箸の使い方を子どもが遊びながら楽しく覚えられる教え方は?

2018年12月27日

箸の使い方は、食事の大切なマナーの一つです。

最初は箸の持ち方から使い方を覚えていきますが、ほとんどの子どもは上手く使えません。

持ち方が間違っていたり、悪い癖を直さないまま箸を使い続けていたりします。

親御さんも箸の教え方に四苦八苦する方も多くいると思いますので、今回は箸の使い方を楽しく覚えられるコツをお伝えします。

箸の使い方を子どもに教えるのはいつ頃から始めるといいの?

子ども用の最も小さいサイズの箸には「2歳用」と書かれているものが一般的です。

そこで、箸の使い方を教え始めるのは2歳を目安と考えてください。

子どもの成長は、とても個人差が大きいので、無理をしないで子どもに合わせましょう。

大人が使っている箸を使いたがったり、スプーンやフォークの鉛筆持ちができるようになったりすることも、目安になります。

箸に興味を持つ、指先を上手に動かせるようになったサインと判断してください。

また、幼稚園や保育園で箸の使い方の練習が始まる時もチャンスなので、子どもが嫌がらないように始めましょう。

教え方は、箸任せにしないことが大切です。

また、利き手が決まらない間は左右兼用タイプから使い始めましょう。

【KJC:エジソンのお箸mini はじめて使う1.5歳~】

参考価格:1,080円(税込)

対象年齢が18カ月ですので、1.5歳前から使えます。

従来の商品よりミニサイズになり、手の小さい子どもでも上手に使えます。

リングタイプで連結部分を外して洗うこともできます。

【コンビ:ベビーレーベル はじめてサポートおはし LU】

希望小売価格:1,000円(税別)

右利き、左利き兼用タイプで箸に装着するサポート器具です。

ライムとネーブルの2色があります。

まだ利き手が決まらない時は、兼用タイプをおすすめします。

成長に合わせてステップアップしていきますので、長く使えます。

ケース付きタイプもあります。

それぞれに自分にあった箸を選んで親子で使い方を覚えよう!

自分にあった箸のサイズをご存知でしょうか。

利き手の親指と人差し指を直角になるように広げた長さの1.5倍が自分にあった箸の長さです。

子どもに初めての箸を買うときに、親御さんも改めて自分の箸のサイズを確認してみましょう。

市販されている子ども用の箸の長さは、13cmの2歳用から17cmの6、7歳用まで1cmごとにあります。

太さも箸によって違いがありますが、細すぎるのも太すぎるのも使いにくさを感じます。

また、箸先が滑らないように加工されたものや素材にこだわったもの、キャラクターのついたものなど多くの種類があります。

幼稚園や保育園のアドバイスを取り入れながら、子どもの手に合う使いやすそうな箸を選びましょう。

箸の持ち方の教え方は、親御さんが一緒にやってみせるのが、最も分かりやすいものです。

これから箸の使い方を覚える気持ちを家族みんなで高めるためにも、親子で箸を揃えましょう。

この他、利き手に合わせた箸を選ぶことも忘れないでください。

【卯るし庵:矯正箸しつけ箸 漆塗り子供(幼児用)右手】

参考価格:950円(税込)

14cm、15cm、16.5cm、18cmまで同じ価格で左手用も揃っています。

【卯るし庵:矯正箸正しいお箸の持ち方 しつけ箸 漆塗り(女性用)右手】

参考価格:980円(税込)

箸の長さは20cmで、左手用もあり、男性用の23.5cm 1,080円(税込)もあります。

天然木に天然漆塗装です。

波線のくぼみで正しい指の位置が示してありますので、矯正箸を使っているように感じられないところも、うれしい心遣いです。

マナー豆付きで家族全員で箸の使い方を遊びながら覚えることができます。

箸の教え方は生活の中で遊びながら使い方をマスターしよう!

箸の使い方は、遊びながら教えることが最も適しています。

食事中に教えようとすると、子どもは食事に集中できなくなってしまい、箸を嫌いになり、食事も嫌がってしまいます。

2歳は何にでも興味を持ち、自分でやってみようとする時期です。

同時にやってもうまくできなくて、イヤイヤを連発する時期でもあります。

子どもは遊びの天才です。

親がさせようと思うことはできなくても、遊びの中では自分で工夫してできるようになることも多いものです。

教え方は簡単です。

まず初めて用の箸を正しく持たせます。

食事の時にはできなくても、遊びの時にはリングと指を教えるだけで覚えてしまいます。

ままごとでも、ゲーム形式でも何でも構いません。

コットンボールなどをはさんで、移し替えてみましょう。

その時、遊びに夢中になって握り方を自己流にしてしまわないように注意しましょう。

そして、できたらしっかり褒め、できない時には励ましましょう。

親御さんも一緒に挑戦して、楽しく箸の使い方を覚えましょう。

【スケーター:DXトレーニング箸14cm ケース付プラレール】

参考価格:1,566円(税込)

