ビジネスシーンで考える腕時計のマナーとは?選び方をご紹介
2020年02月04日ビジネスの場に身を置くなら、TPOに応じたマナーを守らなければなりません。
それは腕時計の着用であっても同様です。
この記事では、ビジネスシーンにおける腕時計のマナーとして、選び方やNG例をご紹介します。
最後に、ビジネスシーンで役立つ必須アイテムもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ビジネスシーンでは腕時計の着用が必須のマナー!
最初にお伝えすることは、ビジネスシーンで腕時計を着用しないことはマナー違反に当たるということです。
腕時計の大きな役割は時間の確認です。
時間を確認するという意味では、携帯電話やスマートフォンを使えば事足りると思う方もいるでしょう。
しかし、それらの機器を使ってあからさまに時間を確認するともなれば、相手に不快な思いをさせてしまうかもしれません。
それが取引先との大事な商談であれば、なおさらそのような失礼な行為は避けたいところです。
一方、腕時計ならどうでしょう。
目線をチラッとずらすだけで、相手に気付かれることなく時間を確認することができます。
着用する腕時計の印象によっては、信頼性を認められることもあるかもしれません。
また、腕時計は時間管理にも役立ちます。
常に身に着けておける腕時計なら、ひとつの仕事に対してどれだけの時間を費やすのか、頭の隅で考えながら効率よく動くことができます。
時間を意識しておくことで、大事な予定に遅れるという失態も避けられるでしょう。
「タイムイズマネー」という言葉もあるように、時間はお金と同等の価値を持ちます。
ビジネスシーンでの貴重な時間を失わないためにも、腕時計は必ず着用しておきましょう。
ビジネスシーンにふさわしい腕時計の選び方~3つの基本原則~
腕時計は、ビジネスシーンでのマナーとして必須のアイテムです。
とはいえ、どのような腕時計でもいいというわけではありません。
ビジネスでは、その場にふさわしい腕時計を着用することが大切で、それによって相手に与える印象も違ったものになるでしょう。
ここでは、ビジネスシーンにふさわしい腕時計の選び方として、基本となる3つの原則をご紹介します。
〈原則1:三針時計を選ぶ〉
三針時計とは、短針(時)、長針(分)、秒針の、3つの針で時間を刻む時計のことです。
ビジネスでは、この三振時計を選んでください。
秒単位までロスを減らす緻密さが、厳しいビジネスシーンを乗り越えるための手助けをしてくれるのです。
〈原則2:白無地盤を選ぶ〉
腕時計において見やすさは大切なポイントです。
腕時計の盤の種類によっては、瞬間的に時間を確認できなかったり、間違った時間で認識してしまったりということが考えられます。
見やすくビジネスにもふさわしいというなら、白無地盤の腕時計がおすすめです。
〈原則3:黒革のバンドを選ぶ〉
フォーマルな場であるビジネスシーンで腕時計を着用するなら、主張が強すぎない黒革のバンドを選んでください。
白無地盤と黒のバンドの組み合わせは、シンプルでいて使いやすいです。
マナーを守ろう!ビジネスで着用するスーツに合わせた腕時計選び
ビジネスシーンで着用するための腕時計選びは、先ほどご紹介した基本原則に加えて押さえておきたいポイントがあります。
それが、スーツに合った腕時計を選んでいるかということです。
ビジネスシーンでは、スーツを着ることが多いでしょう。
ビジネスマンの正装ともいえるそのスーツに合った腕時計を選ぶことが大切です。
まず、スーツと同レベルの腕時計を選ぶようにしてください。
腕時計の価格がスーツに比べて飛びぬけて高すぎると、印象が悪いだけでなく、マナーとしても適切ではありません。
そして、バンドの色はベルトや靴の色と合わせるとスーツ姿がおしゃれに見えます。
先ほどの基本原則を当てはめるなら、腕時計のバンド、ベルト、靴を黒で合わせるということですね。
原則から少し外れますが、落ち着いたダークブラウンで統一しても、それほど違和感はないはずです。
女性がビジネスで着用する腕時計はどうする?
