入学祝いにランドセルをもらったら?お返しのマナーと相場
2022年08月21日小学校の入学祝いに、祖父母からランドセルをもらった家庭もあることでしょう。
身内からのお祝いにお返しは不要とされているとは言え、ランドセルの価格帯を考えるとそうもいきませんよね。
しかし、いざお返しをしようと思っても、どんなものを贈れば良いのか悩む方も多いことでしょう。
この記事では、祖父母にランドセルをもらったときのお返しマナーについて、相場やおすすめのお返しなど詳しくお話ししていきます。
目次
入学祝いのランドセルにお返しは必要?
小学校の入学祝いといえば、一般的には身内から贈られることが多く、基本的にはお返しをする必要はないと言われています。
というのは、入学祝いは子どもの成長をお祝いするものであるからで、多くは物入りの機会に「何かの役に立ててほしい」という想いから贈られています。
また、そもそも主役である子どもは自分でお返しができる立場にない、という考えもあることから、入学祝いにお返しは不要とされているようです。
とはいえ、中でもランドセルは決して安いものではなく、かなり高価なものですから、そのまま何もお返しをしないことに申し訳なく感じてしまいますよね。
家庭によってはお返ししないことを非常識と捉えることもあるでしょうし、今後のより良好な付き合いを考えればお返しはしたほうが望ましいでしょう。
さらに、お祝いのお返しとなる「内祝い」には、喜びをお裾分けする意味もありますので、悩んでいる方は、感謝の気持ちも込めてささやかにお返しすると良いですね。
ただ、地域や家庭によっては、入学祝いに内祝いは不要と決めているところもあるので、まずは周りに確認することをおすすめします。
入学祝いにランドセルが届いたら!まずはお礼の電話をしよう
では、祖父母からの入学祝いにお返しをする場合、どのようなタイミングで、またどのような形でお返しをすれば良いのでしょうか。
まず、郵送などでランドセルが届いた場合、お返しよりもまずすべきなのは「お礼の電話」です。
一般的に、入学祝いとしてランドセルが届いた時点で、お返しとは別にすぐに電話でお礼を伝える方が多いようです。
というのも、お祝いを贈った祖父母はランドセルが無事に届いたか気にかけているでしょうし、特に実家が遠方にある場合ならなおさらです。
そのため、ランドセルが届いたら、日を空けずにすぐにお礼の電話をかけることが望ましいでしょう。
また、祖父母がなにより嬉しいのは孫の声が聞けることなので、電話では子どもから直接お礼を伝えるのが望ましいですね。
さらに近年では、スマホでテレビ電話もできますから、子どもの顔を見せながらお礼を伝えるとより喜ばれるでしょう。
入学祝いのお返しを贈るタイミングは?
では次に、電話でのお礼後、あらためて内祝いでお返しを贈るタイミングについて見ていきましょう。
まず、入学祝いのお返しは、入学式が終わって1か月以内を目安に贈ることが一般的です。
というのは、ほとんどの場合、入学祝いの多くは入学式の1~2か月前、つまり2~3月頃を目安に贈られるため、そこから1か月ほど経った入学式後に内祝いが贈られています。
しかし、ランドセルの場合、製品やメーカーによって届く時期が大きく変わり、早いものだと秋頃に届くこともあります。
お祝いが早く届いたからといって、入学式もしていないうちに内祝いを贈っては、お返しとしてはちぐはぐになってしまいますよね。
祖父母としても、ランドセルは入学式に使ってもらってこその入学祝いですから、入学式が終わってから1か月以内にお返しを贈るのが良いでしょう。
入学祝いのお返し相場はどのくらい?ランドセルの場合
では、入学祝いにランドセルをもらった場合、どのようなお返しをすれば良いのでしょうか。
まずは、お返しをするうえで重要な予算相場について見ていきましょう。
入学祝いにお返しする相場は、一般的にもらったお祝いの3分の1、もしくは半返しが望ましいとされています。
関係性別に入学祝いの相場を見てみると、祖父母は30,000~50,000円、叔父・叔母は5,000円~10,000円程度となっているので、ここから3割、5割の金額でお返しを考えていきます。
ランドセルの場合、どのくらいの金額なのか分からないため、一般的なランドセル相場の50,000~70,000円を目安に予算を決めると良いでしょう。
中には、もらった入学祝いを全額お返しするような方もいますが、せっかくのお祝いの気持ちに対して失礼ですし、マナーとしても望ましくありません。
そのため、もらったお祝いはしっかり受け取るようにしてくださいね。
ランドセルのお返しに喜ばれるギフトをご紹介
ここからは、祖父母に喜ばれる入学祝いのお返しについて具体的に見ていきましょう。
ランドセルのお返しとしては、やはり相手がもらって負担にならない「消えもの」や「消耗品」が人気です。
消えものであれば、高級和菓子・洋菓子の詰め合わせが定番で、パッケージが華やかなものが好まれます。
中でも、日持ちのする焼き菓子がおすすめで、遠方に贈る場合でも賞味期限を気にする必要はありません。
相手もゆっくり食べられるので、お返しのギフトにぴったりでしょう。
また、消耗品であれば、毎日の生活で欠かせない洗剤や石鹸などの日用品が良いですね。
ただ、高額なランドセルですとやはりお返しの予算も大きくなるため、これらに併せてギフトカードや商品券を添えることも多いようです。
ギフトカードや商品券であれば、欲しい物を好きなタイミングで使うことができますから喜ばれるでしょう。
さらに、近年では種類が豊富で、かつ価格帯のコースが充実した「カタログギフト」も人気を集めています。
実用的な日用品や絶品グルメに加えて、温泉旅行などの体験型ギフトも掲載されているのでおすすめです。
何を贈ったらいいか悩まれている方は、ぜひカタログギフトをチェックしてみると良いでしょう。
入学祝いのお返しに併せて添えたい!子どもの写真と手紙
前項では、喜ばれる入学祝いのお返しについてご紹介してきましたが、それらに併せて添えたいのが「子どもの写真」です。
ランドセルを背負った孫の晴れ姿は、祖父母にとってとても喜ばれるプレゼントと言え、なによりも楽しみにしていることでしょう。
「無事に入学式が終わりました」という報告にもなるので、入学式の記念写真は必ず添えたいところですね。
また、写真よりももう少し予算をかけて、フォトブックにして贈るのもおすすめです。
フォトブックとは、デジカメやスマホから簡単に作れる写真集のようなもので、入学式の子どもの写真を複数枚アルバムとしてまとめることができます。
孫が入学式にどのような様子だったのか、どんな表情をしていたのかなど、写真を見て知ることができるので、祖父母には大変喜ばれるお返しになるでしょう。
さらに、写真の他にも、子ども自身が書いたお礼の手紙を同封するのも良いですね。
入学祝いのお返しが不要の場合でも、写真や手紙で感謝の気持ちを伝えるのも良いでしょう。
今後の付き合いを考えたお返しを
入学祝いは「子どものお祝い事」であるため、本来お返しは必要ありません。
しかし、ランドセルは高価なものですから、相場の3分の1、もしくは半返しを目安にお返しをすることが望まれます。
また、お返しの品に併せて、子どもの写真や手紙を添えて、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。