結婚式の引き出物!両親・兄弟姉妹・親族の分も用意するの?
2020年03月02日結婚式を挙げるとなれば、悩むことの1つに引き出物が挙げられます。
基本的にご祝儀をいただいた方々に贈りますが、家族や親族の分も用意しなければいけないのでしょうか。
今回はそんな家族や親族への引き出物についてお話をしていきます。
家族と親族では引き出物を贈る基準に違いがあるため、ぜひ参考に見てみてください。
目次
結婚式の引き出物!両親の分も用意しなくてはだめ?
結婚式を挙げることになれば、引き出物についても決めてなくてはなりません。
元々は「宴席のお土産」だった引き出物は、いつからか「お祝いのお返し」という意味合いに変わりました。
結婚式に出席してくださった方々へ、ご祝儀をいただいたお返しとして、引き出物を贈ります。
そのような引き出物ですが、花嫁・花婿の家族や親族の分は用意するべきなのでしょうか。
結婚式に来てくれたとはいえ身内ですから、お祝いのお返しをするべきなのか悩むかもしれません。
はじめは両親について見ていきましょう。
両親に引き出物を贈るかどうかは、
▼結婚式の費用を援助してくれたか
▼招待状の差出人に親の名前を入れたか
で違ってきます。
もし、結婚式の費用を援助してくれたり、招待状に親の名前を入れたりしたら、両親は結婚式の主催者側になります。
この場合は、両親に引き出物を用意する必要はないでしょう。
反対に、結婚式の費用はすべて自分たちで用意し、招待状も花嫁・花婿の2人だけの場合は、両親は主催者側でなくゲストとなりますので、引き出物を贈るのが一般的です。
結婚式の演出の1つ!「両親ギフト」で贈る場合も!
結婚式の引き出物を、家族や親族の分まで用意するか悩む場合もあるでしょう。
両親は、結婚式の主催者なのかゲストなのかを判断し、主催者側の場合は引き出物を用意しなくても大丈夫です。
とはいえ、今まで育ててくれた感謝の気持ちとして、何か贈りたいと考える花嫁・花婿も多いのではないでしょうか。
近年では引き出物を贈らない代わりに、花嫁の手紙の演出とセットで、「両親ギフト」を行う方々が増えています。
両親ギフトとは、花嫁・花婿から記念品をプレゼントする、結婚式の演出の1つです。
よく花束が贈られていますが、ほかにもおすすめのものがあります。
遠方からくる両親の場合は、生花の花束を贈っても持ち帰るのが大変かもしれません。
持ち帰りもしやすく、長い期間美しく飾っておけることで、近年はプリザーブドフラワーも人気です。
また、花嫁・花婿がうまれたときの体重でつくられた「ウエイトドール」もおすすめです。
ほかには、アルバムやフォトフレーム、ネームインポエムなどを贈っても良いですね。
両親の心に残る記念品を、プレゼントしましょう。
兄弟姉妹は未婚か既婚かで判断しよう!
次は、兄弟姉妹の引き出物についてお話ししていきます。
兄弟姉妹の分の引き出物を用意するかは、彼らが未婚・既婚かで変わります。
未婚であれば、両親と同一世帯とみなされるので、引き出物を用意しなくてOKです。
しかし既婚の場合は、両親とは別の1世帯とみなされます。
そうなれば、兄弟姉妹分の引き出物を用意する必要がありますので、まずは兄弟たちが未婚・既婚であるかで判断しましょう。
ただし兄弟姉妹が未婚の場合でも、両親とは別にご祝儀をくれることもあるでしょう。
その場合は引き出物を贈ることになりますが、こればかりは結婚式当日にならないと分かりませんよね。
兄弟姉妹の分まで引き出物を用意していなければ、後日何かプレゼントを渡したり、新婚旅行のお土産をプレゼントしたりして、感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。
両親、兄弟姉妹の引き出物についてお話ししてきましたので、次の項では親族の引き出物についてお伝えします。
おじ・おばなどの親族に引き出物は用意するべき?
おじ・おば、いとこなどの親族も、結婚式に招待することが多いですよね。
ここでは、親族の引き出物についてお伝えします。
おじ・おばやいとこが結婚式の主催者側ということはまずないでしょうから、基本的には引き出物を用意することになるでしょう。
ただし、両親や兄弟姉妹以外の引き出物については、「招待状」を基準に考えます。
まず、招待状1枚につき用意する引き出物は1セットです。
そして結婚式の招待状は、1世帯につき1枚とされています。
そのため、もしおじ・おば、いとこ(未婚)の1世帯を招待する場合、送る招待状は1枚です。
招待状が1枚なので、用意する引き出物も1セットです。
おじ、おば、いとこそれぞれに1セットずつということではありませんので、ご注意ください。
万が一、招待状1枚でも、いとこから個別にご祝儀をいただいた場合は、兄弟のときと同様に、後日何かしらのプレゼントを贈りましょう。
また、いとこが既婚している場合も兄弟のときと同じく、おじ・おばとは別の1世帯とみなされるので、例え住んでいる家が同じでも招待状は別で送ります。
招待状が別なので、当然引き出物もおじ・おばで1セット、いとこ家族で1セットと、別で用意が必要です。
親族へ贈る結婚式の引き出物!親への相談も忘れずに
親族への結婚式の引き出物に関しては、注意すべきことがあります。
どんな注意点があるかというと、それまでずっと続いてきた、親族間の決まった習わしがあるかもしれない、ということです。
それがあるかを確認するためにも、引き出物に何を贈るかを決める前には、両親に相談することをおすすめします。
決まった習わしがある場合、相談する点としては、
▼引き出物の中身に決まりがあるか
▼引き出物の価格はどれくらいか
▼引き出物の品数をいくつにするか
▼引き出物を贈る単位をどうするか(例:夫婦で1セット、1世帯で1セット)
などを確認しておくと良いでしょう。
何となく決まっていることもありますから、親族間のルールがあればそれに従ったほうがベターといえます。
また、お住まいの地域によっては、地域の風習がある場合もあります。
地域の風習の場合は、おじ・おばなどの親族だけでなく、家族の引き出物にも決まりがある場合もありますから、事前に両親に確認しておくと安心です。
親族ごとに贈り分けする場合は要注意!
親族への結婚式引き出物については、もう1つ注意しておくべきことがあります。
近年の結婚式では、ゲストごとに引き出物の中身を変える、贈り分けが増えてきています。
「ご祝儀の金額で品物を変えたい」や「ゲストごとにぴったりの引き出物を贈りたい」などから、引き出物を贈り分けするようになってきました。
もし親族同士でも贈り分けをする場合は、引き出物の差が出ないように注意が必要です。
あからさまに一方の引き出物のサイズが大きすぎてしまうと、小さいほうの引き出物をもらう人は複雑な気持ちになり、あまり良い気持ちにはならないかと思います。
そのため、カタログギフトのようにサイズの違いが少なく、引き出物の品数も同じにするようにし、スマートに贈り分けすることが大切です。
状況に応じて引き出物の贈り方を変えよう!
結婚式を挙げるとき、家族や親族に引き出物を贈るべきかで悩むかもしれません。
両親は主催者側ではなく、ゲスト側のときには引き出物を用意しておきます。
兄弟は未婚・既婚かで判断し、既婚の場合は両親とは別で引き出物を用意します。
おじ・おば、いとこにも引き出物を贈りますが、同一世帯の場合は1セットでOKです。
万が一親族間で引き出物の中身を変える場合は、サイズ感や引き出物の品数は同じになるようにし、スマートに贈れると良いでしょう。