ご飯の食べ方で印象が変わる?最低限のマナーを知っておこう
2020年02月04日食事は、生きていくうえで必要不可欠なものです。
一緒にご飯を食べる相手がいれば、食べ方やマナーにも気を付けるべきでしょう。
マナー違反をしていると、相手を不快な気持ちにさせるだけでなく、印象がガラッと悪い方向に変わってしまうこともあるからです。
そこで今回は、基本のマナーからやりがちなマナー違反について、詳しくお話ししていきます。
目次
ご飯の食べ方ひとつで印象が大きく変わる?
みなさんが、日常生活で必ず行うのが「食事」ですよね。
ご飯の食べ方ひとつで、周りの人に与える印象が大きく変わってきます。
意中の相手を初めてご飯に誘ったところ、マナーの悪い食べ方をしていてなんだかガッカリしたという人も少なくありません。
逆に、ご飯の食べ方が綺麗な人に惹かれるというパターンもあるようです。
ただ単に、ご飯を食べるという行為ですが、幼少期からのしつけや周りの家族を見て身に付くものなので、その人の育ちが垣間見えるという意見が多くあります。
幼少期にしっかりとしつけされて育ったんだな、家族もしっかりしているんだなという印象を受けるのは当たり前ですよね。
幼少期に正しいマナーを身に付けられなかったという人は、今からでも遅くありません。
食事中に意識することで、だんだんと改善できるはずです。
たったひとつの行動で、相手に悪い印象を与えないためにも、しっかりとマナーを身に付けていきましょう。
基本的なマナーを知ろう!綺麗な食べ方への第一歩!
難しいマナーを覚える前に、まずは基本的なマナーを知っておきましょう。
ここでご紹介するマナーは、一切難しい技術は必要ありません。
すぐにでも実践できるものなので、ぜひ今日から意識してみてください。
●挨拶をしっかりと
ご飯を食べる前と後には、挨拶をしましょう。
「いただきます」・「ごちそうさま」という挨拶は、マナーの良い人からすれば当たり前にすることですが、意外とできない人も多いものです。
綺麗な食べ方をしていても、基本の挨拶ができていなければ台無しです。
「いただきます」は、魚やお肉・野菜などの食材の命をいただきますという意味はもちろん、食材を育ててくれた人々への感謝の気持ちも含まれています。
「ごちそうさま」は、昔は馬などで走り回りながら食材を集め、お客様をもてなす料理などを作っていました。
そのような苦労をして、立派な料理を作ってくれた人への感謝を示します。
料理を作ってくれた相手に、しっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。
マナーを守ってご飯を食べよう!相手を不快にしない食べ方の基本
食事をしていて、相手が不快になってしまう食べ方をしている人も少なくありません。
難しいマナーを守れないという人がいても、多少は仕方がないかもしれませんが、ここでご紹介するものはマナー以前の問題です。
●必要以上に咀嚼音をたてない
くちゃくちゃという音をたてながらご飯を食べていませんか。
少しの咀嚼音は仕方がありませんが、口を開けながら食べると音が出てしまいます。
このような音は、とても不快な気分になるという人が多いです。
一緒にご飯を食べていて、食欲がなくなるという意見も少なくありません。
ご飯を食べる時は、しっかりと口を閉じて食べましょう。
また、口に食べ物が入っている状態でしゃべるのもマナー違反です。
●良い姿勢を意識する
ご飯を食べる時、肘をついている人も見かけます。
日本では昔、お膳に食事を並べて食べていました。
そのため、肘をつくという環境ではなく、現代でもそのような行為はだらしがない・行儀が悪いという印象を与えるのです。
しっかりと姿勢を正して食べれば、肘をつくこともありません。
最低限のマナー!こんな食べ方には要注意
●スマホをいじりながら
現代では、スマホの普及が著しいです。
大人のほとんどは、スマホを所有しているのではないでしょうか。
いつでもどこでもゲームを楽しんだり、調べごとをしたりと便利な反面、食事中にもいじっているという人は少なくありません。
そのような行為は、傍から見るととても印象が悪いです。
本来、正しいご飯の食べ方をしていれば、片手はお皿に添えているはずですよね。
周りの人々に不快感を与えるだけでなく、食事を摂っても満腹感が得られず、必要以上に食べてしまうという悪影響もあるようです。
相手がいる食事の場合は、会話を楽しむことも大切なので、なおさらやめておくべき行為でしょう。
●たくさん食べ残す
ダイエットをしていて、料理をたくさん残している人はいませんか。
基本的に、食事は綺麗に食べきるのがマナーです。
多少の好き嫌いや、どうしても満腹になってしまったという場合は仕方ありませんが、あまりにもたくさん食べ残しがあると良い気分はしませんよね。
外食の時は、自分が食べきれる分だけ注文しましょう。
意外とやりがち?ご飯を食べる時のマナー違反
ここでは、普段マナーに気を遣っているという人でも、意外とやりがちなマナー違反についてご紹介します。
●左右に割り箸を割る
割り箸を割る時に、左右にパキッと割っている人はいませんか。
この場合、隣に座っている人にぶつかってしまう可能性があります。
それだけでなく、縁起が悪いともされているため、避けるべきです。
割り箸を割る時は、左右ではなく上下に割りましょう。
●手を添えて口まで運ぶ
食べ物を口まで運ぶ時に、下に手を添えている人も少なくないのではないでしょうか。
一見、見た目は上品に見えるかもしれませんね。
しかし、このしぐさは実はマナー違反とされている行為です。
もし、汁気の多い食べ物を口に運ぶ場合には、懐紙を手に取って下に添えましょう。
これが、正しい食べ方です。
●おかずをご飯の上に置く
おかずを一口食べて、ご飯の上に置いている人も少なくありません。
そのようなことをすると、おかずでご飯が汚れてしまい、見た目が悪くなってしまうということからマナー違反とされています。
細かいマナーも知っておこう!NGマナーに気を付ける!
●箸を器の上に置く
食事中にお茶などを飲む時、一旦箸を置きますよね。
そのような場合、何の気なしにご飯などの器の上に箸を置いていませんか。
実は、この行為は「渡し箸」と呼ばれるマナー違反です。
箸を一旦置く際には、箸置きを使いましょう。
●ワサビを醤油に溶かす
お刺身などを食べる時、ワサビを醤油に溶かしている人も少なくないのではないでしょうか。
マナーとしては、ワサビは醤油に溶かさずにお刺身にちょこんと乗せて食べるのが正解です。
●目線が違う料理にいっている
料理を食べている時、次は何を食べようかなと、違う料理に目線を向けていませんか。
この行為は、「にらみ食い」といわれるマナー違反です。
今食べている料理を、じっくりと楽しみましょう。
これらのマナーは、意外と知らないという人も多いのではないでしょうか。
気にならないという人もいるかもしれませんが、上品にマナーの良い食べ方をしている分には、相手も気持ち良く食事を楽しむことができますよね。
食事を楽しむためには最低限のマナーを知っておこう!
食事のマナーは印象を大きく左右するということから、基本のマナーややりがちなマナー違反について、詳しくお話をしました。
食事は、生きていくうえで必要不可欠なものです。
一緒に食べる相手がいれば、普段よりも楽しい時間が過ごせるでしょう。
そのためにも、最低限のマナーは知っておくことが大切です。