ケーキにも食べ方のマナーがある!どのように食べたらよい?
2019年12月02日甘くて美味しく、見た目もきれいなケーキは、食べるときワクワクしますよね。
そんなケーキですが、食べ方にマナーがあることをご存知ですか?
マナーを守った食べ方をすると上品に見えるだけでなく、ケーキが崩れてしまうことも防げるのできれいに食べきることができます。
今回は、ケーキの食べ方のマナーについてご紹介していきましょう。
目次
ケーキの食べ方にもマナーがある!
普段ケーキを食べるときには、マナーを意識した食べ方はしないものですよね。
しかし、実はケーキの食べ方にもマナーは存在します。
普段の生活であれば、必要以上にマナーを気にする必要はありませんが、改まった場所でケーキをいただくときには、マナーを意識していたいものです。
マナーを知らないまま食べて恥をかいてしまわないように、ケーキに関してもある程度のマナーは知っておくようにしましょう。
デコレーションの凝ったケーキは、「これ、どうやって食べるの?」と思うようなものも数多くあります。
そのため、上手く食べることができず、ボロボロとこぼしてしまうことも少なくないでしょう。
中にはクリームが飛び出してしまうようなことも起こりえます。
そこで次項からは、ケーキのフィルムを剥がす方法からケーキの種類別の食べ方、やってはいけないことなどについてご紹介していきます。
ケーキの食べ方のマナーはまずこれから!フィルムの剥がし方
ケーキを食べる際、まずケーキに巻かれているフィルムを剥がさなければなりません。
マナーを意識していない場合には、手を使って取ってしまうことでしょう。
しかし、この食べ方では手も汚れてしまいますし、見た目もきれいではありません。
この場合、フォークを使ってフィルムを剥がすようにしましょう。
やり方は簡単です。
①フィルムの重なっている部分にフォークを差し込み、フィルムをめくる
②フォークをくるくるを回転させフィルムを巻き取る
このとき、ケーキに沿うようにして行うと、きれいに剥がれます。
③フィルムが最後まで巻き取れたら、フォークをケーキの向こう側に倒すようにして置いてから抜き取る
これで、見た目もきれいにケーキからフィルムを剥がすことができます。
普段ケーキを食べるときにも、汚さずに食べることができるので、ぜひ実践してみてください。
ケーキの食べ方のマナーはケーキの形によって異なる?
フィルムを剥がすことができたら、いよいよケーキを食べていきます。
しかし、ここにもマナーがあり、ケーキの形によってその食べ方が変わってきます。
ケーキには大まかに3つの形に分けることができます。
・三角形のケーキ
ホールケーキから切り取ったもので、最もポピュラーな形のケーキと言えるでしょう。
このような形のケーキは、三角形の先端の最も細くなっている部分から食べ始めます。
・円形のケーキ
ドーム型のケーキや円形のケーキは、どこから食べたらよいのか悩んでしまいますが、まずは手前から食べ始めるのがマナーです。
これは、食べているケーキの断面が相手に見えないようにするためです。
・四角形のケーキ
ケーキブッフェなどでもよく見かけるこの形のケーキは、左手前側から食べていくのがマナーです。
中には、厚みのない物もありますが、そういったケーキは、手を付ける前にあらかじめ倒してから食べるようにしましょう。
このようにすることで、食べている最中に倒してしまうということを防ぐことができます。
基本的に、どのケーキの形にも当てはまるのですが、ケーキは一口で食べられるサイズを取って食べていきます。
また、ショートケーキなどのように、ケーキの上にイチゴなどのフルーツが乗っているときには、先にそれらを食べてしまうのは避けてください。
先に食べてしまうとケーキの見栄えが悪くなってしまいます。
ケーキを手前から順番に食べていき、フルーツの乗っているところまでたどり着いたら、食べるようにしましょう。
フルーツは、ケーキの上でフォークでしっかり刺してしまうとケーキが崩れてしまうので、軽くフォークで刺してからお皿に移して、再度よく刺してから食べるようにしてください。
ケーキの中でも食べ方に困るミルフィーユ…食べ方のマナーは?