現代のビジネスシーンで活躍しているのは、男性だけではありません。
女性の社会進出により、男性と同様に厳しいビジネスシーンを乗り越えていかなければならないのです。
それでは、女性が腕時計を着用するうえで、どのようなマナーを守ればいいのでしょう。
まず、大切な条件として、三針のアナログな腕時計を選ぶことです。
これは、男性であっても女性であっても変わりません。
しかし、白無地盤と黒革のバンドでは、少し硬い印象が目立ちます。
また、そのようなデザインは女性用のスーツに合わせにくいこともあるでしょう。
女性がビジネスで着用する腕時計のデザインは、少しファッション性をプラスしても構いません。
ただ、あくまでも「さりげなさ」が大切です。
主張の少ない色であれば、白無地盤と黒革でなくても、腕時計が悪目立ちすることはないでしょう。
ワンポイントとして、盤にさりげなくストーンが配置されている腕時計でも大丈夫です。
とはいえ、時間の確認がしづらいような腕時計は選ばないようにしてください。
マナー違反はダメ!ビジネスにおける腕時計のNG例
ここまで、ビジネスシーンで着用する腕時計の選び方をお伝えしてきました。
正しい選び方を知ることも大切ですが、反対に間違った選び方も知っておくと、よりマナー違反を犯す心配が少なくなるでしょう。
それでは、ビジネスでNGとなる腕時計の選び方をご紹介します。
▲デジタル仕様の腕時計はNG
腕時計の種類には、盤にデジタルな数字が表示されるデジタル仕様の腕時計がありますよね。
このデジタル仕様の腕時計は、ビジネスシーンでは避けた方がいいです。
なぜなら、見た目がカジュアルすぎることで、稚拙な印象を与えかねないためです。
▲上司よりも高価な腕時計はNG
入社したばかりの新人ビジネスマンであるなら、上司よりも高価な腕時計を着用するのは控えましょう。
ビジネスでは、上下関係をはっきりとさせることで信頼できる人間関係を培うことにもつながります。
しっかりとした信頼関係を結ぶことで、ビジネスもスムーズに進められるはずです。
腕時計だけではない!ビジネスシーンでの必須アイテムは?
ビジネスシーンで欠かせないアイテムとして腕時計をご紹介してきましたが、それ以外にもマナーとして、そしてビジネスマンとして欠かせないアイテムがあります。
腕時計も含めて、基本的な10個のアイテムをご紹介しましょう。
・腕時計
・スーツ
・シャツ
・ネクタイ
・シューズ
・ハンカチ
・バッグ
・財布
・手帳
・名刺入れ
身につけるものに関しては、清潔感を大切にしてください。
また、ご自身の雰囲気や体型に合ったものを選ぶといいでしょう。
色とサイズ、デザインに注目して、ビジネスシーンにふさわしいスタイルを手に入れてください。
小物であれば、シンプルでいて使いやすいものがいいです。
バッグ・財布・手帳・名刺入れは、黒を選んでおくと間違いがないでしょう。
意外と忘れられることが多いのがハンカチです。
ハンカチは濡れた手を拭いたり、汗を拭いたりと、さまざまな場面で活躍してくれます。
ハンカチがなければ、濡れた手を大きく振って水を飛び散らせることにもなりかねません。
ビジネスシーンでは、人が見たときにマナー違反と受け取られるような行為は、避けるようにしてください。
3つの基本原則を守った腕時計選びをしよう!
ビジネスで着用する腕時計を選ぶなら、3つの基本原則を守ってください。
3つの基本原則とは「三針時計を選ぶ」「白無地盤を選ぶ」「黒革のバンドを選ぶ」です。
この3つの原則に加えて、デザインや価格にも気を配りましょう。
ビジネスシーンでマナー違反とならない腕時計選びをしてください。