これで大丈夫!結婚式のマナーを守った服装を男女別でご紹介
2019年09月16日結婚式のようなお祝いの席では、服装に関しても様々なマナーがあるので、何を着ていくべきか迷ってしまいますよね。
服装はあらかじめ準備ができるマナーになりますので、当日を楽しく迎えるためにきちんと調べておくことはとても大切です。
定番の結婚式の服装から、ちょっとオシャレな着こなしまで、今回は出席する時の服装のマナーを男女別にご紹介します。
目次
男性服装の定番!結婚式でのスーツの着こなし方をご紹介
男性は、仕事などでスーツを着る機会が多いかもしれません。
しかし結婚式は、ビジネスの着こなしと違い、マナーが沢山ありますので順番にご紹介していきます。
定番の服装は黒スーツに白のシャツを合わせ、ネクタイは白またはシルバーが一般的なスタイルです。
まず始めの注意点として、スーツの色は新郎カラーである白やシルバー、明るいグレーは絶対に避けましょう。
ダークスーツと言われるカラー「ブラック、チャコールグレー、濃いめのネイビー」を着用するのがマナーです。
中に着用するシャツは、結婚式というフォーマルな場の場合、派手な柄物や原色のカラーものは良くありません。
また「ボタンダウンカラー」と言って、襟をボタンで止めるタイプのシャツは、結婚式等の格式高い所ではNGです。
襟の長さも「ショートポイント」という短いものも同様にふさわしくありませんので、もし着ていくなら二次会のようなカジュアルなスタイルの時にしましょう。
ネクタイも黒はお葬式に着けるカラーになりますので、他のカラーを選ぶのがマナーです。
そして持っているのであれば、ベストは着用しましょう。
今は簡素化されてスラックスとジャケットで出席する方が多くなりましたが、結婚式などの格式高い場所ではベストを含めた3ピースで出席するのが本来のスタイルです。
ジャケットを脱いだ時も品格を保ってくれますし、体型カバーにもなりスタイルアップさせてくれますよ。
結婚式では靴にも気を使って!足元のマナーもきちんと押さえよう
服装はバッチリでも足元がしっかり決まっていないと残念です。
男性の場合、靴は革靴が一般的です。
ローファーやスニーカーなどのラフスタイルの靴や、派手なカラーの革靴はオシャレだとしてもこの場ではふさわしくありませんのでやめましょう。
そして、チャペルは二人が一生の愛を誓い合う神聖な場所です。
汚れた足元で中に入らないためにも、一度磨いておくのが結婚式で履く靴のマナーです。
そして、靴のカラーもスーツ同様に白は避け、フェイクでもパイソン柄やヒョウ柄などの素材は生き物の殺生を連想させますので避けましょう。
幸せな結婚式の場ではふさわしくありませんので、履かないように気をつけてください。
靴下も階段などを上った時などに生足が見えないようにするためにも、くるぶしソックスは避けきちんと長さのある黒色のものを選び、見えない所も品を忘れないようにするのが服装に関するマナーです。
足元も、ちょっとした周囲への気遣いをすることが、新郎新婦に対するリスペクトにつながります。
二人が招待した大切なゲストとして恥ずかしくないような振るまいを、服装から心がけていきましょう。
基本的な服装にプラスアルファ!ワンランクアップした結婚式スタイルを
基本的な服装は上記でご紹介してきましたが、他にも遊び心ある小物を取り入れることによって、オシャレをワンランクアップさせることができます。
カフスボタンやネクタイピン、ポケットチーフなどが小物類に入ります。
カフスボタンは、シャツの袖口に着けるオシャレアイテムです。
結婚式では、シルバーや真珠などがあしらわれているものを身に着けるのが一般的です。
あまりゲストでされる方はいらっしゃらない印象ですが、センスアップさせたい時に最適でしょう。
ネクタイピンは、ネクタイをシャツに止めるピンです。
シンプルなシルバーやゴールドが一般的ですが、サングラス型などの個性的なものも登場しています。
ちょっとした遊び心は、華やかな結婚式にぴったりです。
ポケットチーフはのカラーは基本白ですが、レストランウエディングなどのカジュアルウエディングでは、カラーものを身に着けても良いでしょう。
その際、ネクタイのカラーと同系色を持ってくると合わせやすくて良いです。
以上の3つはなくてもマナー違反ではありませんが、あると結婚式をより華やかにしてくれますので、ぜひ挑戦してみましょう。
そして、よくハットを結婚式に被ってくる方がいらっしゃいますが、結婚式にはふさわしくありませんので、手に持ち歩くなどはせずにクローク預けるのがマナーです。
また、最近は気にする人も少なくなってきましたが、時計も外していくのがマナーとなります。
