秘書の服装のマナーは?コーデのポイントやおすすめアイテム
2019年12月19日秘書といえば、常に上司のスケジュールを把握し、細かいことにまで気が利く、知的で仕事ができる女性というイメージを持たれることが多いと思います。
そのように仕事ができるようになることももちろん大事ですが、秘書にとって同様に重要なのが仕事中のファッションです。
秘書の服装にはどのようなマナーがあるのでしょうか。
目次
秘書はなぜ服装のマナーが大事?
まず、なぜ秘書にとって服装のマナーを守ることが大事なのかをご説明しましょう。
秘書は上司や会社の代わりとなって外部の人と接することの多い仕事です。
そのため、秘書のイメージは上司や会社のイメージと直結します。
例えば、弁護士事務所で秘書をしている人が、Tシャツやデニム、肩の出るオフショルダーのトップスなどカジュアルすぎる格好をしていたとしましょう。
その事務所を訪れたお客様は、「本当にここで依頼をしていいのかな?」と心配になってしまうかもしれませんよね。
上記の例は極端ではありますが、秘書として、TPOをわきまえた節度のある服装をしなくてはいけません。
上司を立てるため、また、会社の顔として外部の人と接するため、どんな人にも良い印象を持ってもらえるような格好をするのがマナーなのです。
秘書の服装のマナー!こんな服装はNG
それでは、どんな服装が秘書としてマナー違反なのか、実際に見ていきましょう。
●清潔感がない服装
先ほどもご説明した通り、秘書の印象は上司や会社のイメージにつながるものです。
例えば、しわだらけのシャツや毛玉だらけのニットなどのような清潔感がなくみすぼらしい格好では、イメージを下げてしまいます。
●露出が多い服装
秘書は品のある格好が求められるもの。
ノースリーブや、胸元の開きすぎるトップス、ミニスカートなど肌の露出が多い服装は品がないと思われるので、秘書の服装としてはNGです。
●派手すぎる服装
秘書というと華やかなイメージがありますが、色使いや柄が派手すぎる服装は好ましくありません。
インパクトが強くなってしまわないような、適度な華やかさを心がけることが大事です。
●カジュアルすぎる服装
秘書の服装は、必ずしもかっちりとしたスーツでなければいけないというわけではなく、オフィスカジュアルでOKとされることが多いでしょう。
しかし、オーバーサイズのゆるいトップスなど、カジュアルすぎるアイテムには注意が必要です。
●上司とアンバランスな服装
秘書は上司と一緒に行動することが多い仕事なので、上司と並んだときにアンバランスに感じる服装は避けなくてはいけません。
例えば、スーツの着用が義務でない職場で、上司がラフな格好をしているのに秘書だけびしっとスーツで決めていると、見る人に違和感を与えてしまいます。
おすすめの服装!セットアップやワンピースで全身の統一感を
秘書としてどんな服装がマナー違反なのかわかったうえで、ここからは秘書におすすめの服装をご紹介します。
まずおすすめするのは、セットアップやワンピースなど、全身の統一感を感じられる服装です。
●セットアップ
セットアップとは、スーツをはじめ、上下のデザインが揃った服装のことを指します。
全身に統一感があることできちんとした印象になるため、ビジネスシーンに適しているファッションです。
上下を同じ色で統一するので、黒のセットアップは重い印象になりがちでしょう。
ネイビーやグレーなど、落ち着いた中にも抜け感のある色味にすると、適度な華やかさを感じられます。
●ワンピース
ワンピースは女性らしく華やかで、パーティーや会食などのように人前へ出る必要があるシーンにもぴったりです。
一着で様になるのでコーディネートを考える手間が省け、朝の準備が楽になるのも嬉しいですね。
秘書なら持っておきたい!ジャケットやスカートはマストアイテム
秘書としてマナーを守った服装を心がけるうえで、持っておくと便利なのがジャケットときれいめのスカートです。
これらのアイテムがあると、きちんとしたコーディネートにとても役立ってくれますよ。
