社会人にとって重要な挨拶!ビジネスマナーの基本をチェック

2020年01月14日

これから新社会人になる方も多いですよね。

社会人の第一歩を踏み出す前に確認しておきたいことがビジネスマナーです。

ビジネスマナーひとつで、自分の評価が悪くなることもあります。

そうならないよう、ビジネスマナーについてチェックしておきましょう。

この記事では、数あるビジネスマナーの中でも特に重要な「挨拶」についてお話ししていきます。

社会人になる前に確認しておきたいビジネスマナー

ビジネスの現場では、世代やバックグラウンドが違う上司や同僚のほか、取引先と一緒に仕事をしていくので、信頼関係を築くことがとても大切です。

お互いに信頼していなければ仕事を任せることはできません。

その仕事が重要な案件であればなおさらです。

安心して仕事を任せ合える関係になるには、お互いのことを理解し、信頼関係を構築していくことが必須といえます。

どのように信頼関係を築くかというと、やはりコミュニケーションをとることが大切です。

コミュニケーションをとり、相手を理解することが大切ですが、その補助的な役割をしてくれるのがビジネスマナーです。

ビジネスマナーを身につけておくことで、周囲とのコミュニケーションをとりやすくなるので、信頼関係を築きやすくすることにもつながります。

特にこれから社会人になる方であれば、社会人になる前に身につけておくと良いかもしれません。

ビジネスマナーのひとつでもある挨拶だけで、自分がどういう人間かを判断されてしまうこともあるので、注意する必要があります。

ビジネスマナーの基本の心構えも知っておこう!

ビジネスで関わる人と信頼関係を築いていくのに役立つのがビジネスマナーです。

社会人になる前に身につけておきたいものですが、そもそも、ビジネスマナーの基本の心構えを知らないという方もいるのではないでしょうか。

心構えを知ることで、挨拶なども気持ち良く行えますから、ここで心構えについて確認しておきましょう。

ビジネスマナーの心構えは、「お互いに気持ち良く仕事をするために行う、相手への思いやり」です。

相手を不快にさせるような言動をしてしまえば、たちまち関係性も悪くなってしまいます。

関係性が悪くなれば、そのビジネス自体が白紙になる恐れもありますから、相手を思いやって取引きを進めることが重要です。

とはいえ、新社会人の場合はどのようにすれば良いか分からないかと思いますので、まずは最低限のマナーとして、「相手を不快な気持ちにさせない」ということを意識するようにしましょう。

社会人にとって重要な「挨拶」の基本

ビジネスマナーの中でも、今回は「挨拶」についてお話しをしています。

「人と人とのコミュニケーションは、挨拶にはじまり挨拶で終わる」ともいわれているくらい、大切なビジネスマナーであり、基本のひとつです。

人とまずとるコミュニケーションは挨拶ですから、その挨拶の印象次第で自分の印象が決まってきます。

そんな挨拶の基本を、ここでご説明していきます。

挨拶の基本としてまず挙げられるのは、「自分から」することです。

特に新社会人であればなおさら重要なことです。

入社したての時期は、

「あの先輩の名前って何だったっけ?」

「今のタイミングで挨拶しても平気かな?」

ということで悩み、挨拶するタイミングをなかなかとれない人も多いです。

中には、「挨拶されたらすれば良いか」と考える人もいるようです。

新社会人のときは、同期以外は全員自分よりも目上の人ですよね。

「目上の人が挨拶するまで自分はしない」というのは失礼なことです。

反対に、自分から積極的にハキハキとした挨拶をすれば、相手も自分に対して良い印象を持つことでしょう。

もちろんタイミングは大切ですが、仕事などの重要な話をしていないようであれば、自分から挨拶をしに行きましょう。

新社会人必見!挨拶する際は3つの項目を意識しよう!

自分から挨拶をすることは、ビジネスマナーのひとつでもある挨拶の基本です。

初対面の相手でも好印象を持ってもらえるような挨拶をするには、3つの項目を意識して行ってみましょう。

●声

明るく元気な声で挨拶をするように心がけましょう。

語尾をのばしたり省略したりしないで、はっきりと発音すると好感度も高まります。

しかし静かな場所などで大きな声で挨拶するのは良くありませんので、状況に応じて声のボリュームを調整すると良いでしょう。

●姿勢

挨拶を終えるタイミングでお辞儀をすると、心のこもった挨拶になります。

後ほど、この姿勢について詳しくお話しします。

●顔

声や姿勢が良くても、顔の表情や視線などによっては悪い印象になってしまうこともあります。

表情は明るく、視線は相手のほうに向けて挨拶します。

新社会人は、声が小さかったり表情が暗かったり、目を合わせなかったりすると良い印象を持たれないので注意するようにしましょう。

ビジネスシーンに合った挨拶をしよう

社会人になると、さまざまなビジネスシーンに遭遇します。

そのシチュエーションに合った挨拶をすることも、ビジネスマナーにおいて大切ですので、ここでいくつか見ていきましょう。

●出社

「おはようございます。」

●会社の中ですれ違ったとき

「こんにちは。」

「お疲れさまです。」

よく「ご苦労様です。」と言う人もいますが、これは目上の人が目下の人をねぎらうときに使用する言葉です。

新社会人の場合はほとんどが目上の人ですから、取引先も含めて使用しないようにしてください。

●相手に話しかけるとき

「失礼いたします。今、お時間よろしいでしょうか?」

●外出するとき

「〇〇へ行ってまいります。」

●外出先から戻ってきたとき

「ただいま戻りました。」

●取引先などのお客様が来社したとき

「いらっしゃいませ、いつもお世話になっております。」

●退社

「お先に失礼します。」

●上司や同僚が退社するとき

「お疲れさまでした。」

ビジネスではこれらの挨拶をよく使用しますので、シチュエーションに合った挨拶ができるように覚えておくと良いでしょう。

マナーの良い挨拶は終わりのお辞儀もポイント!

挨拶を終えるタイミングでお辞儀をすると、マナーも良く、心のこもった挨拶にもなります。

とはいえ、お辞儀にも種類がありますので、そのシーンに合ったものを行うようにしましょう。

【会釈】

朝礼の挨拶や、会社の中ですれ違うときの挨拶などでは、会釈が良いですね。

腰から15度くらいまで曲げます。

【敬礼】

敬礼は、来客時の挨拶などで行います。

腰から30度くらいまで曲げてお辞儀をします。

【最敬礼】

お客様のお見送りや、謝罪などをする際は、腰から45度程度まで曲げる最敬礼のお辞儀が望ましいです。

新社会人のお辞儀でありがちなのは、腰を曲げずに首だけ傾けた動きです。

これだけでもマナーの悪い動作ですが、お辞儀をするときに目線を下げないことも失礼な行為です。

お辞儀は、目線を下げて相手に自分の頭を見せることで、敬意を表します。

身についていないと、なかなかできることではないので、社会人になる前にこれらのお辞儀の使い分けをできるようにしておくと良いでしょう。

社会人のスタートは挨拶から!

これから社会人になる方であれば、ビジネスマナーをチェックしておくと良いでしょう。

中でも挨拶は、社会人のビジネスマナーの基本ともいわれています。

お互いに気持ち良く仕事をするには信頼関係を築くことが大切で、そのためには密なコミュニケーションをとることが重要です。

そのコミュニケーションの第一歩が挨拶といえますから、ここでお話ししたことを参考に、社会人になる前に身につけておくと良いでしょう。