留学の餞別に包む金額は?喜ばれる餞別アイテムもご紹介!

2021年08月08日

身内や親戚、仲の良い友人に、これからいよいよ海外留学に向けて出発するという方もいることでしょう。

留学への応援や前途を祈る気持ちを込めて、ぜひ餞別を贈りたいところですよね。

とはいえ、留学の餞別には一体どのくらいの金額を包めば良いのか分からないところです。

そこでこの記事では、留学する方に贈る餞別の金額をはじめ、喜ばれる餞別の品についても詳しくお話ししていきます。

留学の餞別はどのくらいの金額を包む?そもそも餞別とは

広い世界に大きく羽ばたく留学では、わくわくドキドキした興奮の中に、緊張や不安といったもやもやとした感情も入り混じるものです。

そんな海外へ留学することが決まった身近な方には、激励の想いを込めた餞別とともに気持ち良く送り出したいものですよね。

そこで今回注目していくのは、留学をする方に包む餞別の金額ですが、まずは餞別の基本知識について押さえておきましょう。

「餞別」は、現代では分かっているようで聞き慣れない方も多いかもしれませんね。

そもそも餞別とは、これまでの感謝や激励の気持ちを込めた門出の餞(はなむけ)を贈るものです。

餞(はなむけ)とは、その昔、旅立ちの門出を祝福し前途を祈るために、目的地に馬の鼻を向ける習わしがあったことに由来し、「鼻向け」すなわち「餞(はなむけ)」として金品や品物が贈られるようになりました。

現代では、退職や転勤、転居の際に贈られるのが一般的で、旅立つ方を送り出す感謝や応援の贈り物となっています。

留学の場合は、海外での学業成功を祈る応援に加え、長期的な留学にかかる費用の足しとして餞別が贈られています。

留学の餞別に喜ばれるのは現金!現金のメリットから包む金額を考える

餞別には金品や品物が贈られるものの、現金と品物どちらを贈れば良いのか悩む方も少なくありません。

一般的な餞別シーンの場合、相手に気を遣わせまいという理由からあえて品物を贈るケースも多く見られます。

とはいえ、留学の場合はただでさえ大荷物で海外に飛び立っていくわけですから、荷物にならない品のほうが理に適っているといえます。

せっかく役立つアイテムを贈っても、かさばって相手の負担になっては悲しいものです。

また、前項で述べたように、やはり長期的な留学には多額の費用がかかるわけで、何かとお金がかかる事前準備の足しに餞別がもらえたのなら大助かりでしょう。

さらに、現金であれば留学の際の必要な物に自由に充てることができることができますし、外貨両替すれば留学先でも使うことができます。

このことから、留学の餞別ではやはり品物よりも現金のほうが喜ばれるメリットは大きいといえますね。

ただし、友人の場合は現金ですと負担になることがあるため、これについては後述していきます。

では、現金を贈る場合の気になる金額について次項から詳しく見ていきましょう。

留学での餞別にはどのくらいの金額が贈られる?

餞別に現金を贈る場合、どのくらいの金額を包むのかについては相手との関係性や用途シーンによって変わってきます。

海外留学の場合、やはり何かとお金がかかるため、いざというときに使ってもらえるように10,000~50,000円程度の金額を包む方が多いようです。

他の餞別と比べると比較的高く感じる金額ですが、海外留学というシーンを考慮すれば妥当でしょう。

また、贈る相手との関係性も包む金額は大きく左右するところで、例えば子供や孫の場合は上記の金額よりも高くなるケースも少なくありません。

一方、関係性が友人の場合、気を遣わせる現金よりも役立つアイテムを贈ることが多く、例えば仲間内でお金を出し合うなど、1人あたりの負担を少なくして高品質なものが贈られています