もし着けていくにしても形はスマートなものにし、スポーツタイプなどの大きめなタイプは外しておきましょう。
オシャレや個性的なスタイルは、意味を履き違えると場違いやマナー違反になりかねませんので、気をつけましょう。
女性が結婚式に出席する時の基本的な服装!和装と洋装をご紹介
女性は男性と違い、洋装と和装の2パターンの服装があります。
まず始めに、洋装の基本的なスタイルをご紹介します。
膝丈の長さのドレス、肩の出ているドレスの場合は上からショールを使用し、露出を控えるのが基本のマナーです。
男性同様、白は花嫁カラーなので絶対にNGです。
その他に、光に当たると白っぽく見える淡いカラーも、後から写真などで花嫁と被ってはいけないので避けましょう。
ドレスの形に決まりはありませんが、昼間の結婚式にロングドレスはラグジュアリー感が出てしまいますのでNGです。
次に、和装の基本的なスタイルのご紹介です。
未婚者は振り袖を着ていく方も多いと思いますが、ここで注意点があります。
振り袖には種類があり、「大振袖」という長さが115センチのものは花嫁が着る場合があります。
花嫁が着物を着ないと分かっている場合はまだ良いですが、分からない場合は「中振袖」「訪問着」を着用するようにしましょう。
そして、既婚者は訪問着等の振り袖でない着物になります。
また、黒留袖は既婚者の親族が着用する着物ですので、友人として出席する時は避けましょう。
女性も足元に注意!意外と知らない結婚式の足元のマナーを知ろう
服装同様に、女性には洋装と和装で足元のマナーが違います。
まず洋装の足元は、爪先が見えないパンプスタイプを選びましょう。
その理由は「つまさき」「妻先」「妻が先に旅立つ」と言われ、結婚式にふさわしくないとされているからです。
なるべくヒールタイプが好ましいですが、妊娠中の方は別なので、歩きやすいものを選びましょう。
ヒールが苦手な方もいらっしゃると思いますが、今は3センチほどのヒールで歩きやすい靴も販売されていますので、一足持っていると便利です。
生地においては、アニマル柄やファー、麻等のカジュアルな素材のものもやめましょう。
そして、ベージュのストッキングを必ず履くのもマナーです。
黒のストッキングはお葬式をイメージさせるのでNGです。
次に、着物の場合です。
足袋を履いてから草履を履きますが、足の甲がきちんと隠れた足袋を選びましょう。
その他に決まりはありませんが、初めておろす草履は足袋を履いていても、親指と人差し指の間が痛くなりやすいです。
できることなら履き慣れたものを使用するのが一番ですが、ない場合は、足袋を履く前にあらかじめ絆創膏をその間に貼り、保護しておくと痛くなりにくいです。
着付け後だと貼るのが難しくなりますので気をつけましょう。
結婚式のマナーを守りつつオシャレな服装も楽しもう!
男性同様に、いつもの結婚式の服装に加えるだけで、より華やかに見せることができるアイテムをご紹介します。
洋装で言えば、シューズクリップやネックレス等のアクセサリーです。
シューズクリップとは靴につける飾りで、もう少し足元を華やかにしたい時にピッタリのアクセサリーです。
靴屋やネットでも比較的お手頃な値段で販売されており、無地の靴をオシャレにしたい時はとても便利です。
パールやリボンなど種類豊富にありますので、クリップをつけてオシャレ感を上げてみましょう。
また、ネックレスやピアス、イヤリングなどのアクセサリー類も華やかになるポイントです。
結婚式に使用するパールネックレスの場合は、「幸せが連なる」との意味がある二連や三連のネックレスが縁起が良いとされているのでオススメです。
その他、ワンポイントの華奢アクセサリーはさりげなく首元や耳元を演出してくれるので、年上の方にも受け入れられやすいです。
アクセサリーの注意点としては、花嫁より目立ちそうな大ぶりのストーンやギラギラしているビジューのアクセサリーは避けるのがマナーです。
そして和装では、帯飾りがあると華やかになります。
訪問着の場合、帯をお太鼓の形することが多いのであまり飾りを使うことはありません。
しかし、振袖の場合は「飾り帯」と言ってリボンや花などのにアレンジすることができ、飾りをポイントで使うと華やかになりますので、ぜひチャレンジしてみましょう。
失礼のないようにきちんと準備して二人の門出をお祝いしよう!
男女それぞれの服装についてのマナーや、オシャレポイントをご紹介しました。
男女ともに、特に気を付けるべき点は、新郎新婦の衣装と同じ色である「白」の服装は避けることです。
また、女性の場合、パンプスは「爪先」が見えないデザインのものを選びましょう。
マナーを守りつつオシャレもして、二人の門出をお祝いしましょう。