同じサイズでキティちゃんやスヌーピー、プーさん、トミカもあります。

子どもの大好きなキャラクターがついている箸で、ケースもセットになっています。

お弁当用の巾着袋やコップもありますので、幼稚園や保育園用としても使えます。

リング式で指をのせる位置の印もついていますので、子どもが一人で使い始めることができます。

リング類を上達に合わせて徐々に外すと普通の箸として使えますので、上手になる楽しみを実感できるでしょう。

小学校入学前はフォークに戻って柄を細くする教え方が効果的

幼稚園、保育園の間に箸の使い方が自己流になってしまっている場合は、小学校入学前に正しい使い方をマスターしましょう。

園と協力して、フォーク又はスプーンに一旦戻し、正しい持ち方を教えます。

少しでも上手にできるようになったら、しっかりとほめましょう。

そして、徐々にフォークやスプーンを柄の細いものに変えていきます。

目標は大人用のケーキセットです。

この太さのフォークが使えるようになると、箸に戻っても正しい持ち方を手が覚えています。

正しい持ち方で、使い方も動きも大変なめらかになります。

フォークから箸に戻った時の教え方は、普通の箸に器具をつけて、箸に慣らしていきましょう。

【ののじ:はじめてのちゃんと箸SS】

参考価格:1,296円(税込)

【ののじ:はじめてのちゃんと箸S】

参考価格:1,296円(税込)

SSは16cm、Sは18cmでどちらもレッドとグリーンがあります。

保育園や小学校の授業でも採用されているしつけ箸です。

箸本体と、柔らかなカプラがセットになっていて、2か所を連結した手つなぎ構造を作ります。

先端が自然に開くバネ設計で、利き手を選びません。

カプラをはずせば、普通の箸として使えます。

小学生になってから箸の使い方を矯正する時は自尊心を大切に

小学生になると、なかなか箸の使い方を直すチャンスがありません。

また、自尊心も芽生えて箸の使い方を自己流で通してしまいます。

こんな時には、体格に合わせた箸を選び直しましょう。

一緒に箸を選ぶことから始めて、子どもが自分から箸の使い方を直そうとするように導いていきます。

教え方は、子どもと同じ目線で話すことが大切です。

高学年では、やる気になれば自分で研究していきます。

ポイントは自尊心を傷つけないように、やる気にさせることです。

【イシダ:矯正箸 三点支持箸 右利き用 16.5cm】

参考価格:864円(税込)

14cm、15cm、16.5cm、18cm、20.5cm、23.5cmと大人の男性用まで揃っています。

若狭塗の高級箸の製造会社の天然木を使用した漆塗りの箸です。

一見普通の箸ですが、箸のデザインで持つ場所がくぼんでいますので、矯正しているように見えません。

【箸匠せいわ:六角知能箸 小学生用】

参考価格:540円(税込)

小学生用で17cm、18cm、19cmの3種類で青、緑、赤、ピンクの4色です。

17cmは幼稚園や保育園の子ども用のシリーズポポとミミのイラスト入りです。

天然竹を使用した箸で、若狭塗の会社が手掛けています。

鉛筆と同じ六角形で持ちやすいと大評判のシリーズです。

矯正箸のように、くぼみや持つところはありませんが、子どもが自然に正しい箸の持ち方になります。

箸の教え方がどうしても上手くできない時はどうすればいい?

どんなに頑張っても、子どもがどうしても箸を上手に使えないこともあります。

親御さん自身も箸を上手く使えていないご家庭では、諦めてしまいがちです。

こんな時は、箸の教え方を思い切って変えてみましょう。

インターネットで箸の使い方の動画を検索するのもいいでしょう。

箸の使い方を教えることは、どこのご家庭でも苦労しています。

多くの動画が投稿されていますので、わかりやすいものを選んで親子で見ながら練習しましょう。

この他、親子で参加するマナー教室があります。

ゲームで楽しく箸の使い方を学べる教室などに参加してみるのはいかがでしょうか。

プロの教え方は、目からうろこの感動があります。

子どものためではなく、親御さんが参加したいからと誘ってみましょう。

箸を上手に使えないと恥ずかしく感じることもあります。

そんな気持ちを素直に子どもに伝えて、マナー教室に誘って一緒に箸の使い方をマスターしましょう。

【アイアップ:マナーシリーズ マナー豆(マナービーンズ)】

参考価格:2,052円(税込)

【アイアップ:マナーシリーズ はじめてのマナー豆(マナービーンズ)おおつぶ】

参考価格:2,484円(税込)

箸とお椀、仕分けプレート、ひよこ豆がセットになった箸の使い方を覚えるゲームです。

4種類の形のひよこの顔の付いた豆があり、箸でつまんで形のあった穴に入れていきます。

豆が小さいので、対象年齢は12歳以上です。

はじめてのマナー豆おおつぶは、豆が大粒で対象年齢が3歳以上です。

箸の使い方を覚えて家族みんなで食事の時間を楽しもう!

子育ての中で、トイレトレーニングや卒乳などどうしてもクリアしなければならないことは多くありますが、箸の使い方もその一つです。

幼稚園や保育園でも箸の使い方の指導はあっても、家庭で食べる回数の方が断然多くあります。

食べる間は怒らないで、遊びの時間にゲーム感覚で箸の使い方を親子でマスターしましょう。

家族で箸の使い方を覚えてみんなで食事を楽しんでください。