友人からのプレゼントは、何よりこれからのモチベーションになりますし、留学先で使える物ならなお励ましになることでしょう。

留学の餞別に喜ばれるプレゼントの選び方

前項では、留学する方に餞別として包む現金の金額について詳しく見てきました。

では、友人個人から、もしくは仲間内で餞別のプレゼントを贈る場合、どのようなことをポイントに選べば良いのでしょうか。

海外に渡る友人の励みになるためにも、餞別選びのポイントはしっかり押さえておきましょう。

●実用的な物

餞別は留学にエールを送るものですから、やはり留学先で役立つ贈り物が良いでしょう。

例えば、現地で使える高品質なショルダーバッグやリュック、小さめのバッグなどは重宝されます。

女性であれば、何かと小分けに入れられるポーチを贈っても良いでしょう。

●コンパクトで軽い物

前に触れましたが、長期間の留学では衣類や日用品など持っていく物が多いため、ただでさえ大荷物になります。

留学先でも使える物を選ぶなら、大きすぎる物やかさばる物は避け、なるべくコンパクトな物を贈るのが良いでしょう。

●現地で買えない物

日本では簡単に手に入る物でも、海外に行くと買えない物は多いです。

特に女性の場合、いつも使っているスキンケア用品などは留学先で手に入れることは難しいでしょう。

また、恋しくなりがちな日本の食品も、現地で入手しづらいことから有難がられる餞別です。

留学する方が喜ぶ餞別のプレゼント!日本の味で海外生活を応援

留学への餞別に包む金額やプレゼント選びのポイントが分かったところで、ここからは留学の餞別に喜ばれる具体的なプレゼントについてご紹介していきましょう。

まずご紹介するのは、餞別アイテムの定番中の定番である「日本食」です。

留学は長期間日本を離れるわけで、留学経験者の多くは日本食シックに陥っているそうです。

確かに、留学してはじめの頃は海外の食べ物をより新鮮に、キラキラした物に感じますが、しばらくすると慣れ親しんだふるさとの味が恋しくなるものです。

ただ、日本食といってもかさばるものや賞味期限が短い物はおすすめしません。

留学のお供として適しているのは、手軽に取り入れられる「調味料」でしょう。

例えば、だしパックギフトや醤油パウダー、フリーズドライの味噌などは、海外への持ち運びに適していますし、自炊する方であればなお嬉しいでしょう。

また、お茶漬けやレトルト食品なども長期の海外生活では喜ばれます。

食べ物という消耗品ですから、帰りの荷物にならない点も嬉しいですね。

留学先で重宝されるおすすめの餞別アイテムをご紹介

前項に続いて、留学に喜ばれる餞別アイテムを一挙ご紹介していきましょう。

●スリッパ

海外では室内でも土足であることが普通です。

リラックスしたい自分の部屋ではスリッパに履き替える方も多いため、おしゃれな折りたたみスリッパを餞別に選んでみてはいかがでしょうか。

また、飛行機内でもスリッパは重宝されるのでおすすめです。

●洗い流さないトリートメント

優しい軟水の日本とは反対に、海外のほとんどの水道水は硬水であることから、何かと水が関わることに悩まされることが多くなります。

中でも、女性の場合は髪の毛が傷みやすくなるため、洗い流さないトリートメントは重宝されるでしょう。

●スキンケア用品

海外の硬水地域では、髪の毛に加え、肌のトラブルに悩まされる方も多いです。

例えば、日本から持ち込んだ洗顔も、硬水が原因で泡立たないことも少なくなく、地肌も乾燥しやすくなります。

そのため、女性であればいつも愛用しているスキンケア用品をチェックし、餞別として贈ると喜ばれるでしょう。

餞別として渡す現金の金額に悩んでいる方は、上記を参考にアイテムに切り替えても良いですね。

海外留学を激励する餞別を

身内や親族が留学する場合、餞別には留学準備に使える現金がおすすめです。

包む金額は関係性によって変わってきますが、何かとお金がかかるシーンですから10,000~50,000円程度を目安に贈ると喜ばれるでしょう。

また、現金を贈りにくい友人の場合は、留学先で役立つアイテムや食品を考えてみると良いですね。

どんな物を贈るにしても、海外留学でエールになる気持ちを込めた餞別を贈りましょう。