見て楽しい!飲んで美味しい!緑茶ギフトはおしゃれも重視!

2019年10月14日

緑茶は古くから日本人に親しまれてきた、和の心を感じる飲み物です。

緑茶のギフトとなると、和風で少々敷居の高いイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また、緑茶を贈りたいけれど、地味な印象を与えたくはない方もいらっしゃることでしょう。

今回は、そのような方のために、おしゃれな緑茶のギフトを緑茶の基礎知識や贈る際の注意点とともにご紹介します。

御祝い事には不向き?緑茶をギフトとして贈る際の注意点

緑茶はコーヒーや紅茶に比べると、「苦手」という方は少ないのではないでしょうか。

比較的万人に受け入れられやすいことから、ギフト選びに悩んだ際には、緑茶を贈った経験がある方もいるでしょう。

一方で、緑茶に対するイメージから、贈ることを躊躇する方もいるようです。

「緑茶は祝い事にはタブー?」とよく聞きますが、実際はどうなのでしょうか。

緑茶は、弔事の返礼品に使われることが多いためか、「祝い事に関して贈ることはタブー」だという意見もあります。

しかし、慶事で積極的に使われている場合もあり、九州地方では結納品に「お茶(御知家)」として品目に含まれています。

お茶の木は根を強く張るため、植え替えがしにくいことから、「嫁ぎ先でしっかり根付いてほしい」という願いが込められています。

また、お茶は「芽が出る」ことから「お芽でたい」とされ、祝い事にも実はふさわしいのです。

冠婚葬祭に関することは、人によって気にする度合いも異なります。

また、地域性も出てくるものです。

贈る相手のことも考慮しつつ、判断していきたいものです。

弔事のイメージを払拭するためにも、祝い事に緑茶を贈る際には、華やかなパッケージの缶や包みを選ぶこともおすすめです。

これから、おしゃれな緑茶ギフトをご紹介していくので、是非ご参考にしてみてはいかがでしょうか。

日本全国に広がる種類多彩な緑茶をご紹介!

お茶の専門店などで売り場を見ると、緑茶の種類は色々とあり、何を購入したらよいか悩むことがあると思います。

店員の方に詳しく聞くこともできますが、ある程度の種類は自分で把握しておくと、ギフト選びもスムーズにできるのではないでしょうか。

また、緑茶は日本全国の産地に様々な銘柄があります。

ここでは、緑茶の種類とお茶どころとして有名な主な産地をご紹介していきます。

●緑茶の種類

緑茶は、「日本茶」と呼ぶこともありますが、煎茶や玉露、ほうじ茶、抹茶などの総称です。

緑茶にはどのような種類のお茶があるのでしょうか。

・「煎茶」

日本の緑茶の中で流通の約8割を占めています。

爽やかな香りに、程よい渋みが特徴です。

・「玉露・かぶせ茶」

新芽に覆いをかけて日光を遮る手法で育てます。

コクと甘みが特徴です。

かぶせ茶は玉露よりも遮光期間を短くして育てたお茶です。

・「ほうじ茶」

番茶や煎茶を強火で焙煎する手法で作ります。

香ばしく、すっきりとした飲みやすいお茶です。

・「抹茶」

日光を遮断して育てた新芽を乾燥させ、茎や葉脈を取り除いた後、石臼で挽いて粉状にして作ります。

香りも味わいも深く、茶道でお馴染みのお茶です。

●緑茶の主な産地

・「静岡茶(静岡県)」

日本の緑茶として生産量の約4割を占めています。

お茶の栽培に適した自然環境下で、多くの銘柄があります。

・「狭山茶(埼玉県)」

主に関東エリアで親しまれています。

・「宇治茶(京都府)」

高級茶が作られる産地として知られています。

煎茶の他に、玉露や抹茶などの高品位なお茶の生産も盛んです。

・「八女茶(福岡県)」

玉露の生産量が全国一位です。

・「鹿児島茶(鹿児島県)」

知覧茶(ちらんちゃ)、溝辺茶(みぞべちゃ)などの銘柄が有名です。

荒茶の生産量は静岡県に次いで全国第二位です。

様々な産地の銘柄には、見た目がおしゃれなギフト用の緑茶もたくさんあります。

次項より、ご紹介していきます。

ひと手間かけて味わいたい!茶葉タイプのおしゃれな緑茶ギフト

緑茶の飲み方として、手軽なティーバッグをイメージされる方もいると思います。

しかし、急須に茶葉を入れてお湯を注ぐ淹れ方は、よりお茶の風味を楽しむことができるのではないでしょうか。

ここでは、ギフトに最適な、パッケージのおしゃれな茶葉タイプの緑茶をご紹介していきます。

【茶屋すずわ:「贈るとき」ときのお茶詰め合わせ(3缶セット)】

希望小売価格:3,672円(税込)

2018年に世界緑茶コンテストで金賞を受賞した、味もお墨付きの緑茶です。

このセットには3種類のお茶が詰め合わせになっています。

「めざめのお茶」

爽やかな気分になれる、目覚めにぴったりの緑茶です。

静岡産の煎茶に芽茶もプラスされています。

「おやつのお茶」

渋みを抑えた、甘みのあるおやつにぴったりの緑茶です。

静岡で作られる深蒸し煎茶です。

「おやすみのお茶」

カフェイン含有量を抑えた、優しい香りがするほうじ茶です。

カフェインが少ないので、おやすみ前におすすめです。

3種類とも、白い缶に鳥のマークが入ったシンプルでおしゃれなデザインです。

【カネ十農園:カネ十煎茶/柚子煎茶(各缶入り100g)】

参考価格:各2,160円(税込)

