77歳の喜寿のお祝いに体に負担の少ない旅行に連れて行こう!
2019年10月26日自分の親が喜寿を迎え、「お祝いをしてあげたい」と思っても、具体的に何をしてあげたらよいのか、分からない方もいらっしゃるでしょう。
「一緒に旅行はどうだろうか」と思ったとしても、若くない親の体のことを考えると、遠出も敬遠してしまいます。
旅行と言えば、「温泉」「おいしいご飯」など楽しめることはたくさんありますが、何を重視したらいいのか分からないことが多いものです。
今回は、喜寿のお祝いで旅行に行くために、おすすめの宿の条件や気を付ける点をご紹介いたします。
目次
喜寿の意味が知りたい
そもそも喜寿にはどんな意味があるのでしょうか?
数え年で77歳を迎える歳にするお祝いのことですが、なぜ77歳が喜寿なのでしょうか?
喜寿の文字である喜という文字は草書体で書いた場合、七七七と読めたり、七十七とも読めたりするからという説もあります。
還暦というのは干支の循環表からきているもので、古希という言葉は人生七十古來稀からきておりお祝いは中国がルーツだとも言われています。
そして喜寿祝は日本が発祥の行事であり、還暦・古希更に長寿のお祝いとして77歳にお祝いすると始まったのが喜寿祝いになったのです。
喜寿祝いの色は紫色なのですが、これは貴族の最上位を表す色で、そこには長寿に敬意といたわりの心が込められているのです。
お祝いは色にこだわる必要はないのですが、その意味を理解してプレゼントを贈りましょう。
77歳の祝いは昔は数え年でこれらの祝いをしていましたが、近年は満年齢で祝うようになりました。
長寿とはいえ近年は元気な人も多く、海外旅行に行く人も多いようです。
喜寿の祝いはどんなことをするの?
喜寿の祝いは一般的には77歳の誕生日前後が望ましいのですが、時間をいいタイミングで時間が取れるとは限りませんので、自分たちの都合のいいタイミングでお祝いをしましょう。
場所は、本人が高齢者なので無理のないところを選択し、自宅でお祝いしたり旅行に行ったりすることもいいのではないでしょうか?
旅行を選択した場合、特に宿泊を伴うものではなくても体力がかければ日帰り旅行という方法もあります。
このとき紫色の物を身につけるという風習があります。
有名なものとしてはちゃんちゃんこですが、他に座布団・扇子・頭巾などがあります。
しかし、そこにこだわる必要はなく、紫の花や更に紫にこだわらず祝ってもらう人の好きな色や物でも構いませんのでそれらを用意してお祝いします。
しきたりや風習にとらわれることなく、本人が本当に喜ぶようなお祝いをしましょう。
喜寿の祝いのプレゼントは何がいいの?
次に喜寿のお祝いの仕方についてです。
祝ってもらう人が普段ほしいと思っていることや食べてみたいと思っているものをプレゼントしたり、家族などの身近な人で一緒に旅行へ行ったりするというプレゼントがあります。
この旅行のプレゼントというのは、泊まりだけではなく日帰りの温泉旅行も選択肢の一つです。
お昼ご飯がセットになった日帰り旅行も多いので、そういったプレゼントもいいでしょう。
「高齢なので遠くに行くのは無理」という場合、このプランは適していいます。
他にはパーティを開くという方法もあります。
自宅で行うホームパーティーや会場を貸しきるプランもあり、お祝いの席で紫色の身につけるものをプレゼントします。
ただし、昔からのちゃんちゃんこではなく、近年は紫色の入っている身につけるものをプレゼントする傾向にあります。
平均予算の相場は10,000円から30,000円です。
祝いの旅行にいい宿の条件
喜寿のお祝いをする方は足の丈夫な人もいますが、そんなに足が丈夫ではない方も多いのが現状です。
できればバリアフリーの宿がいいでしょう。
お風呂に手すりが着いていれば、安心してゆっくり温泉につかることができます。
更に、できる限り移動が楽なように、1階またはエレベーターなどのある宿でおすすめです。
食事は大広間でもいいのですが、部屋食で落ち着いてゆったり食べるのもいい方法です。
どこの旅行サイトにも喜寿などのお祝いのプランがありますので参考にし、体に優しい食事があるかなど、お祝いにふさわしいプランが用意してある所を確認して予約しましょう。
更に近年では、宿泊プランだけでなく日帰りプランでもお祝いのプランを用意している所も多く、中にはランチがついて4時間から6時間部屋の空いている時間を使わせてくれるというプランのあるところもあります。
そういったところではサプライズもあるところもありますので、宿泊する時間がないという人にはおすすめの旅行です。
どちらの旅行もお祝いする方の体調などを考え無理のない計画が大切です。
高齢者と行く旅行で気をつけたいこと
高齢者との旅行で気をつけなければいけないことは、まず交通機関です。
できれば大きめな車の移動が好ましいです。
電車などの移動は乗り降りがあり体の負担になりがちです。
休憩も自分たちのタイミングで取りにくいこともあります。
自分たちのタイミングで時間を使うことを考えるなら、移動手段は車の方が好ましいです。
次に観光ですが、せっかくだからと観光地の詰めすぎは禁物です。
自分たちが楽しむのもいいのですが、親が高齢であることを考慮して休憩を多く取りながら観光しましょう。
観光する所によってはバリアフリーではなく車椅子では回れないところがあるかもしれませんから、初めに観光する所を抜粋しバリアフリーなのか車椅子は大丈夫なのか必ず確認しましょう。
休憩は普段の倍以上はとるように心がけ、トイレなどを気にするようにしましょう。
そして歩くときは自分のペースではなく親のペースに合わせて歩くことです。
意外に気づきませんが歳を取ると歩くのが遅くなってきます。
ゆっくり歩くことを心がけましょう。
気をつけなければいけないことはたくさんありますが、喜寿のお祝いだからと気を使いすぎるのはよくありません。
気をつけながらも自分たちも楽しむことを忘れないようにしましょう。
親と旅行に行く楽しさ
自分が子供だった頃と大人になってからでは、親との旅行の楽しみ方は変わります。
喜寿などの祝いに招待する旅行は気を使いますが、行程たくさんを詰め込まなければ、ゆっくり時間が流れるので本当の旅の楽しさが味わえるものです。
両親から見れば自分はいくつになってもずっと子供のままですが、少し子供に戻った両親と少し大人になった自分がそこにいます。
両親と子供の頃の思い出話をしながらのんびりした旅行は楽しいものです。
喜寿を迎えた親と旅行をするのは大変なことも多く、細かいことまで気をつけなければなりませんがお祝いする気持が伝わり両親はとても喜ぶでしょうしその顔を見るのはこちらもうれしいものです。
親との旅行は子供の頃にいった記憶しかないという人は、ぜひこの機会に行くことをおすすめします。
心から楽しめる旅をプレゼントしよう
せっかく喜寿をお祝いしたいと思ってプレゼントするのですから、心から楽しめる旅行にしてあげたいものです。
観光地が盛りだくさんでも両親が疲れてしまっては意味がありません。
みんなで楽しく旅行するためにも、体調や観光地の選択など事前にできることはしておきましょう。
現在では観光地に車椅子の貸し出しをしているところも多いので、足が悪いからといって諦めるのではなく事前に確認して、楽しく旅行に行きましょう。