大人の品格が問われる!レストランでの携帯電話のマナーとは
2020年01月25日フォーマルなレストランでも、カジュアルなレストランでも、レストランにはマナーが存在します。
レストランでよく起こるマナー違反は、携帯電話で通話することでしょう。
基本的に、レストランでの食事中は携帯電話で通話してはいけません。
今回は、レストランでの携帯電話のマナーについてお話しするとともに、電話に出る時の注意点なども一緒にご紹介していきます。
目次
レストランで電話するのはマナー違反になる
レストランでの食事中に、携帯電話で通話することはマナー違反です。
それはフォーマルなレストランに限らず、比較的カジュアルなレストランであっても同様です。
そもそも、なぜ携帯電話で通話をすることがマナー違反になるのでしょうか。
それは、レストランが「食事と会話を楽しむ場所」であるからです。
雰囲気の良いレストランで会話が弾んでいる中、突然携帯電話の機械的な音が鳴り響いたらどうでしょうか。
一気に現実に引き戻される感じがしませんか?
また、それは自分たちだけでなく、周りのテーブルで食事を楽しんでいる人たちも同様です。
今まで弾んでいた会話も、そこで一旦止まってしまうかもしれません。
レストランでは携帯電話のマナーをきちんと守らないと、せっかく楽しんでいた皆の食事の席が台無しになってしまうのです。
相手に不快な思いをさせないように意識すれば、マナーを守ることに繋がります。
次項からは、レストランでの携帯電話のマナーについて具体的にお話ししていきましょう。
レストランでの携帯電話は「電源を切る」か「マナーモード」がマナー
レストランで食事中に携帯電話が鳴ると、楽しかった食事の雰囲気を壊してしまうこともあります。
また、一緒に食事を取っている相手にも不快な思いをさせてしまうでしょう。
まずは、それら着信音の対策として、レストランでは携帯電話の「電源を切る」か「マナーモード」に設定しておきましょう。
基本的には電源を切ることが望ましいですが、仕事の都合などで難しい場合もあると思います。
その場合に限り、マナーモードの設定でも大丈夫です。
そして、携帯電話の設定はレストランに入ってからするのではなく、入店前にしておいた方がスマートで良いでしょう。
こうしておけば、万が一携帯電話に着信が来ても、相手や周りのテーブルの人には分かりづらいでしょう。
レストランの携帯電話の基本マナーとして、覚えておくことをおすすめします。
レストランで食事中に電話がかかってきた時のマナーとは?
では、レストランで食事を楽しんでいる最中に、実際に携帯電話に着信があった場合を見ていきましょう。
携帯電話の電源が切れている場合は、留守番電話に繋がるか、または転送でほかの電話機に繋がるため、後で確認しておきましょう。
マナーモードの場合は、電話が誰からかかってきたか確認してから対応を変えます。
すぐに電話に出る必要がない相手なら、留守番電話に繋げましょう。
また、緊急性が高い電話の場合は、このまま電話に出ることも可能です。
しかし、ここでマナー違反にならないように注意しなければなりません。
レストランの食事の席では基本的に電話に出ることはマナー違反ですが、1分以内のごく短い通話に限り、テーブル席で電話に出ることが許されています。
長い通話の際は席を立つことが望ましいですが、食事中に席を立つこと自体が良い印象ではありません。
そのため、用件のみの短い通話であれば、すぐに電話を切るのなら電話に出ても大丈夫だと考えられています。
ただし、一緒に食事をしている相手に断ってから電話に出てくださいね。
また、小声で話し、お店の雰囲気を壊さないように注意しましょう。
レストランの外で電話をするときの注意点
レストランで食事中に携帯電話が鳴った時、1分以内で済む電話であれば、テーブル席で出ても構いません。
その場合は小声で用件だけ話し、一緒に食事をしている相手への配慮も忘れてはいけません。
しかし、通話が長くなりそうな場合は、一度レストランの外に出て電話に出る必要があります。
まず、席を立つ時は、相手に一言断ってからにしてください。
そして、外で電話をする際はレストランの入り口付近で話さないように注意しましょう。
レストランの外ならどこでもいいと考える人がいますが、出入り口付近はレストランに入ろうとするお客さんや、出ていくお客さんの邪魔になってしまいます。
ただでさえ携帯電話で話している人は目立つので、嫌でも目についてしまうものです。
食事を終えたお客さんは、良い気分が台無しになってしまう恐れもあるでしょう。
お店の外観の雰囲気を壊す原因にもなるため、少し離れた場所まで移動してから電話に出てください。
その時、レストランの外であっても声は小さめにすることもマナーですよ。
レストランで料理の写真はとってもいいの?
昨今、レストランの携帯電話のマナーの問題は、通話だけではなくなってきました。
それは、携帯電話のカメラによる「写真撮影」です。
SNSなどにアップするため、無断で料理の写真や、自分たちの写真を撮影する人が多くいらっしゃいます。
レストランでの写真撮影のマナーはどうなっているのでしょうか。
マナーの観点から見ると、基本的にレストランで食事中に写真を取るのは控えた方が良いでしょう。
美しく、おいしい料理を記録に残した気持ちは分かりますが、周りのテーブルからシャッター音が何度も聞こえてきたら、気になって食事に集中できませんよね。
また、こちら側がカメラに入ってしまっていないかも気になるところです。
どうしても料理を写真に収めたい理由がある場合は、お店の人に断ってからにしましょう。
OKが出たら、最低限の枚数だけ写真を取り、すぐに携帯電話をしまってください。
もし、記念日としてレストランを利用した場合、大切な人との食事の席を記念写真として残すのなら、お店の人も快く協力してくれるでしょう。
【携帯電話のマナー】カジュアルなカフェの場合はどうなの?
レストランでは食事中に電話が鳴ったら、基本的に1度外に出て電話に出ることがマナーだとお話ししました。
では、レストランよりもカジュアルなイメージが強い「カフェ」の場合はどうでしょうか。
日常的にカフェを利用する人は多いと思いますが、カフェで休んでいる時、電話がかかってきたらあなたはどうしていますか?
その場合「電話に出ている」という人が多いと思います。
しかし、カフェでの携帯電話の通話も基本的にマナー違反です。
カフェはコーヒーを楽しんだり、軽食をとったり、本を読んだりとのんびり過ごす場所です。
電話に出ることを目的としていない場所のため、携帯電話の通話は控える必要があります。
確かに一人でカフェで休んでいる時に、隣のお客さんが電話をしていたら、嫌でも声が聞こえてきて少し不快な気持ちになりますよね。
冒頭でもお話ししましたが、相手に不快な思いをさせないように意識するとマナーを守ることに繋がります。
カフェで携帯電話を弄るだけなら問題ありませんが、通話することは避けましょう。
レストランでは携帯電話の電源はオフに!通話は外に出るのが基本
レストランは食事と会話を楽しむ場所なので、携帯電話で通話をするとマナー違反と見なされます。
レストランでは携帯電話の電源を切り、都合が悪い場合はマナーモードにしておきましょう。
もし電話がかかってきた場合は、1分以内で済む電話以外は一度店の外へ出る必要があります。
その場合は店の出入り口から少し離れて、小さな声で話すように配慮しましょう。
レストランでマナー違反を起こさないよう、品格のある行動をしてくださいね。