ビュッフェに最適な服装は?ホテルのドレスコードが気になる

2019年11月20日

家族や友人との外食の予定が決まると、とても嬉しい気分になりますよね。

さらにその外食先が、高級ホテルでのビュッフェスタイルのレストランでしたら、様々な美味しい料理を味わうことができ、楽しさも増すことでしょう。

しかし、格式のあるホテル内のレストランでの食事となると、服装に悩まれる方も多くいらっしゃると思います。

今回は「ホテルビュッフェに最適の服装」についてお話ししますので、お食事に出かける際の参考にしてください。

ドレスコードとは何?その種類について

「格式の高いホテルにはドレスコードがある」と聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。

では、そもそもドレスコードとはなんでしょうか。

ドレスコードは日本語に訳すと「服装規定」と言われ、「その場に合った服装」の決まりのことです。

普段からTPOを気にして服を選んでいる方が多いと思いますが、その延長というイメージです。

ホテルにはドレスコードを設定しているところもありますので、あらかじめ調べておくことをおすすめします。

ドレスコードの主な種類をご紹介します。

① フォーマル

最も格式の高い正礼服です。

結婚式の新郎新婦や、公的行事の主催者を思い浮かべていただくと分かりやすいでしょう。

例えば、女性ならアフタヌーンドレスや留袖、男性ならモーニングコートや紋付羽織袴などです。

② セミフォーマル

フォーマルの次に格式の高い服装です。

結婚式の参列者や、入卒園式出席の保護者が着用しています。

女性はセミアフタヌーンドレス(肌の露出が低いワンピース)、男性はブラックスーツなどです。

③ ビジネスアタイア

アタイアとは「服装」という意味で、「仕事の服装」です。

主に企業のレセプションパーティーなどビジネスイベントで指定されていることが多いです。

女性は華やかな要素のあるスーツ、男性はビジネススーツになります。

④ カジュアルエレガンス

フォーマルのように格式高い服装でなくて良いですが、品と華やかさを求められる服装です。

結婚式の2次会に出席する際の服装を思い浮かべてもらうと分かりやすいですね。

女性ならワンピースにボレロ、男性ならダークスーツなどです。

⑤ スマートカジュアル

カジュアルエレガンスをさらにカジュアル寄りにしたものです。

女性ならブラウスにスカートやパンツ、男性ならジャケットにパンツなどです。

ホテルでの食事では決められた特別なドレスコードがなくても、「カジュアルエレガンス」や「スマートカジュアル」を採用するのがおすすめです。

次に、ホテルビュッフェに相応しい、具体的な服装をご紹介します。

ホテルビュッフェでの女性の服装におすすめなのは?