お茶どころ静岡県牧之原市で100年以上続くカネ十農園では、茶の栽培から製造、包装まで全て行なっています。

こだわりの茶葉は、「TEA」とアルファベット表記がされ、洋風で紅茶のようなおしゃれな缶に入っています。

「カネ十煎茶」は葉や茎などの全ての部位を使用し、柔らかな渋みと香りが楽しめます。

「柚子煎茶」はカフェインを低減した緑茶に、静岡産の乾燥柚子を配合した、爽やかな味わいとなっています。

手軽さが魅力!テトラパックタイプのおしゃれな緑茶ギフト

忙しい日常の中で、ほっと一息つきたいときにも緑茶はおすすめの飲み物ではないでしょうか。

「手間をかけずに美味しい緑茶を味わってもらいたい」とお考えの方は、三角型のピラミッド型をしているテトラパックタイプの緑茶を贈ってみてはいかがでしょうか。

以下にご紹介していきます。

【丸八製茶場:加賀のいろはテトラシリーズ(菫テトラ/梅テトラ/蝶テトラ3種セット)I3-300】

希望小売価格:3,240円(税込)

石川県の有名な焼き物「九谷焼」の転写ブランド「KUTANI SEAL」と共同開発したパッケージが目を惹く緑茶セットです。

九谷焼の代表的な五つの色(赤・青・黄・紫・紺青)をテーマカラーとした缶が特徴です。

九谷焼のような缶はおしゃれで高級感もあり、ギフトとして最適です。

ご紹介するセットは、3種類が詰め合わせになっています。

菫テトラ…「献上加賀棒茶」

昭和天皇に献上した、上質な茎を使用したほうじ茶です。

イノシシの柄のラベルになっています。

梅テトラ…「加賀ほうじ茶」

葉の部分を使用した、力強い味わいのほうじ茶です。

蝶テトラ…「加賀玄米茶」

煎茶と玄米の香ばしさと、爽やかさが合わさったお茶です。

玄米も石川産のものを使用しています。

プチギフトに最適!1000円以下のおしゃれな緑茶のギフト

ギフトを贈るシーンには、お世話になった御礼や、ちょっとした手土産やプレゼントなどとして「プチギフト」も挙げられるでしょう。

贈り物としてプチギフトを添えることで、気持ちがより一層伝わります。

そのようなプチギフトを、おしゃれな緑茶の中からご紹介します。

【うおがし銘茶:茶 ちゃ CHA】

希望小売価格:864円(税込)

緑茶には多くの産地があり、種類も豊富です。

「色々な種類を飲み比べてみたいけれど、種類が多すぎてよくわからない」という方も多いのではないのでしょうか。

また、少量を試しに飲んでみたい方もいらっしゃるでしょう。

「茶 ちゃ CHA」は5種類のお茶を、手軽に飲み比べができるテトラパックのセットです。

ほうじ茶「はいから」・釜炒り茶「釜の助」・煎茶「にゅう」「しゃん」「天下一」の5種類を、香りや色、渋みや甘みなどの味わいを比べる楽しみがあります。

テトラパックの一つひとつは、色柄違いのカラフルな包みに入っており、お菓子のようなおしゃれなパッケージです。

外箱も3種類から選ぶことができます。

これも緑茶なの!?インパクト大のおしゃれな緑茶ギフト

ここまでは、缶入りの茶葉やテトラパックのタイプの緑茶をご紹介してきましたが、「他の人とは少し変わった緑茶を贈りたい」という方もいると思います。

ここでは、贈ったときに驚かれる、おしゃれな緑茶ギフトをご紹介します。

【ロイヤルブルーティー:The Uji 京都宇治碾茶】

参考価格:5,940円(税込)

「The Uji」の珍しい点は、緑茶なのにワインボトルに入っていることです。

「お茶ですよ!」と言われて出されると、驚くことでしょう。

この緑茶は、市場にあまり出回らない稀少な「碾茶(てんちゃ)」を使用しています。

碾茶とは、抹茶を挽く前の状態の茶葉のことです。

碾茶は玉露のような香りと甘みがあり、茶葉と水のみで丁寧に出した高級茶となっています。

「The Uji」は伊勢志摩サミットでも提供された名高い緑茶であり、高級料亭などでも出されています。

是非、特別なギフトとして贈ってみてはいかがでしょうか。

緑茶は今やおしゃれなギフトがいっぱい!

今回ご紹介したように、少々地味で敷居の高そうな緑茶のギフトは、今やおしゃれで若い方にも手軽に贈れるギフトがたくさんあります。

緑茶の産地や種類などを知識として入れておくと、自らがお茶を楽しめることはもちろん、贈る相手に合ったお茶も選びやすくなるでしょう。

緑茶は奥が深いですが、手軽に楽しめるタイプもたくさん売られています。

見た目のおしゃれにもこだわって、喜ばれる緑茶を選びたいものですね。