引き出物選びのポイントや人気アイテムをご紹介【親族編】
2022年04月03日ゲストへの引き出物選びの中でも、特に悩んでしまうのが親族に贈る引き出物です。
親族は年齢や性別、家族構成が異なるため、どのように引き出物を選べば良いのか難しいところですよね。
そこでこの記事では、親族に贈る引き出物選びのコツから、喜ばれる人気の引き出物をご紹介していきます。
参列してくれた親族に、感謝の気持ちが伝わる引き出物を選びましょう。
目次
親族への引き出物はどうする?そもそも両親へは贈るの?
身内や近しい関係性でありながら、ゲストとして感謝を伝える親族には、どんなものを選べば良いのか悩むものです。
親族の場合、ゲストの中でも身内に近い立ち位置であるため、そもそも引き出物を贈るべきなのか悩む方もいるかもしれません。
基本的には、両親を除いた親族全員に引き出物を贈ることが多いですが、場合によっては両親にも贈ったり、地域によっては兄弟姉妹、叔父叔母、いとこには引き出物を贈らないケースなどまちまちです。
まず、両親への引き出物については、両親は「招待する側」なのか、それとも「ゲスト」なのか、どちら側であるのかを考えます。
というのは、引き出物はお祝いしてくれたゲストに対するお礼であるため、招待する主催者側であれば贈る必要はないからです。
例えば、招待状を親の名前や両家連名で出す場合、両親も招待する側と捉えることができます。
つまり、招待状を新郎新婦の名前で出すのであれば、「両親=ゲスト」となるので、両親にも引き出物を用意するのが良いでしょう。
ただし、これといったルールがあるわけではないため、近年人気のサプライズギフトとして両親に贈っても良いですね。
したがって、引き出物を贈るか否かは新郎新婦の考え方次第で決めると良いでしょう。
引き出物を贈る・贈らないの基準とは?兄弟姉妹という立場
では次に、親族の中でも引き出物の有無に迷う「兄弟姉妹」について見ていきます。
まず、引き出物を贈る基準は、結婚をして所帯を持っているかどうかで判断します。
これは兄弟姉妹だけに限らず、全てのゲストに対して言えることです。
というのは、引き出物は一人一人に個別で用意するわけではなく、「招待状1枚(その一世帯)につき1つ」というのが一般的だからです。
つまり、これはご祝儀を一世帯(一家)ごとから頂いていることから、そのお礼として引き出物をお返ししているわけですね。
したがって、例えば兄弟姉妹が未婚であれば、両親と同一世帯であるわけですから、引き出物は必要ありません。
反対に、兄弟姉妹が既婚である場合、両親とは別世帯になるので、引き出物を用意する必要があります。
ただし、「ご祝儀に対する引き出物」なので、未婚であってもご祝儀をもらった場合は、そのお返しとして引き出物を贈るのがマナーでしょう。
次項から、マナー関わる親族への選び方のポイントや人気の引き出物をご紹介していきましょう。
マナーとして押さえたい!親族への引き出物選びのポイント
では、親族への引き出物選びのポイントについて詳しく見ていきましょう。
●まずは両家の両親に相談をする
結婚を機に、両家の親族はこの先末永い付き合いになります。
そのため、両家の両親の顔を立てる意味合いも含め、まずはマナーに関わる予算や品数について、両家の相談するのが望ましいでしょう。
また、地域によってはその土地の縁起物を添える場合もあるので、併せて確認しておくと良いですね。
●実用的で華やかなもの
日常生活で活躍する日用品は、老若男女問わず喜ばれます。
特に親族は世代や家族構成がバラバラですから、毎日の暮らしに重宝されるアイテムであれば失敗はないでしょう。
例えば、なかなか自分では買わないような高級食器やキッチン用品、食べ物ギフトなどは、親族への引き出物に人気があります。
また、結婚という喜ばしいシーンに合わせて、華やかでおしゃれなものを選ぶと記念にもなりますね。
親族に喜ばれる人気の引き出物!定番は食卓に欠かせない「食器」
引き出物の選び方について見てきたところで、ここからは親族に喜ばれる人気の引き出物をご紹介していきましょう。
まずご紹介するのは、家族はもちろん、夫婦や一人世帯でも喜ばれる「食器」です。
食器は親族への引き出物に選ばれる定番のブライダルギフトで、誰もが日々の食事に使うことから重宝される日用品です。
特に、人数の多い家族であればいくつあっても重宝されますし、普段自分では買わない高級ブランドの食器であれば、より食卓もランクアップして贅沢な食事を楽しむことができるでしょう。
基本的には人気の高級ブランドをポイントに、子供のいる世帯であれば、落としても割れない木製食器、高齢の夫婦であれば有田焼きなどの伝統的な和食器を選ぶのも良いですね。
また、新婚の夫婦であれば、お揃いのペアカップやペアグラスなども喜ばれます。
人気の高級食器ブランドでは、ウェッジウッド(Wedgwood)やイッタラ(ittala)、ティファニー(Tiffany)
、NATUMI、ノリタケなどが挙げられますので、ぜひチェックしてみると良いでしょう。
食卓が華やぐ「カトラリーセット」も人気!
