結婚式で気を付けたいマナーとは?女性ゲスト向けにご紹介

2019年11月25日

結婚式のおめでたい席に招待されるのは、光栄なことですよね。

女性にとっては、結婚式に出席する際のドレスを選んだり、髪型を考えたりすることも楽しみの一つではないでしょうか。

しかし、フォーマルな場である結婚式では、守りたいマナーがあります。

気付かないうちにマナー違反をして、周りから白い目で見られることにもなりかねません。

今回は、結婚式における女性ならではのマナーをご紹介していきます。

男性も女性も知っておきたい!結婚式での基本的なマナー

結婚式などの冠婚葬祭には、何かとマナーが付きものです。

冠婚葬祭のマナーはあまり馴染みがなく、難しく感じる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、男性も女性も覚えておきたい、結婚式での基本的なマナーをお伝えします。

●祝儀の準備と渡し方

結婚式で御祝儀を持参する方は多いと思います。

本来は、結婚式の当日ではなく、事前にお日柄の良い日に手渡しをすることが正式なマナーです。

ご祝儀の金額の目安は、地域差がありますが、友人や知人・会社関係であれば3万円が相場です。

親族では、関係の近さによりますが3万円~10万円が相場です。

ご祝儀袋の水引は、「結び切り」または「あわじ結び」を選びます。

表書きは「寿」または「御結婚御祝」とし、下には自分のフルネームを書きます。

ボールペンやペン書きはマナー違反です。

筆や筆ペンを使用するようにしましょう。

お札は必ず新札を準備し、肖像画が表にくるように入れましょう。

また、祝儀袋は必ず袱紗に入れておくのがマナーです。

袱紗は、赤色や鶴亀柄などのおめでたい色柄の他に、紫色は慶弔の両方に使えるので、重宝するでしょう。

●忌み言葉に注意!

死や苦はもちろん、結婚式では「別れる」「切れる」「重なる」という言葉や、それらを連想させる「忌み言葉」に気を付けましょう。

特に、スピーチなど、皆の前で話す機会がある方は十分に注意してください。

楽しく選ぶ中にもマナーに注意!結婚式の女性の服装は?