ケーキの食べ方にマナーがあることは、ここまでのご説明でお分かりいただけたかと思います。
数あるケーキの種類の中でも、特にミルフィーユは「上手く食べられない」と悪戦苦闘する方も多いのではないでしょうか。
ミルフィーユも食べ方のマナーを押さえておくことできれいに食べることができます。
ミルフィーユを食べるときのポイントは、フォークだけではなく、ナイフも使うというところにあります。
このようなケーキは、フォークのみで食べようとすると崩れがちです。
もし、ナイフがない場合には、フォークの歯を1本のみケーキの外側に出し、刺すようにして切るときれいに切ることができます。
ナイフがある場合には、2通りの食べ方がありますので、ご紹介していきましょう。
まずは、ミルフィーユを倒して食べる方法です。
これは、ミルフィーユの一番上が手前に来るように倒し、左側からナイフで食べやすい大きさに切って食べていくという方法です。
何となく、「見た目が悪くなってしまいそうで、マナー違反なのでは?」と感じてしまいそうですが、決してそのようなことはなく、むしろ推奨されている食べ方でもあるのです。
もう一つは、ミルフィーユを倒さず食べる方法です。
ミルフィーユを倒して食べることに抵抗がある場合には、ナイフをミルフィーユの真上から刺して、中間のパイ生地までを切り分けるようにして食べるとよいでしょう。
ケーキブッフェの食べ方のマナーとは?
近年人気を集めている「ケーキブッフェ」ですが、そのマナーや食べ方については知らない方も多いのではないでしょうか。
有名なホテルなどでも行っていることがあるので「一度は行ってみたい」と思っている方もいることでしょう。
ケーキブッフェのマナーは、コース料理をイメージして選ぶようにすることがポイントとなります。
一般的に、コース料理で提供される料理は、味の薄いさっぱりとした料理から、徐々に味の濃い料理となっていきます。
それと同じように、ケーキブッフェでもさっぱりとしたものが多い、ムースやゼリーから手に取るようにして、徐々にチョコレート・チーズなど濃厚なケーキを選んでいくようにしましょう。
また、チョコレートなどの濃厚なケーキを食べた後に、フルーツケーキのような果物が多いケーキを食べると、酸味を強く感じることがあります。
そのような場合は、果物が多く乗ったケーキを口にする前に、紅茶などでリセットすると、より美味しくいただくことができます。
ケーキブッフェでよくやってしまうのが「お皿いっぱいにケーキを盛ってしまう」ことですが、これは避けるようにしましょう。
ケーキは少量ずつ盛り付けて、食べ終わったら新しいお皿を使うようにしてください。
実はこれもケーキ!シュークリームの食べ方のマナー
ここまで、ケーキの食べ方のマナーについてご紹介してきましたが、実は「シュークリーム」にも食べ方にマナーがあるということはご存知でしたでしょうか。
一見、ケーキとは無縁なようにも思えてしまうシュークリームですが、ケーキの中の一つの種類なので、正しい食べ方があるのです。
つい、両手で持ってかぶりつきたくなってしまうシュークリームの食べ方にマナーについて、最後にご紹介していきます。
①シュークリームの上側のシュー生地を外しパンをちぎるようにして一口大にちぎります。
②一口大にちぎった生地にフォークで取ったカスタードクリームを乗せてから、口まで手で運びます。
③上側のシュー生地が食べられたら、残っているシュークリームは手前側からフォークで一口大に切って食べていきましょう。
あまり「フォークで食べる」というイメージのないシュークリームですが、このようにするときれいに食べることができるので、ぜひ覚えておきましょう。
ケーキは食べ方のマナーを守ってきれいに食べよう
ケーキも、食べ方のマナーを知っておくことできれいに食べることができ、改まった場所でも緊張せずに楽しむことができるでしょう。
食べにくいミルフィーユなども、コツをつかんでしまえば、簡単に食べることができます。
これまで「食べにくいから…」と避けてきたようなケーキにもぜひ、チャレンジしてみてください。