次にご紹介する親族に人気の引き出物は、「カトラリーセット」です。
カトラリーといえば、普段の食事では欠かせない実用的なアイテムであることに加え、煌びやかなテーブルウェアという役割もあります。
その上品に輝くゴージャスな見た目から、ゲストに贈るブライダルギフトとして縁起の良い引き出物と言われています。
カトラリーにも用途によって様々な種類がありますが、ギフト用であればナイフ、フォーク、スプーン、ティースプーン、ケーキフォークが揃っているものを選ぶと良いでしょう。
また、カトラリーの素材には、高級感のある優美な「シルバー製」、錆びにくく耐久性のある「ステンレス製」、温かいぬくもりのある「木製」があります。
中でも、シルバー製はおしゃれなデザインが多く、ヨーロッパでは豊かさのシンボルとされていることから、結婚式の引き出物におすすめです。
より長く使える実用性を重視するのであればステンレス製、また子供がいる家庭であれば木製を選んでも良いですね。
引き出物によく選ばれているブランドは、アルファクト(ALFACT)、ラッキーウッド(Luckywood)、ノリタケ(Noritake)、ヤマコ(YAMACO)などです。
食卓が華やぐカトラリーセットを贈り、これからのご縁に感謝を伝えましょう。
引き出物選びに悩む方に!年代・家族層の異なる親族には「カタログギフト」が人気
最後にご紹介する親族に人気の引き出物は、「カタログギフト」です。
カタログギフトとは、欲しいものを自分で選べるセレクト型ギフトで、近年では多くの新郎新婦から引き出物に選ばれています。
カタログギフトの魅力は、何と言ってもバラエティ豊富な充実した商品から、本当に自分が欲しいもの・必要とするものを選べる点です。
例えば、おしゃれな日用品を贈っても好みに合わなかったり、グルメギフトを贈っても好き嫌いやアレルギーがあることもあります。
その点、カタログギフトは失敗することがないうえに、贈る側が引き出物選びに悩む必要もなくなるわけです。
また、カタログギフトが人気の理由には、荷物としてかさばらないメリットも挙げられます。
特に親族の場合、遠方から時間をかけて足を運ぶゲストも少なくなく、持ち帰りしやすいカタログギフトは引き出物にぴったりでしょう。
さらに、カタログギフトの中には、日用品からグルメまで様々なものを掲載した総合型、高級食材や趣味など特定の人をターゲットにしたコンセプト型、またギフトシーンに合わせたブライダル型など様々なものがあります。
予算別にも分けられているので、親族に合わせて贈りやすいカタログギフトを選んでみてください。
これからの末永い付き合いに感謝を込めて
結婚を機に、親族とはこれからも末永い付き合いになるはずです。
参列してくれた感謝の気持ちも込めて、親族には日々の暮らしがより豊かになる引き出物を選んでみてください。
また、アイテムに悩むようであれば、選択肢が豊富で自由に選べるカタログギフトを選ぶのも良いですね。
参列してくれたゲストには、幸せのお裾分けができる素敵な引き出物でおもてなしをしましょう。