格式の高いホテルでの食事には、「普段着よりもエレガントな服装」「よそ行きの服装」という感覚を大事にしましょう。

分かりやすく表現するなら、「キレイめ」と評されるコーディネートです。

しかし、ビュッフェスタイル自体はカジュアルで自由な雰囲気のため、「カジュアルエレガンス」よりは「スマートカジュアル」がより相応しいでしょう。

①無難なものは「ワンピース」

着るだけで女性らしい上品さが出ます。

ノースリーブの場合は、ジャケットやカーディガンなど羽織るものを着用しましょう。

もう少しカジュアルにするなら柄の入ったものもおすすめです。

華やかさも出ます。

②王道の「ブラウスにスカート」

新調しなくても多くの方がすでに持っているアイテムではないでしょうか。

この組み合わせの場合、小物で工夫して華やかさを出しましょう。

③近年流行の「パンツスタイル」

最近では、披露宴などでもパンツスタイルのセットアップを着用する方も増えてきています。

小さなお子様を連れていて、しゃがんだり抱きかかえたりする動きが多い女性にはおすすめのスタイルです。

ここでも「キレイめ」を意識して、ジョーゼット生地などの薄手のものでエレガントさを出しましょう。

男性の服装で最適なものは?スマートカジュアルなコーディネート

男性も、格式の高いホテルでのビュッフェスタイルの食事に相応しい服装、「スマートカジュアル」をご紹介します。

スマートカジュアルのポイントは、「キレイ」な印象を与えるアイテムを取り入れることです。

その際には、「上品さと清潔感」を忘れないようにしましょう。

①基本の「ジャケット+チノパン」

「スマートカジュアル」はノーネクタイで良いので、ジャケットの中はTシャツやカットソーを合わせるのもおすすめです。

②ギンガムチェックやドットなどの「柄シャツ」

ジャケット+スラックスなどに柄のシャツを合わせるとおしゃれです。

ただし、奇抜な柄は避けるようにしましょう。

③ジャケット+パンツの「セットアップ」

スーツとの違いは、素材やサイズ感です。

スーツのようなかっちりした印象はなく、素材もコットンや麻など多岐にわたっています。

細かい所にも気を配ろう!ホテルビュッフェでの靴や小物について

靴や小物をスマートカジュアルに相応しいものを取り入れると、華やさを演出できます。

ただし、ここでも「上品さ」が大切です。

女性はヒールパンプスが基本ですが、料理を取りに行くなど動作も多く、また小さな子供を連れている方などはヒール付きだと歩きにくいこともあるので、ヒールなしのパンプスも良いです。

しかしながら、フォーマルさが欲しいので、足の指が見えるサンダルなどは避けましょう。

また素足ではなく、ストッキングや薄手のタイツを着用しましょう。

男性は革靴が基本です。

そのため、ローファーやモンクストラップの革靴がおすすめです。

気をつけておきたいのが靴の汚れで、靴に汚れがあると意外に目立ちます。

汚れや傷のチェックをし、磨いておきましょう。

女性の派手すぎないアクセサリーは、服装に上品な雰囲気を出してくれるので、格式の高いホテルに相応しくおすすめです。

そのため、動くと重ね合わさりジャラジャラ音が頻繁に鳴るものは避けましょう。

また、ロングネックレスも避けたほうが無難です。

なぜなら、ビュッフェスタイルで料理を取る際に、料理の皿に入ってしまう可能性があるためです。

髪が長い方は、アップやハーフアップでまとめておくと、清潔感があり好印象です。

男女とも、かばんは小さなものにしましょう。

大きいかばんは野暮ったい印象になりますし、店内で邪魔になります。

荷物はあらかじめホテルのクロークに預け、クラッチバッグなどの小さなものを持ち店内に入りましょう。

常識として知っておきたいホテルビュッフェでNGな服装とは?

格式の高いホテルでは「カジュアルすぎる」服装は避けましょう。

ビュッフェスタイルとはいえ、レストランの雰囲気にそぐわない可能性が高いです。

また「上品さ」がカギになりますので、肌の露出が多い服装もNGです。

「カジュアルすぎる」服装の例はこちらです。

・ジーンズやGジャンなどデニム素材
・パーカーやトレーナーなどスウェット素材
・目の粗く編まれたニット
・レギンスやカラータイツ
・タンクトップやキャミソール、オフショルダーなど肩の出るトップス
・ショートパンツやミニスカートなど丈の短いボトムス
・帽子やヘアバンド
・スニーカー

また、女性の服で袖の広がったものは避けたほうが良いでしょう。

華やかでおしゃれなのですが、料理を取ろうと手を伸ばした際に、お皿に入ってしまう可能性があります。

基本を守って楽しもう!ビュッフェスタイルのマナー

こちらでは、ビュッフェスタイルでの食事マナーをご紹介します。

たくさんの料理があるので迷ってしまいますが、列がつかえないように、流れに沿って移動し、長い時間立ち止まらないようにしましょう。

まず、料理は1皿に3~4種類を少しずつ盛るようにします。

たくさんの料理を1皿に盛ると、見た目も悪いですし、料理が混ざって本来の味が変わってしまいます。

1皿食べ終え、再び料理を取りに行くときは新しい皿を使いましょう。

汚れた皿を持って歩くのは印象も良くないですし、前の料理の味と混ざり、それぞれの料理の味を楽しめません。

汚れたお皿はテーブルに置いておくと、レストランスタッフが片付けてくれます。

よりスマートにホテルビュッフェでの食事を楽しむなら、コース料理同様に前菜→スープ→メインディッシュを2種→デザートと味わうと良いでしょう。

よく見ると、ビュッフェ台の料理もコース料理で出てくる順に並んでいることが多いです。

上品な服装にドレスアップしたなら、所作も上品にこなしましょう。

場の雰囲気に合った服装をしてホテルビュッフェを楽しもう!

今回は「ホテルビュッフェで最適の服装」についてお話ししてきました。

格式の高いホテルではその空間に見合った「上品」な服装を心がけましょう。

ホテルビュッフェでは「スマートカジュアル」を基本に装うのがおすすめです。

その際には靴や小物、髪型にも気を配りましょう。

ビュッフェスタイルは比較的カジュアルで自由な食事スタイルですが、マナーを守りスマートに食事ができれば、常識のある社会人として自信が持てますね。