そのため、光の少ないパールやシルバー、天然石などを選ぶと良いでしょう。
披露宴に持っていくバッグ選びのマナーは?
披露宴の服装マナーとして、靴やアクセサリー選びについて見てきたところで、続いては小物を収納するバッグの選び方を押さえておきましょう。
●最低限の荷物が入るパーティバッグ
荷物が多くなりがちな女性ゲストにとって、披露宴に持っていくバッグの大きさは悩むものですが、披露宴のバッグマナーの基本は「小さめのバッグ」です。
ただし、小物以外にも袱紗を収納する大きさが必要なため、一般的なパーティバッグよりもやや大きめの、クラッチバッグなどを選ぶと良いでしょう。
●昼はサテン、夜はビジューやライトストーン
光が反射しやすい昼の披露宴では、光沢を抑えたサテンなどの素材がおすすめです。
反対に、太陽光のない夜の披露宴では、華やかなビジューやライトストーン、スパンコールをあしらったパーティバッグが良く映えるでしょう。
●ファーやアニマル柄は避ける
殺生を連想させる毛皮やアニマル柄は、披露宴では縁起が悪いとされているので避けましょう。
バッグだけでなく服装においても同様に注意します。
●悪目立ちするデザインはNG
大きなロゴ入りのブランドバッグなど、派手過ぎるデザインはフォーマルな場にふさわしくありません。
披露宴でのお呼ばれヘアにも気を付けたい!ヘアスタイルのマナーは?
ここまで、服や靴、アクセサリー、バッグなど、披露宴にふさわしい服装マナーについて詳しくお話ししてきましたが、最後に確認しておきたいのが「ヘアスタイル」です。
服装マナーがバッチリ準備できても、印象を大きく左右するヘアスタイルがなっていなければ台無しです。
まず、披露宴でのフォーマルなヘアスタイルといえば、清潔感あふれる「アップスタイル」です。
というのも、披露宴は食事をする場であることに加え、お辞儀をすることも多いことから、そのままおろした「ダウンヘア」は衛生的にもふさわしいとはいえません。
そのため、うなじが見える程度のアップスタイルにすっきりまとめることが望ましいでしょう。
近年では、カジュアルな印象が強い「ハーフアップ」も許容範囲とされ、おしゃれに仕上げたい女性に人気を集めています。
また、ヘアスタイルでは「ヘアアクセサリー」の選び方にも配慮が必要で、これまで述べてきたように、やはり花嫁とかぶる白系や派手すぎるデザインは避けたほうが無難です。
また、フォーマルな場にふさわしくないカジュアルすぎるヘアアクセサリーも注意が必要でしょう。
ゲストとして恥ずかしくない服装マナーを
新郎新婦を盛大にお祝いする披露宴では、せっかくですからおしゃれに着飾っていきたいものです。
しかしその前に、フォーマルな場であることをよく踏まえ、主役のゲストとして恥ずかしくない服装マナーをしっかり押さえておくことが大切です。
意外と知られていない服装マナーもありますから、今回の記事を参考に、最低限のマナーをきちんと守り、めでたい晴れの日を盛大にお祝いしましょう。