マンションのエレベーターでのマナー!相手への配慮が大切!

2019年12月09日

マンションに住んでいれば、エレベーターで他の住人と一緒に乗ることもあります。

知っている人ならまだしも、よく知らない人と乗り合わせることもあるでしょう。

同じマンションに住んでいるのであれば、好感が持たれるような乗り方をしたいものです。

ここでは、マンションのエレベーターでのマナーを考えた乗り方をお伝えします。

マンションのエレベーターに乗る時のマナー

マンションにエレベーターがある場合、外から帰ってきたらすぐにエレベーターを利用することでしょう。

こちらでは、エレベーターに乗る時のマナーについてお伝えしていきます。

◯エレベーターから降りる人がいたら、そちらを優先する

エレベーターに乗ろうとして扉が開いたら、降りる人がいる場合があります。

この時、慌てて乗ろうとせずに、降りる人が出るまで待ちましょう。

◯エレベーターの扉の前に立たない

到着したエレベーターに人が乗っていなければ良いのですが、人が乗っている場合は扉の前に立っていると降りる人の邪魔です。

エレベーターは、エレベーターの脇で待つようにしましょう。

◯エレベーターは待っている順に乗り込む

エレベーターを待っている住人が他にいる場合、待っていた順に乗り込むのが一般的なマナーです。

急いでいるからといって、最初から待っていた住人よりも早く乗り込むことは避けてください。

また、エレベーターに後から乗り込む場合は、外側の「開」ボタンを押して、扉が閉まらないようにしましょう。

マンションのエレベーターに乗った!その後のマナーは?

こちらでは、マンションのエレベーターに乗った後のマナーについてお伝えします。

◯操作盤の前に他の住人がいない場合

操作盤の前に自分よりも先に入った住人がいない場合は、自分が操作盤の前に立ち、エレベーターを操作します。

後から一緒に乗る住人がいる場合は、「開」ボタンを押して待ってあげましょう。

さらに、降りる階を聞いてあげると親切です。

◯操作盤の前に他の住人がいる場合

操作盤の前に他の住人がいる場合は、基本的に操作盤の前にいる住人がエレベーターを操作します。

その住人の前に手を差し入れて、黙ってボタンだけを押すようなことは失礼に感じられてしまう場合もありますので、避けるようにしてください。

この場合、「すいません、◯階をお願いします。」などと伝え、その住人に自分の階のボタンを押してもらうようにしましょう。

なお、エレベーター内にも上座下座があります。

操作盤の前は下座に当たり、その奥が上座になります。

仕事などでエレベータを使う際は、このことにも気を配ると良いでしょう。

マンションの住人とのエレベーター内!会話はする?

マンションに住んでいれば、偶然他の住人と同じエレベーターに乗ることもありますよね。

その時、気になるのがエレベーターが閉まった後のエレベーター内です。

顔見知りの相手であれば話もしやすいですが、顔も知らないような住人と一緒になることもあるでしょう。

そのような場合は、無理してこちらから会話をしなくても良いと思います。

ただ、顔を合わせて会釈をするなど何らかの反応はしたほうがマナーとしては適していますし、お互い気分が良いのではないでしょうか。

マンションにはさまざまな人が住んでいます。

中には、疲れているなどの理由で会話をしたくない人もいるかもしれません。

相手の様子を見て軽く会釈し、状況に応じてどうするか判断することが大切でしょう。

もし相手が先に挨拶や会話をしてきたら、こちらはそれにきちんと応じることがマナーとして正解です。

なお、マンションに限らず一般的なエレベーターでのお話ですが、何人かでエレベーターに乗り合わせた場合、基本的に会話をすることはNGだそうです。

マンションのエレベーターを降りる!どんなマナーが?

こちらでは、マンションのエレベーターを降りる際のマナーについてお伝えします。

◯自分が操作盤の前にいる場合

自分が操作盤の前にいて先にエレベーターから降りる場合、「お先に失礼します。」と一声かけてからか、軽く会釈をして出ていくのがマナーとしては良いでしょう。

他の住人が先に降りる場合は、「開」ボタンをしばらく押してあげてください。

大きな荷物を持っていたり、ベビーカーを押していたりする住人がいる場合は特に、降りる途中で扉が閉まらないようにしてあげましょう。

安全に降りられるよう配慮する気持ちが大切です。

◯他の住人が操作盤の前にいる場合

他の住人が操作盤の前にいて、自分が先にエレベーターから降りる場合、「お先に失礼します」との声かけと、扉を開けて待ってもらっていれば、お礼を伝えることを忘れないようにしましょう。

たとえエレベーター内での会話がなかったとしても、最低限の挨拶をしておけば、悪い印象を相手に与えることはありません。

マンションを最後に降りる際!エレベーターは1階に戻すのがマナー?!

マンションを最後に降りる場合、エレベーターを1階に戻すのがマナーだという意見がありますのが、実はこの意見には賛否両論あるようです。

エレベーターを1階に戻す理由として、マンションに戻ってきた人がすぐに乗れるということがあります。

また、マンションの場合は外出や帰宅の際には必ず1階を利用することも挙げられるようです。

中には、他の人に自分の階を知られたくないという理由がある人もいます。

このようにいくつかの理由があるようですが、反対派の意見としては、外出の際に自分の階までエレベーターを移動させなければならず、時間がかかるという意見があります。

特に、高層マンションのような場合、いつも1階にエレベーターがあると他の方よりも時間がかかってしまうことがあるでしょう。

近年では自動的に1階に戻るようなエレベーターや、2台あるエレベーターのうち1台は1階まで戻るタイプだというマンションもあるようです。

気になるようでしたら、事前に確認しておくと良いでしょう。

マンションのエレベーター!防犯意識も忘れずに

マンションのエレベーターにおけるマナーは大切ですが、防犯意識を持っておくことも大切です。

マンションのエレベーターは簡単に密室となってしまいます。

近年では同じマンションの住人でもエレベーターに乗り合わずに、それぞれが待ってエレベーターに乗るということも起きているようです。

犯罪を防ぐためには、エレベーターに防犯機能がついているかの確認をしておくと良いでしょう。

◯エレベーター入り口やエレベーター内に防犯カメラが設置してある

防犯カメラが設置してあると、それだけ犯罪に遭う機会は少なくなるはずです。

防犯カメラの有無は犯罪の抑止力となるでしょう。

◯非常ボタンの設置

非常ボタンは非常時に押せるボタンですが、この機能がどうなっているかで安心感は違ってくるでしょう。

ただブザーが鳴るだけでは安心とは言い切れませんので、メンテナンス会社にすぐ繋がるのかや、管理人がいる場合は管理人室にすぐ繋がるかなどを確認しておいてください。

マンションにおけるエレベーターのマナーは相手への配慮から生まれる

マンションにおけるエレベーターでのマナーをご紹介してきましたが、日常的に行っている方が多いことばかりです。

基本的には相手への配慮さえあれば、自然に行えるはずです。

エレベーターを1階に戻すマナーがあるマンションもあるようですが、上の階の人には不満が残ることもあり、必ずしも必要かどうかは難しいところでしょう。

また、エレベーターでの犯罪を防ぐために、防犯カメラの設置や、直接誰かに繋がる非常ボタンの確認は大切です。