結婚式に出席することになると、服選びも楽しみとなるでしょう。

しかし、結婚式のフォーマルな場では、自分が良いと思っても、ひんしゅくを買ってしまう場合もあるのです。

ここでは、結婚式での女性の服装のマナーについてご説明していきます。

一般的な結婚式での洋装のマナーは、以下の通りです。

●洋装の種類

無地のドレスが基本です。

柄入りでも、遠目で見ると無地のように見えるようなものなら可です。

●ドレスの色

白は花嫁のウエディングドレスとかぶるので、マナー違反です。

ベージュやシルバーも写真の写り方によっては、白に見えてしまうので注意が必要です。

黒は喪のイメージがあるので、着用する場合はストールなどの小物で色を取り入れ、華やかにしましょう。

●ドレスの丈

膝上5cm以上はマナー違反です。

昼は膝下~膝上5cmまで、夜はロング丈でも良いです。

●肌の露出について

昼は肩が出ないドレスを着用するのがマナーです。

肩が出るデザインの場合は、ボレロやショールを着用しましょう。

夜は肩が出るデザインでも良いですが、教会や神社での挙式の際は羽織りものを着用しましょう。

和装の場合は、未婚の女性は振袖が正装になります。

結婚式で花嫁が大振袖を着用する場合があるので、中振袖にしたほうが無難です。

既婚の場合は、訪問着がおすすめです。

振袖は成人式のイメージもあるので、未婚でも抵抗がある方は、訪問着を着ても構いません。

着物は日本の民族衣装ですが、チャイナドレスやアオザイなどの他国の民族衣装は避けましょう。

足元にも気を配って!結婚式での女性の靴のマナー

結婚式での服装は、目立つものなので慎重になる方も多いでしょう。

足元である靴は見落としがちになるかもしれませんが、案外人に見られているものです。

ここでは、結婚式での女性の靴のマナーについてお伝えします。

●靴のデザイン

つま先と、かかとが隠れているパンプスが基本です。

サンダルやミュール、ブーツやスニーカーはマナー違反です。

●ヒールの高さと太さ

妊婦や怪我などの事情がない限りは、5cm以上のヒールを選びましょう。

太すぎるヒールやウエッジソール、厚底靴は避けましょう。

●靴の色

黒は喪のイメージがありますが、靴であれば大丈夫です。

心配であれば、真っ黒ではなくビジューなどが付いたものを選ぶと良いでしょう。

白は花嫁の色なので、洋服では避けますが、靴であれば大丈夫でしょう。

●靴の素材

昼は革製やサテンなどの布製、夜はエナメルやシルバー、ゴールドの煌びやかな靴がおすすめです。

ワニ柄やヘビ柄、ヒョウなどのアニマル柄は、殺生のイメージがあるので避けるのがマナーです。

●ストッキングについて

一般的な結婚式では生足を避け、ベージュ系のストッキングを着用するのがマナーです。

黒は喪のイメージがあるので避け、派手な柄やカラータイツは避けましょう。

また、結婚式に履いて行く靴は、普段履き慣れないものだと思います。

靴擦れをして足が痛くなる可能性があるので、絆創膏を持って行くと安心です。

また、ストッキングが伝線する可能性があるので、ストッキングの替えも持っていると良いでしょう。

やり過ぎに注意!結婚式での女性のアクセサリー着用マナー

結婚式はお祝いの場なので、華やかさを演出するアクセサリーは必要なアイテムと言えるでしょう。

しかし、お祝いの席だからと言って、派手にして目立ち過ぎるのは好ましくありません。

結婚式での、女性のアクセサリーの好ましい付け方はどのようなものなのでしょうか。

基本はやり過ぎない、目立ち過ぎないことです。

大きくて派手すぎる色やデザインは避けましょう。

また、素材選びも大切です。

ファーやアニマル柄は殺生のイメージがあるので、避けるのがマナーです。

コットンパールや毛糸などの素材は、カジュアルになるので結婚式には相応しくないでしょう。

昼夜別に見ると、昼はダイヤやゴールドなどの輝きの強いものは、陽の光やカメラのフラッシュに反射するので避けましょう。

逆に夜は、ダイヤやゴールド、シルバーなどで輝きをプラスしましょう。

アイテム別のマナーについては、以下の通りです。

●ネックレス

パールの一連のネックレスが、フォーマルの席には上品でおすすめです。

ブラックパールは必ずしもマナー違反ではありませんが、喪のイメージを持たれる方もいらっしゃるので、避けるほうが無難です。

●ピアス・イヤリング

ゆらゆらと揺れるデザインのものは、「家庭が不安定になる」と捉える方もいらっしゃいます。

小ぶりのパールなど揺れの小さいものであれば、そこまで気にならないでしょう。

●腕時計

結婚式では、「時間を忘れて新郎新婦を御祝いする」のがマナーとされています。

腕時計は今では必ずしもマナー違反ではないですが、時間を気にしているイメージもあります。

付ける場合は、ブレスレットタイプなどの華奢なデザインがおすすめです。

やり過ぎずキレイに!女性の結婚式での好印象な髪型とメイクは?

結婚式の女性ゲストは、ヘアセットの為に美容院を予約するなど、朝から忙しいものでしょう。

結婚式でのフォーマルな場だからこそ、マナーを意識しつつも美しくありたいですよね。

ここでは、結婚式での髪型とメイクのマナーについて触れていきます。

●髪型

アップスタイルが基本です。

ダウンスタイルは、お辞儀をしたときに顔にかかってしまうので好ましくありません。

最近、人気のあるハーフアップはマナー違反ではありませんが、格式高い結婚式では避けるほうが良いでしょう。

また、アップスタイルとは言え、あまりにも大きく盛りすぎるヘアスタイルはやめましょう。

ショートヘアの方は、丁寧なブローやワックスできちんと感を出しましょう。

●ヘアアクセサリー

花嫁とかぶるような、花かんむりや生花の飾りは避け、大きさにも注意しましょう。

冬の時期にありがちな、ファー素材のヘアアクセサリーも、殺生のイメージがあるのでタブーです。

●メイク

プロに依頼する方もいらっしゃると思いますが、自分でメイクを施す方が多いのではないでしょうか。

もちろん、ノーメイクはマナー違反ですが、かと言って濃くなり過ぎないメイクを心がけましょう。

マスカラやアイライナーなどの目元周りは、結婚式に感動して泣いてしまう可能性もあるので、黒くならないようにウォータープルーフをおすすめします。

アイシャドウは、ドレスの色と合わせるとバランスが良いでしょう。

キラキラし過ぎず、濃くなり過ぎないように注意しましょう。

口紅は塗るのがマナーですが、真っ赤な口紅は避けましょう。

落ち着いたピンク色がおすすめです。

女性がやりがちな結婚式での行動のマナー違反

ここまでは、主に女性の結婚式での服装やアクセサリーなどの見た目について、マナーをお伝えしてきました。

結婚式でのマナーで意外と見落としがちなのが、行動についてです。

特に、女性がやりがちなNG行動を以下にまとめました。

●控え室やトイレでの会話

式場の控え室やトイレでは、新郎新婦の親族や他の繋がりのゲストがいるかもしれません。

間違っても、新郎新婦のマイナスイメージになるような話を仲間内でしないようにしましょう。

●メイク直し

披露宴会場の中で口紅を塗り直すなどは、マナー違反です。

「少しの間だから」と思っても、意外と人には見られています。

化粧室に行く場合も、式の進行の妨げにならないよう、タイミングを見て席を外すのがマナーです。

●SNSのやり方に注意

最近では、インスタグラムなどのSNSの利用が盛んです。

一日で何度も写真などを投稿する方もいるでしょう。

しかし、結婚式での写真は、参列した結婚式とは関係のない方が写っていることもあるので、注意が必要です。

新郎新婦が見ることもあるので、文章の内容にも気を付けましょう。

結婚式のマナーに注意して品のある女性を目指そう!

以上のように、女性が気をつけたい結婚式でのマナーをご紹介しました。

結婚式などの冠婚葬祭では、細かいマナーがたくさんあります。

特に見た目については、自分が良いと思っていても周りからはマナー違反だと思われる場合もあります。

基本に沿った見た目を心がけ、マナーの範囲内でおしゃれを楽しみましょう。

自分がマナー違反になっていないか、周りの人に確認したり、調べてみたりするのも良いですね。