●ジャケット
ジャケットを着用すると、全体のコーディネートが締まります。
少しカジュアルめのトップスでも、上にジャケットをサッと羽織ればきちんとした印象になるでしょう。
急な来客時や外出にも対応できるので、夏であってもオフィスに置いておきたいものです。
汚してクリーニングに出さないといけなくなっても困らないよう、2着以上持っておくと良いでしょう。
色は、セットアップと同じくネイビーやグレーなどがおすすめですが、ジャケットなら黒を選んでも、インナーやボトムスで色味を調整すれば地味にはなりません。
●きれいめのスカート
秘書には、パンツよりも女性らしいスカートがおすすめです。
スカート丈は膝下あたりが上品で好ましく、短すぎ・長すぎには注意しましょう。
外出したり細々とした用事に対応したりと、動くことが多い仕事なので、動きやすいスカートを選んでください。
タイトすぎるスカートだと、歩きにくいかもしれません。
Aラインのフレアスカートや、タイトスカートでもストレッチ素材のものを選ぶと良いでしょう。
服装だけじゃない!バッグや靴にも注意して
ここまで、秘書としてふさわしい服装についてご紹介してきましたが、服装だけでなくバッグや靴についても気をつける必要があります。
●バッグ
バッグは、カジュアルすぎないデザインであることと、実用性が伴っていることが大事です。
スケジュール帳や筆記用具、A4の書類など、必要なものを入れられるサイズを選びましょう。
ただし、過度に大きいバッグはカジュアルな印象になってしまうので注意してください。
外出中に電話を受け、メモを取らなければならないときなどもあります。
クラッチバッグや持ち手の短いバッグのような手が塞がるバッグよりも、肩にかけられるタイプがおすすめです。
●靴
靴は、ビジネスシーンに適したパンプスにしましょう。
ヒールが高すぎるものは避けたほうが良いですが、逆にフラットシューズもカジュアルに見えてしまう可能性があるので、あまりおすすめしません。
スニーカーやブーツ、サンダルのようなカジュアルなものはもちろんNG。
また、つま先の見えるオープントゥの靴や、かかとの覆いがないミュールなどもマナー違反です。
こんなメイクやアクセサリーなどは秘書としてマナー違反!
服装の他に、メイクやアクセサリー、ネイルなども、その人の印象を決定づける重要な要素です。
これらについても、秘書としてマナー違反とならないよう、注意しましょう。
●メイク
派手なメイクや厚化粧は好ましくありません。
インパクトの強い色味の化粧品や、不自然にまつげをボリュームアップさせるつけまつげは、ビジネスシーンに不向きです。
かといって、ノーメイクだと身だしなみに気を遣っていないと思われる可能性があるので、全くのすっぴんというのもおすすめしません。
適度なナチュラルメイクを心がけましょう。
●アクセサリー
アクセサリーは上品なファッションを演出するために役立ちますが、大ぶりの目立つアクセサリーは避けてください。
大きなダイヤの付いたものやブランドものなど、見るからに高級そうなものも、秘書として仕事をする際にはあまりそぐわないでしょう。
●ネイル
お客様にお茶出しをする際などは、手元が目に入るものです。
ネイルに気を遣うのは良いことなのですが、長くて清潔感のないネイルや、派手なデザインのネイルはやめましょう。
ピンクやベージュなどの目立たない色のマニキュアを塗るか、透明のトップコートだけを塗って艶を出すのがおすすめです。
秘書としてマナーを守ったコーディネートを
今回は、秘書としてNGな服装や、マナー違反とならないおすすめの服装などについてご紹介しました。
秘書は外部の人と直接やり取りをするため、会社の顔といえる仕事です。
マイナスの印象を持たれてしまわないよう、清潔感があり、TPOをわきまえた服装をするようにしてください。
また、上司を立てる役割も持っているので、悪目立ちするファッションにならないように気をつけましょう。