懐かしの母校を訪問するなら!まずは電話マナーを心得よう
2019年11月30日青春時代を過ごした母校には、特別な思い入れがある方も多いのではないでしょうか。
また、母校には仕事に関する書類の取得や、先生に会うために訪問する方もいますよね。
そのような場合、訪問するための母校への電話にもマナーを持つことが大切です。
今回は、母校に電話をかける際に注意したいマナーについて、ご説明していきます。
目次
母校訪問には「まずアポイントを取る」がマナー
母校を訪問する際には、事前に電話でアポイントを取るのがマナーです。
電話でのアポイントは、母校だけでなく、仕事に関する訪問などにも重要となるマナーですよね。
また、母校を訪問するための電話でのアポイントには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
まず1つ目は、学校名の確認です。
母校によっては、電話に出た方が先に学校名を言う場合がありますが、そうでない場合、「◯◯学校でしょうか」などと確認してください。
電話番号を間違えてかけていることもあるため、学校名の確認は大切です。
もし電話番号をかけ間違ってしまった場合には、出た方にお詫びを伝えることもマナーのため、忘れないようにしてください。
母校と電話先の学校名が一致したら、自分の名前を名乗ります。
女性など、結婚で姓が変わっている場合には、旧姓を名乗りましょう。
それから、母校では多数の卒業生がいるため、自分が何年度に卒業したのかも伝えてください。
電話でスムーズに伝えるためにも、事前に卒業写真などで確認しておくのもマナーです。
書類が必要なときは「要件は詳しく」がマナー!準備不足による母校再訪問は避けよう
電話で母校にアポイントを取る際には、どのような要件で訪問したいかを伝えることも大切です。
特に、事前に必要書類などを母校側に準備しておいてもらわなければならない場合には、要件を詳しく伝えておくのがマナーです。
電話に出た方が分かりやすいように、詳しくかつ簡潔に伝えるようにしてください。
どのような理由でその書類が必要なのかを伝えておくと、母校側としても安心でしょう。
その際、あまり早口で話してしまうと、聞き取れないこともあるため、落ち着いてゆっくり話しましょう。
また、要件に関してこちらで準備が必要なものがないか、確認しておくことも忘れないようにしてください。
こちらの準備不足により再訪問するようなことになると、母校側にとっても手間となってしまうことが予想されます。
それから、母校側には仕事の合間を縫って訪問の対応をしてもらうことを念頭に入れ、都合の良い日程を確認しましょう。
仕事の休みが土日の方などもいますが、学校は休みであることも多いため注意が必要です。
母校と自分の都合が合わない場合には、母校側の都合を優先して日程を決めるのがマナーでしょう。
先生に会いたい!訪問のアポイントは本人とのやり取りがマナー
母校を訪問する際の要件として、「お世話になった先生に会いたい」ということが多いのではないでしょうか。
学生時代にお世話になった先生には、いつになっても感謝の気持ちが絶えないものですよね。
電話でも自分の近況などは報告できますが、できれば母校を訪問して先生と直接話をしたいと考える方が多いようです。
このような、お世話になった先生に会うことが要件の場合、電話をかけた際に本人と直接アポイントを取っておくことがマナーです。
電話に出た方とアポイントを取ってしまうと、場合により自分と先生の間で認識違いとなってしまうこともあるため注意してください。
先生が電話に出たら、自分の卒業年度を伝え、名前を名乗ります。
先述した通り、姓が変わっている方は先生にも旧姓を名乗るようにしてください。
そして、「今お時間よろしいでしょうか?」と、先生が今電話で話す時間があるかどうかを確認するのがマナーです。
先生が忙しいにもかかわらず、一方的に話し始めてしまっては、マナーのない人だと思われてしまうかもしれません。
手が空いているようなら、学校を訪問して会いたいという要件を伝え、先生とアポイントを取りましょう。
先生が不在なら改めて電話を!電話に出た方の確認もマナー
前項では、先生が直接電話に出て、スムーズに訪問の日程を決められた場合の流れをご説明しました。
しかし、電話をかけた日や時間などによっては、先生が不在であることも少なくありません。
休みであったり、また出張で不在のことも先生は多くあります。
そのような場合には、先生の出勤などの予定を電話に出た方に確認しましょう。
その予定が確認できたら、こちらが再度電話をかける日程を伝えてください。
何時頃かも伝えると、より丁寧です。
また、電話があったことを先生に伝えておいてもらえるよう、電話に出た方に話しておくことも大切です。
話が一通り終わったら、マナーとして電話に出た方の名前も確認してください。
名前が聞き取れない場合などは、聞き返すようにしましょう。
聞き返すことに抵抗がある方も多いようですが、だれに電話で伝えたかを把握しておくためにも、相手の名前はきちんと確認するのがマナーです。
このように、母校を訪問する際の電話は、すべてがスムーズにいくわけではありません。
できれば、先生が不在であることを想定したうえで母校に電話をかけると良いでしょう。
母校に迷惑も?朝や夜遅くの電話は避けるのがマナー
訪問するために母校へ電話をかける際には、時間帯にも注意する必要があります。
そこで、ここでは母校に電話をかける際に、避けたほうがよい時間帯についてご説明しましょう。
まず、授業が始まる前の朝の時間帯は避けるのがマナーです。
朝は生徒が登校して来る時間帯であり、先生などは外にいることも多いです。
先生は生活指導も担当するため、日によって校門の前で立っていることもありますよね。
朝は、その日の授業をスムーズに進めるための準備をしている先生もいます。
また、授業が行われる時間帯に電話をかけることも避けてください。
先生宛に電話となれば、場合により授業を中断させてしまうこともあるため、生徒に対しても迷惑をかけてしまうことが考えられます。
それから、夜遅い時間帯に母校に電話をかけることも避けるのがマナーです。
夜遅い時間帯は、先生だけでなく、他の職員の方も帰宅の準備をしている可能性が高いでしょう。
母校に電話をかけるおすすめの時間帯は?一言添えるのもマナー
母校への電話は、先生の手が空いている時間帯にかけるのがマナーです。
例えば、お昼休みであれば、先生もゆっくりと電話で話せる可能性が高いでしょう。
訪問したい母校が小学校や中学校の場合、給食の時間帯を避けたお昼休みが良いです。
また、生徒が帰宅した後の放課後も、電話をかける時間帯としてはおすすめです。
放課後は、授業など生徒と関わることよりも事務仕事が主な印象があるため、先生も電話に出やすいのではないでしょうか。
それから、お昼休みや放課後などに電話をかけたとしても、「お忙しい時間に申し訳ありません」などと一言伝えることも大切なマナーです。
そのような一言があると、電話に出た方などにも「マナーのある卒業生」という認識を持ってもらえるでしょう。
母校へ電話をかける際には話し方にもマナーを持って
母校へ電話をかけることは普段あまりないため、緊張してしまう方がほとんどではないでしょうか。
訪問のアポイントをスムーズに取るためにも、電話で伝える内容をあらかじめ考えておくことが大切です。
できれば、メモに書いておいたのを用意して電話をかけると、より落ち着いて伝えることができるでしょう。
また、母校に電話をかける際は敬語などに注意し、マナーのある話し方を心掛けるようにしてください。